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2023.04.30

日本橋の外れに接待にもデートにも使える“外さない”イタリアン、発見!

発展著しい日本橋南端エリアで、会食や接待、デートにと、さまざまな用途で利用できる、イタリア料理店を見つけちゃいました。その名は「Ringraziamento(リングラツィアメント)」。イタリア語で“感謝”を意味する同店は、ミラノの3つ星レストランで、日本人初のメインシェフを担当したオーナーシェフが手がける本格派。アドレスに加えておいて損はないですよ!

CREDIT :

文/長谷川あや 写真/椙本裕子 編集/森本 泉(LEON.JP)

Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
美味しい店は星の数ほどありますが、コネがないと予約が取れない店や、予約が取れても数カ月先なんて店は、やっぱり現実味がありません。モテるオヤジが知っておくべきは、比較的予約が取りやすく、使い勝手がよく、そして、もちろん美味しい店。

再活性化が目覚ましい日本橋兜町・茅場町エリアに店を構える「Ringraziamento(リングラツィアメント)」も、そんな一軒です。イタリア語で“感謝”を意味する同店が位置するのは商店街から外れた静かな通りに面した地下1階。螺旋階段を降りていくアプローチもドラマティックで「これから美味しいものを食べるぞ~」というスイッチが入ります。

出迎えてくれたのは、オーナーシェフの佐野文重さん。日本のイタリア料理店で経験を積み、その後、イタリアへ。5年間在住し、イタリアで2番目にミシュラン三つ星を獲得した「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ・ミラノ 本店」では、日本人で初めてメインディッシュを担当しました。
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
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「自由度の高いイタリアは僕の性に合っていました」と語る佐野シェフですが、家庭の都合で帰国。東京で「アミーチ・ラ・ジェンマ」、「バッコベッキオ」などの立ち上げに携わった後、2015年11月、茅場町駅からも人形町駅からもほど近い現在の場所に、満を持して「Ringraziamento」をオープンしました。

ホールを担当するスタッフはいますが、厨房を担当するのは佐野さんただひとり。4種類のおまかせコースを提供しており、「日本全国の旬の食材を取り入れたイタリアン」をコンセプトに掲げています。
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
▲ オーナーシェフの佐野文重さん。
「2万円のコースをオーダーする方が多いのですが、1万5000円のコースでも十分ご満足いただけると思いますよ!」と佐野シェフ。いいですね~、そういう気さくなところ。お店の落ち着いた雰囲気の割に本人はいたってフランクで話好き。お客様相手についつい話し込んでしまうことも多いのだとか。

そんな佐野シェフですが、料理はとっても繊細です。例えば、この日の魚料理は、「舌平目のロトロ ヴァポーレ シャンパンビァンコソース」。ロトロとは、イタリア語で「巻く」という意味で、パスタ、魚、肉、さまざまな素材で用いられる料理法ですが、手間がかかるせいか、目にする機会はそう多くありません。
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Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
▲ 「舌平目のロトロ ヴァポーレ シャンパンビァンコソース」。
こちらは、サーモンのムースを舌平目で巻いて、蒸した(ヴァポーレ)もの。魚のフィメと白ワインを使って作る(フランス料理で言うところの)ヴァンブランソースを贅沢にシャンパンで作り、さらにイクラを乗せ、塩味のアクセントを加えました。下に敷いているのは旬のアスパラ。野菜もたくさん食べられます。
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
▲ 「鴨肉の瞬間スモーク仕立て 熟成バルサミコで」。
肉料理は「鴨肉の瞬間スモーク仕立て 熟成バルサミコで」。鴨肉は、約1週間、マリネにした後、150℃で約20分火を入れ、スモークをかけ、冷燻(30℃以下で熟成)します。提供時には、2、3分、オーブンで温めてゲストのもとへ。鴨肉の下には、ラタトゥユが敷かれていましたよ。……コレ、手間も時間もすご~くかかってません⁉

