桜の開花前に急げ！ 京都の最旬ステイ３選

冬の間着ていたダウンジャケットをそろそろ脱ぎたくなってきました。春はもうすぐそこまで来ている……と思えば、急にムラムラと行きたくなるのが京都。「そうだ、京都行こう」。桜のシーズンは京都が最も混む季節ですので、3月のお彼岸（21日）くらいまでが狙い目です。

そこで本記事では、いまの京都で注目を集めている最旬ステイ先3選をご紹介。最高のロケーションなのに一歩入れば静謐な空間が広がる「パークハイアット京都」、暮らす気分で滞在できる「MAANA KIYOMIZU」、レストランメニューを一新して食事も楽しみな「HOTEL THE MITSUI KYOTO」……三者三様の魅力を味わってはいかがでしょう？

「パークハイアット京都」の開業は2019年。新宿以来、25年ぶり2軒目のパークハイアットとあって、その気合の入り方も推してしるべし。高台寺に隣接し、清水寺へと至る二寧坂のふもとという絶好のロケーションはVery Kyotoなのですが、一歩入るとその内部はVery Park Hyattという……和の象徴とも言える古都から洋の洗練された空間へと、シームレスに流れ、非日常へと没入していく作り方は流石というほかありません。

以前の「旅」は、「非日常」でした。その旅のために数日寝不足になりながら仕事を終わらせ、晴れ晴れとした気分で旅立ったものです。でも、今の「旅」は日常の延長に過ぎない、言わば「亜日常」*。旅支度にPCとケーブル、その時々の資料や書類は欠かせず、ホテルを選ぶときも部屋からの眺望などは気にしません。まずチェックするのはPC作業ができるデスクはあるか、そしてもちろんWi-Fi環境は整っているか、です。

そんな"亜日常"の旅にぴったりの滞在先が2022年夏に開業していた、「MAANA KIYOMIZU(マーナ清水）」。京都国立博物館や三十三間堂にほど近い閑静な住宅街に佇む宿です。一棟貸しなので、一夜の宿というより、束の間京都に住んでいるような気分を味わえるゲストハウスでした。

「HOTEL THE MITSUI KYOTO」はホテル内シグネチャーレストラン「都季（TOKI）」のコンセプトを刷新し、イノベーティブ京都フレンチのレストランとして22年10月にリニューアルにオープン。京都の「水」にインスピレーションを得て、「フォン=出汁」をコンセプトに据えた新コースは、コースの随所で使用される野菜出汁、魚だ出汁、肉（鴨）出汁を感じることができるスナック3種から始まる全12品のコース（1万8500円）。

ホテル内でゆっくりと食事を楽しむという、オトナの余裕を感じさせる京都ステイ……これまたおすすめです。