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2023.04.06

美人もきっと好きになる♡ 岩手県最古の酒蔵の日本酒はコレ!【前編】

古今東西、男女のコミュニケーションにおいて、お酒は欠かせないツール。舌の肥えた彼女を唸らせるなら、いま注目の日本酒なんて、いかがでしょうか? 岩手県最古の酒蔵として名高い「菊の司酒造」を訪れて、デートにも最適な高品質で美味しい日本酒を取材しました。

CREDIT :

写真/椙本裕子 写真提供/菊の司酒造 文/LEON.JP編集部

最新設備と熟練職人の技で生み出す珠玉の日本酒

菊の司酒造 無濾過生原酒「innocent - 無垢 -」
▲ 「菊の司酒造」の数あるラインナップのなかでも注目されているのが、無濾過生原酒「innocent - 無垢 -」シリーズ。火入れをせず、低温発酵させた搾りたてのフレッシュな日本酒の味わいを楽しめる。
突然ですが、モテる日本酒って何でしょう? 大切な女性を自宅に招き、振る舞うお酒の選択肢に日本酒を入れてこられなかった方へ。例えば、その一本が出来上がるまでのストーリーや作り手の想いを知り、彼女と一緒に淡麗なる飲み口とともにシェアできるならば、それはかえって新鮮な体験になるに違いありません。

ふたりのためのコミュニケーションツールになる──今回は、そんな日本酒をご紹介します。
2023年3月末現在、日本全国で稼働している酒蔵は1164軒。年々、国内における消費量が減少傾向の一方で海外での人気は右肩上がりであり、変化が激しい情勢に合わせて各社がシノギを削っています。歴史のある酒蔵ほど、伝統を守りながらも、いかに新しい顧客を獲得するための戦略を打ち出していくかが問われるわけですが、取材でお邪魔させていただいた「菊の司酒造」は、その先駆的な存在と言えましょう。
菊の司酒造
▲ 2022年11月に竣工したばかりの「菊の司酒造」の新社屋。所在地の雫石町は、小岩井農場やグランドセイコーのマニュファクチュールがあることでも知られている。
創業1772年の岩手県最古の酒蔵でありながら、昨年11月に同県の雫石町に新社屋・工場を竣工させたコチラ。同業者が見学に来るほどの最先端の設備や技術を駆使しつつ、長年培ってきた職人技と融合させながら、国内外のさまざまなニーズに合わせた日本酒造りに励んでいます。
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菊の司酒造 御所湖
▲ 岩手山の麓に広がるダム湖、御所湖。「菊の司酒造」の新社屋が位置する市街地から程近い自然豊かな景勝地だ。
日本百名山の一つ、岩手山の玄武岩に磨かれた清澄な伏流水と、「結の香」や「ぎんおとめ」といった全国的にも名の知れた地元産の酒米を原料米の90%以上使用するなど、地の利を生かした「菊の司酒造」の日本酒は、国内外の鑑評会で数々の金賞や優等賞を受賞しており、その品質の高さはお墨付き。
菊の司酒造
▲ 酒米は、地元の契約農家さんと一緒に栽培にも取り組んでいる。
菊の司酒造
▲ 精米された酒米。所々に旨味の素、白っぽい心白(しんぱく)が見える。
菊の司酒造
▲ 一回で約1.5トンもの蒸し米を発酵室に移動させることが可能な大型機械も導入。
「洗米から出荷まで、生産工程は“ひと筆書き”のようにスムーズなんです」という、今回ご案内いただいた社長室・室長の山田さんの言葉通り、最新設備が整った工場内の動線はまったく滞ることなく、最大の効率性を引き出すために工夫されていることが見て取れます。

一方で、熟練の蔵人による繊細な技術でしか成し得ない部分は手仕事で行うというハイブリッドな生産体制こそ、先にも述べた「菊の司酒造」のハイクオリティな日本酒造りのベースとなっていますが、コチラのお酒が美味しい理由は、細やかな品質管理にもあります。
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新タンクの導入で、いつでもフレッシュなお酒提供が可能に

菊の司酒造
▲ 微妙な温度調整も可能な新型のサーマルタンク。
菊の司酒造
▲ 日本酒ができる前段階の発酵した液体、もろみ。
製品そのものだけでなく、生産過程においても温度管理が日本酒の風味を左右します。「菊の司酒造」の新工場では、原料である米・米麹・酒母・仕込み水を混ぜ合わせ、発酵させた“もろみ”を貯蔵する「サーマルタンク」も細かい温度調整が可能となり、一年中お酒作りができるように。

また、一般的な活性炭素による酒質の矯正は行わず、もろみを丁寧に管理することにより、原酒本来の澄んだ風味を醸成しています。
菊の司酒造
▲ 瓶詰めしたばかりの無濾過生原酒「innocent - 無垢 -」。
もろみの上槽(絞り)後は、タンク貯蔵ではなく速やかに瓶詰めし、貯蔵。酸化や温度変化による劣化を最小限に抑えています。
菊の司酒造
▲ 出荷前の製品がストックされた冷蔵庫。
さらに、温度帯別の冷蔵庫と冷凍庫を完備するなど、日本酒の鮮度を保ったまま出荷する体制も整える徹底ぶりです。
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菊の司酒造
▲ 店内は贈答品に最適な高級ラインから、普段飲みにぴったりなラインまで幅広く揃っている。
菊の司酒造
原料の入荷から製造・出荷まで、一貫して丹精を凝らしている「菊の司酒造」の日本酒造り。工場に隣接した店舗には、社長室・室長の山田さん(写真左から2番目)が持つシグネチャーの「菊の司 純米大吟醸 結の香仕込み」をはじめ、代表的なラインナップが並びます。
菊の司酒造
▲ 半世紀を超えて、国内外のファンに愛され続けている名酒「七福神」も要注目です。
日本酒は精米の削り具合などによってコクや切れ味に違いが生じ、バリエーションがとても豊富。各製品に表示されている「日本酒度」の数値が高いほど辛口、低いほど甘口となるので、お家デート用に手に入れるのでしたら4合瓶(720ml)のほうを数本取り寄せて、彼女のお好みがどれか目星を付けておくと良さそうですね。

和食以外のお料理との相性も良く、その一例を【後編】にてお伝えいたします!
菊の司酒造

■ 菊の司酒造

所在地/岩手県岩手郡雫石町長山狼沢11-1

お問い合わせ/TEL019-693-3330

詳しくはコチラ

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