「鴨が苦手という方って、けっこういらっしゃるでしょ? マリネして冷燻してハムに近い状態にすることでクセがなくなり、食べやすくなります」

丹精込めて仕上げられた鴨は野性味を微かに残しながらもたおやかで、芳醇な香りとまろやかな酸味を持つバルサミコのソースとも良く合います。
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Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
「これらの料理に限ったことではありませんが、食べ飽きないように食感や味わいを工夫しています」と佐野シェフ。いただいた料理にも酸味があったり、ポロネギのトロリとした食感があったりと、口に運ぶたびに、異なる味わいや食感が楽しめ、ワクワクします。ソースにも手がかかっていて、「これって、フランス料理では?」なんて疑問を持つ人も出てきそう。

「ハハハ、確かにウチをフランス料理店だと思っているお客さんも多いんです」と佐野シェフが言うように、とあるレストラン予約サイトでは、「モダンフレンチ」にカテゴライズされていました。
「フランス料理のようにソースを大事にしていますが、基本的にはイタリアンの基本である素材を重視しています。最高の素材を、最高の状態で食べていただきたいと考えています」

ほほう、それって、イタリアンとフレンチのいいところ取りってことじゃないですか! ちなみに、今回いただいた平目と鴨は青森から取り寄せたものだとか。
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
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アラカルトはなく、コースのみ提供している理由について、佐野シェフは、「イタリア人のシェフは、素材によって毎日、料理を変えるなど、とっても自由。そもそもメニューを用意していないレストランも少なくありません。『今日は可愛い子がいるから気合いを入れよう!』なんてシェフもいます(笑)。僕もそういった自由さを取り入れたいなと考えています」と。ゲストの年代やワインの飲み方を見て、調理法や味付けにも変化を持たせているそうです。

「コースを通してお楽しみいただけるように、前菜には香草を使ってアロマの香りを付けるなど、全体の流れの中で味の強弱を付ける工夫をしています。温度も大切にしています。お客さまにはやはりいちばんいい状態で召し上がっていただきたいですからね」
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP
といってもボリュームが少ないわけじゃありません。

「若い頃、ポーションが小さいお店のコースではお腹が満たされず、店を出た後、ラーメン屋に直行したこともありました(笑)。それは申し訳ないので避けたいところです。しっかり満足できるボリュームで、最後まで美味しく食べていただける量と構成を意識しています」
さらに、佐野シェフはこう付け加えます。それも、とても楽しそうに。

「気楽に楽しく食べていただきたいです。どんどんわがままを言ってください!」
シェフとやりとりしながら自由気ままに楽しむイタリアン、彼女も絶対喜んでくれますよね⁉
Ringraziamento リングラツィアメント  LEON.JP

Ringraziament(リングラツィアメント)

住所/東京都中央区日本橋小網町9-6 NSTビル B1
営業時間/【ランチ】月~土曜11:30~15:00 (LO 13:30)、【ディナー】月~金曜18:00~23:30 (LO 21:30)、土曜 17:30~23:00 (LO 21:00)
※ランチは予約のみの受付
定休日/不定
※日曜・祝祭日は予約のみの対応
料金/デグスタッションコース 1万5000円、テイアラコース 2万円、オリジナーレコース 2万3640円、スペシャルフルコース 2万8000円(税・サービス料別)
HP/https://ringraziamento.com/
TEL/03-6231-0578 (電話受付14:00~17:00)
MAIL/info@ringraziamento.com
※イタリアワインを中心としたワインリストも充実しています。佐野シェフが「絶対お得です」と太鼓判を押すペアリングメニューもお見逃しなく。

【この記事を読んだ方だけに特別サービス!】
LEON.JPの記事を見たと言って電話で事前予約した方限定で、デグスタィオーネコース 1万6500円(税込)+イタリアワイン5種のペアリング 6600円(税込)、計2万3100円(税込)を1500円割引の2万1600円で提供します。
※他の媒体の併用不可。来店後の割引利用不可。お店のイベントなどの場合も利用不可となります。

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