2020.05.08
VOL.01 「ヴァンナチュールは“ジャケ買い”で」
最近話題の「ヴァンナチュール」の嗜み方とは?
「ぐるなび」のエディトリアル・プロデューサーとして超高級から庶民派まで全方位にわたる豊富な食体験を誇る業界の“グルメ番長”松尾 大さんが、食のトレンドを押さえつつ、新たなグルメの楽しみ方をご提案する連載です。
- CREDIT :
文/松尾 大 イラスト/東海林 巨樹、林田秀一
■Theme01 「ヴァンナチュールは“ジャケ買い”で」
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そんなヴァンナチュールは、気軽に飲むのがいい。金魚鉢みたいなデカいグラスでぐるぐる回しながら飲むんじゃなくて、いっそデュラレックスで飲むくらいが気分。最初は軽すぎる(アルコール度が低いとは限らないです)とか独特の香りがするとか、違和感を覚えるかもしれないですが、ハマったらカラダも楽になります。二日酔いにもなりにくいし。
で、何を覚えたら正解なのか。ズバリ、銘柄は覚えなくてよいです!(というか同じものが次も飲めるかわからない世界ですし)。銘柄とか知っておくとよいのですが紙幅が足りません。とりあえず、「ヴァンナチュール」とか「自然派ワイン」と書いている店に入って、その店のオススメを訊いてみてください。訊くのが恥ずかしいなら一番センスが良いと感じたエチケットのワインを。たぶん、あなたに合っています。
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松尾 大
雑誌編集者を経て、2015年にぐるなび入社。グルメウェブサイト『dressing』を立ち上げ、編集長、2017年よりエディトリアルプロデューサーに就任。のべ2万軒以上の店に足を運んできた“グルメ”番長。