2024.05.16
連載/真の“贅沢”とは
ジェームズ・ボンドも嫉妬する美味しさ!? 純国産のフレッシュなキャビアの口福なる味とは?
さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案するコラムニストの中村孝則さんが、真の“贅沢”をご紹介する連載。今回のテーマは……。
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文/中村孝則
■ 静岡産の採れたてフレッシュ・キャビア「ハルキャビア」
ご存知のとおりキャビアはチョウザメの卵ですが、天然のチョウザメは絶滅危惧種であり、産地として名高いロシアでも厳しい漁獲制限があります。なので現在流通するキャビアのほとんどは、養殖されたチョウザメから採られているのです。
欧州や中国が主な養殖地ですが、日本で食されるキャビアの約9割が輸入もの。その多くは冷凍か熟成もの。しかし、本来の美味しさを味わうなら、採れたてのフレッシュ・キャビアが最高です。
筆者は天竜川の源流のほとりにある養殖場を訪れましたが、チョウザメたちはそのまま飲めるほど清涼な湧き水の掛け流しで育てられていました。最高の環境で悠々と泳ぎ、個体ごとに状況を判断して最高の状態でキャビアを採取するとのこと。
ちなみにチョウザメは見た目が鮫に似ているのと鱗が蝶の形なので、日本では蝶鮫の名前が付きますが、鮫とは別の淡水魚で、チョウザメ目という独立した種の古代魚です。
そんな貴重なキャビアを、生のフレッシュな状態で味わえるのが国産「ハルキャビア」の大きな魅力。ボンドよろしく、味のわかる男として、ご自身でぜひ一度ご賞味くださいませ。
● 中村孝則(なかむら・たかのり)
コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務め世界各地で美食探求の日々を送る。
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