味わい、焼ける時の香りと音……銘柄牛の美味しさを五感で堪能できる！
「ニュー松坂」は、1956年に大阪で創業した鉄板焼き店。長く信頼されている老舗とあって、全国で奪い合いとなっている松阪牛と神戸ビーフも安定的に仕入れることができます。いつ訪れても、松阪牛と神戸ビーフを食べられるなんて鉄板焼き店は、実はあまりないんですよね。
そんな名店が、2021年7月に六本木にオープンして東京初進出を果たすと、ほかの鉄板焼き店とは文字通り“ひと味もふた味も違う”と、瞬く間に評判が広がります。そして2022年11月10日、新宿高島屋タイムズスクエアに満を持して開店したのが、今回ご紹介する東京・第2号店です。
そんな名店が、2021年7月に六本木にオープンして東京初進出を果たすと、ほかの鉄板焼き店とは文字通り“ひと味もふた味も違う”と、瞬く間に評判が広がります。そして2022年11月10日、新宿高島屋タイムズスクエアに満を持して開店したのが、今回ご紹介する東京・第2号店です。
▲ 眺望も楽しめるカウンター席。
まずエントランスを入ると、扇形の鉄板焼きカウンターが左手にあります。でも、最初の来店でオススメなのは、右手奥のカウンター席。バックが一面ガラス張りになっていて、東京スカイツリーなど東京東部の景色を一望できるんです。ふたり並んで鉄板焼きを食べるだけでもテンションが上がりますが、パノラミックな夜景までいただけるとあれば、さらに気分がアガることは間違いありません！
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▲ 店内には鉄板焼きコーナーがもう１箇所ある。
▲ 鉄板のないソファ席は落ち着いた雰囲気。
▲ プライベートな時間を楽しむなら個室がオススメ。
▲ 店内には鉄板焼きコーナーがもう１箇所ある。
▲ 鉄板のないソファ席は落ち着いた雰囲気。
▲ プライベートな時間を楽しむなら個室がオススメ。
また、テーブル席や個室もあるので、ちょっとした人数での会食やファミリー利用など、デート以外でも活用できそうですよ。
▲ コースが始まる前に、調理される和牛がプレゼンされる。
そして、肉好きカップルにオススメなのが、10品前後が提供される「和牛づくしコース」（1万3200円〜／税込み）。その名の通り、和牛をつかった料理のオンパレードで、とっても贅沢です。メインのお肉はもちろんのこと、寿司やサラダ、ハンバーグや“シメの食事”でと、さまざまな料理で和牛を堪能できるんです！ 全部で300グラム以上もたっぷりと和牛を味わえるので、ボリューム的にも大満足な構成となっています。
▲ 「ニュー松坂名物 白菜のソテー」
最初に供される「和牛サーロインの炙り寿司」の次に登場する、名物・白菜のソテーにもご注目。白菜って、炒めると甘味が引き立ってとても美味しいですが、なぜか鉄板焼きではあまり使われていません。でも「ニュー松坂」では、シグネチャーメニューにまで昇華されているんです！
白菜は塩胡椒と白ワインでシンプルに調えられていて、その甘味がグンと引き立ちます。さっと強火でソテーしているので、シャキシャキとしてみずみずしい。鉄板焼きに通い慣れた方にも、新しい発見がある一品ではないでしょうか。
白菜は塩胡椒と白ワインでシンプルに調えられていて、その甘味がグンと引き立ちます。さっと強火でソテーしているので、シャキシャキとしてみずみずしい。鉄板焼きに通い慣れた方にも、新しい発見がある一品ではないでしょうか。
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▲ 「鉄板で焼きあげる和牛のタタキ～サラダ仕立て～」
“鉄板焼きのサラダ”というと箸休め的な感じで、シンプルでアッサリめなものが定番ですが、「鉄板で焼きあげる和牛のタタキ～サラダ仕立て～」は、“和牛づくし”に違わず、サラダなのにびっくりするくらい肉々しいではありませんか！
グリーンサラダには、直火でタタキ風に仕上げた神戸ビーフのモモ肉がたっぷりとのっています。ガーリックチップが添えられていて、食べ応え満点。神戸ビーフ自体は脂ノリノリですが、部位別でみるとモモ肉は脂控えめ。表面もパリっとしてメリハリがあるので、食後感は軽やかです。
グリーンサラダには、直火でタタキ風に仕上げた神戸ビーフのモモ肉がたっぷりとのっています。ガーリックチップが添えられていて、食べ応え満点。神戸ビーフ自体は脂ノリノリですが、部位別でみるとモモ肉は脂控えめ。表面もパリっとしてメリハリがあるので、食後感は軽やかです。
▲ 「黒毛和牛のハンバーグ」
「黒毛和牛のハンバーグ」はランチで人気なので、ディナーにも組み入れられた一品。挽肉はあえて粗挽きにはせず、細かく挽いて繊細なテクスチャーに。タマネギ、卵、パン粉を合わせて焼き上げたハンバーグは、黒毛和牛のジューシーな旨味たっぷりです。
