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2020.04.28

スイーツ男子入門! 誰でもプッチンできる「プリン」の作り方

“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!

CREDIT :

レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太

「男子厨房に入らず」と言われたのも今は昔。いまは「弁当男子」も、週末ともなれば腕を奮ってホムパやキャンプ……という料理上手な男性もたくさんいます。でもその一方で、まだ「インスタントラーメンしか作れない」という方もある一定数いるのも真実。

そこで本連載では“週末鮨屋”として注目されている料理研究家、野本やすゆきさんに、初心者でも作れ、自分で食べておいしいのはもちろん、一緒に食卓を囲むお連れさまにも「すごい!」と言ってもらえるレシピをご指南いただきます。料理はいまどき男子必携のモテツールであるものの、万遍なく何でも作れる必要はありません。数品のキラー料理を作れるよう、腕を磨いておきましょう。
第16回は「プリン」。
スーパーマーケットに行ってみますと、最近バターや小麦粉が売り切れ気味です。これは‟おうち時間”が長引いているため、普段は挑戦できなかったスイーツ作りにチャレンジする人が増えているからだとか。では、野本さんにもスイーツのレシピを教示いただきましょう。ただ、売り切れのバターや、面倒くさい小麦粉の計量は必要のないシンプルで簡単なレシピ。そう、みんな大好きなプリンです。
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「プリン」を作ってみよう!

【材料】  作りやすい4人分

【材料】 
*150mlのカップ4個分

A牛乳         200ml
Aグラニュー糖    60g
Aバニラビーンズ   1/3本
生クリーム       100ml
たまご        3個

【カラメル】
グラニュー糖      50g
水         小さじ2
お湯        小さじ2

プリンの材料はごくシンプル……たまごと牛乳と砂糖がベースです。バニラビーンズはあれば香りがとてもよくなるのでぜひ欲しいところ。お菓子作りといえば、小麦粉やバターを計量したり、粉をふるう工程がハードル高いのですが、プリンは混ぜて焼くだけとカンタン! スイーツ未経験の方もぜひ作ってみてください。
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【作り方】

まずカラメル部分から作ります。少し苦みのあるカラメルはオトナの味ですね。
小さめのフライパンに分量のグラニュー糖、水小さじ2杯を入れ、中火でにかけます。ほどよく茶色に焦げて、白い煙が出てきたら、火をとめ、熱湯を小さじ2杯ほど入れて混ぜます。このとき、お水を入れるとはねる可能性があるので、ご注意を。できたカラメルソースはプリンカップに4等分して入れたらスタンバイOK。

プリンカップがない場合には、ココットや、ほかの耐熱性容器でもいいでしょう。ただし、その場合はうまく「プッチン」できないかも。パウンドケーキ型など大きな容器で作って、あとでシェアするスタイルにしても楽しそうです。
さて、いよいよプリン。
鍋にA(グラニュー糖、牛乳、バニラビーンズ)を入れ、熱します。グラニュー糖が溶けたら、火をとめ、生クリームも投入。ここでバニラビーンズを取りだし、タテ半分に切り、中のタネを包丁のみねやスプーンでしごきだしておきましょう。
バニラビーンズをどこで買うか? 製菓材料専門店、スーパーや、通販でも変えます。なければバニラエッセンスを数滴たらしてもいいのですが、エッセンスは加熱すると香りが飛んでしまうので……できればこだわりたい。
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一方で、ボウルにたまごを割りほぐし、このボウルに鍋のミルクを加えて混ぜ合わせます。このとき、鍋の中がまだ熱いと思うので、よく冷ましてからたまごと混ぜてください。熱いとたまごが固まっちゃいますからね。
さきほどしごき出したバニラビーンズもここに加えて、全部混ざった状態がこんな感じ。より口あたりをなめらかにするため、いったん濾します。濾し器がない方は、ザルや茶こしで代用してください。
すべて混ざったプリン液を濾します。
プリンカップに入れたら、いよいよ焼いていきましょう。
プリンカップがない方は、耐熱素材の容器で代用できます。
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プリンを仕上げる方法には「焼き」のほか、茶碗蒸しのように「蒸し」もあるのですが、今回は「焼き」です。
「しっかりとした食感になり、カラメルの風味もより楽しめますよ」と野本さん。

まず、オーブンを150℃で予熱しておきます。
バットにプリン液を入れたプリンカップを並べて、バットにお湯をはり、オーブンで20~25分焼きましょう。
お湯の量はプリンカップの4分の1ほどあればOK。
さて、焼き上がりました。
ここからがドキドキの「プッチン」タイムです。まず、焼きあがったプリンの粗熱をとったら冷蔵庫へ入れ、よく冷やしておきましょう。
次に、カップにふちにナイフやへらをそっと差し入れ、カップとプリンの間に空気を入れます。
ナイフやへらをプリンカップのふちに入れて1周回します。
カップを下に向け、カップをお皿をしっかりとホールドしながら、左右に少しフルフルと振る感じで、
プッチン!の瞬間です。
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「プッチン」できました! このとき、うまくプリンが出てこない際には、お皿にプリンカップを裏返しに置いて数回上下に振るなどして、プリンがカップから出てくるように促してあげましょう。
万が一、上手に「プッチン」できなくても、味は同じように美味しい。おうちで作るプリン、最高です!
小さいころ、プリンやゼリーをどんぶり1杯食べたいな、なんて考えていませんでしたか? 
テレワークや自粛で在宅時間が長い今、長年の夢をかなえるチャンスです! 
あなた好みのプリンを作って、おいしさを独り占めしちゃってください。

● 野本やすゆき (料理研究家)

東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。

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