下に敷かれたモヤシはシャキッとしていて、歯応え抜群。ハンバーグの脂を吸っていて、これがまた癖になる美味しさなんですよ。
下に敷かれたモヤシはシャキッとしていて、歯応え抜群。ハンバーグの脂を吸っていて、これがまた癖になる美味しさなんですよ。
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せっかくなら、最高級の希少部位を彼女とシェアしたい♡
鉄板焼きで最大の魅せ場と言えば、やっぱり迫力満点のフランベですよね！ コチラでは炎を上げるタイミングを教えてもらえるので、映えるシーンを見逃すなんてこともありません。東京のきらびやかな夜景を背景に、ダイナミックな火柱がバッと立ち上がれば、デートが盛り上がること必至です。
▲ 神戸牛シャトーブリアン（70g＋1万1000円）と、神戸牛ステーキ（ロース100g＋8800円）
メインの和牛は８種類のなかから選びます。デートではふたりで別々のお肉にすることがオススメです。“半分ずつシェアしたい♡”と伝えれば、ちょうどいい具合に取り分けてもらえますよ。ぜひ2種類のお肉を仲良く食べ比べてみてくださいませ。
今回は、神戸ビーフのシャトーブリアンと、神戸ビーフのロースをセレクト。シャトーブリアンは驚くほどに柔らかく、和牛香が上品。ロースはしっかりとしたテクスチャーで、脂の佳味を存分に賞味できます。コンディメントはワサビ、カンボジアの生胡椒、イギリスのマルドン塩、ヒマラヤ岩塩とバラエティに富んでいるので、味変も楽しんでくださいね。
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▲ 「黒毛和牛のだし茶漬け」（＋770円）
シメは、白米かガーリックライスかという二択の鉄板焼き店が多いなか、なんと5種類から選ぶことができます。特に珍しいのが、アップグレードでいただける「黒毛和牛のだし茶漬け」。こま切れの黒毛和牛がのせられていて、出汁がお肉にもご飯にも浸透し、滋味深くもさっぱりといただける一品です。刻みネギや海苔、アラレといった脇役たちも良いアクセントになっています。
最後まで和牛を堪能できちゃうなんて、肉好きな方にとってこんなに幸せなことはありませんよね！
最後まで和牛を堪能できちゃうなんて、肉好きな方にとってこんなに幸せなことはありませんよね！
▲「マグノリア・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2017」
これだけ美味しい和牛をいただけるとなると、当然のことながらお酒を欲してしまいます。和牛を知り尽くした「ニュー松坂」なら、お肉にぴったりなマリアージュを提案してくれるので、それに乗っちゃうのがオススメです。
例えば「マグノリア・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2017」は、骨格がしっかりとした、ちょっとスパイシーな赤ワイン。メインの黒毛和牛に負けず、和牛の妙々たる味わいを底上げしてくれます。
例えば「マグノリア・ヒル カベルネ・ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2017」は、骨格がしっかりとした、ちょっとスパイシーな赤ワイン。メインの黒毛和牛に負けず、和牛の妙々たる味わいを底上げしてくれます。
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▲ 「田中六五 糸島産山田錦純米 生」
日本酒もラインナップ。コチラの「田中六五 糸島産山田錦純米 生」は、さわやかなフルーティー感と柔らかな香りで、米の旨味がギュッと凝縮された味わい。フレッシュな野菜や和牛のタタキに寄り添います。
彼女と隣同士に座って一緒に和牛を体験できる鉄板焼きは元来、デートにはぴったり。その点、「ニュー松坂」なら一流の銘柄牛や息を呑むパノラマビューを堪能できるので、グッと距離を縮めたい恋の接近戦にぜひお使いくださいませ。
■ ニュー松坂 新宿店
住所／東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-24-2 新宿タカシマヤタイムズスクエア14F
営業時間／ランチ11:00〜15:00（CLOSE）・ディナー17:00〜23:00（CLOSE）、土日祝11:00〜23:00（CLOSE） 不定休
お店の詳細はコチラから
●料金／「和牛づくしコース」1万3200円〜
予約・お問い合わせ／TEL03-5990-2873
■ 東龍（グルメジャーナリスト）
1976年台湾生まれ。テレビ東京『TVチャンピオン』で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。
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