2024.06.23
「The Echo Table」
美しい大自然の中、年に一度、120人にだけ用意される至極の食卓は、美女と堪能してこそ⁉
年に一度だけ南紀白浜で開催される、旬の食材を五感で楽しむ料理イベント「The Echo Table」。3度目となる今回、メニューに腕を振るったのは、肉の匠・田中 覚シェフ。最高級の神戸牛一頭を贅沢に使い、和歌山県の旬の食材と合わせたフルコースは絶品でしたよ。その様子をリポートします。
- CREDIT :
文/細野敏彦(bass)
ところが、年に一度だけ、太平洋に突き出した岬の先端で、海に沈む夕陽を望みながら、一流のシェフが腕を振るう特別な限定メニューが提供されるとしたら……。食通のご婦人たちも興味を持ってくれるのでは? というわけで、年に一度だけ花開く、稀有な料理イベントに、今回は残念ながらオヤジひとりで伺ってきたのでご紹介いたします。
オトナも楽しめるリゾートとして南紀白浜の株が急上昇中
その理由は、雄大な太平洋を望める南国風情豊かなロケーションへのアクセスの良さ。羽田空港からは約60分のフライトで南紀白浜空港に。新大阪からも特急に約2時間半乗れば最寄り駅に到着。そこから主要なリゾートまではタクシーで約10分で着けるのです。気分的には東京からでも、熱海に行くようなアクセス感なのです!
メニューの合間には、海に沈む夕陽を見ながら、テラスでの至福のひと時に浸ることも可能。この時間と空間は、この場所でしか味わうことができません。
実際にプールサイドで寄り添い、夕陽を背景に記念写真を撮るカップルもいましたよ。このように料理のクオリティをロマンティックに引き立ててくれる環境が、「The Echo Table」の唯一無二の醍醐味なのです。
ちなみに昨年は4月と9月に2回開催され、第1回目はミシュラン2つ星レストランvilla aidaの小林寛司シェフと、外苑前でイノベーティブレストランJULIAを営む注目すべき女性シェフnaoがコラボレーション。第2回目は中国料理の巨匠・脇屋友詞シェフとパティシエ鎧塚俊彦氏の共作でした。写真は第2回の脇屋シェフ(右)と鎧塚さん(左)。
肉師人生30年の技が輝いた神戸牛のフルコース
▲ アペリティフは、田中覚シェフによる4種類のフィンガーフードと、世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」を代表する、シャルドネのみから造られた「ルイナール ブラン・ド・ブラン」で。
▲ テーブルに着いたら、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」の乾杯で、ディナーがスタートしました。8年以上の歳月を経て、新鮮さと熟成感の二面性をあわせ持った理想的なハーモニーに達している最高品質のシャンパンです。
▲ アペリティフは、田中覚シェフによる4種類のフィンガーフードと、世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」を代表する、シャルドネのみから造られた「ルイナール ブラン・ド・ブラン」で。
▲ テーブルに着いたら、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」の乾杯で、ディナーがスタートしました。8年以上の歳月を経て、新鮮さと熟成感の二面性をあわせ持った理想的なハーモニーに達している最高品質のシャンパンです。
▲ まずは、神戸牛から旨みを抽出した濃厚で香り高い「神戸牛コンソメスープ」をワイングラスで。これだけ深みのあるコンソメは、味わったことがありません。
▲ そして、「海苔巻き 神戸赤身肉 昆布〆紀州鯛」が。神戸牛のもも肉と和歌山県産の天然真鯛を昆布で締め、上からからすみをかけた贅沢な一品です。牛と鯛の旨みが調和する絶品。
▲ まずは、神戸牛から旨みを抽出した濃厚で香り高い「神戸牛コンソメスープ」をワイングラスで。これだけ深みのあるコンソメは、味わったことがありません。
▲ そして、「海苔巻き 神戸赤身肉 昆布〆紀州鯛」が。神戸牛のもも肉と和歌山県産の天然真鯛を昆布で締め、上からからすみをかけた贅沢な一品です。牛と鯛の旨みが調和する絶品。
▲ 続いては、和歌山県産の筍を紀州備長炭の炭火でグリルし木の芽をあしらい、エクストラバージンオリーブオイルとアンデスの岩塩で仕上げた「和歌山 焼き筍」。筍の香りが引き立つ一皿です。
▲ さらに、炭火で軽く炙った紀州鮑に肝のソースと銀餡をかけ、蕎麦の実のリゾットをあわせた「紀州鮑 焼き蒸し 肝ソース 蕎麦の実」が。旬の食材が贅沢に用いられます。
▲ 続いては、和歌山県産の筍を紀州備長炭の炭火でグリルし木の芽をあしらい、エクストラバージンオリーブオイルとアンデスの岩塩で仕上げた「和歌山 焼き筍」。筍の香りが引き立つ一皿です。
▲ さらに、炭火で軽く炙った紀州鮑に肝のソースと銀餡をかけ、蕎麦の実のリゾットをあわせた「紀州鮑 焼き蒸し 肝ソース 蕎麦の実」が。旬の食材が贅沢に用いられます。
▲ コースの中盤で供されたのは、紀州備長炭で神戸牛を、和歌山県産の鰹を藁焼きで炙り、仕上げにみょうがと大葉、揚げ葱を散らし、紀州南高梅のソースとポン酢でいただく「神戸牛と鰹たたき 紀州備長炭で」。
▲ 続いて、2日間かけて煮込み、口の中でとろけるほど柔らかく仕上げた黒毛和牛のタンを和歌山県産の花山椒と和風だしと合わせた温かいお料理「牛舌 煮込み」(右)が。
▲ コースの中盤で供されたのは、紀州備長炭で神戸牛を、和歌山県産の鰹を藁焼きで炙り、仕上げにみょうがと大葉、揚げ葱を散らし、紀州南高梅のソースとポン酢でいただく「神戸牛と鰹たたき 紀州備長炭で」。
▲ 続いて、2日間かけて煮込み、口の中でとろけるほど柔らかく仕上げた黒毛和牛のタンを和歌山県産の花山椒と和風だしと合わせた温かいお料理「牛舌 煮込み」(右)が。
▲ 富士山の純氷を削った氷の器に桜の塩漬けとともに盛りつけられた「桜 素麺 氷器にて」。 素麵は世界で一番細いと言われる「白髪素麺」。
▲ 素麵をひんやりと味わった後には、メインディッシュ。「神戸牛サーロイン BBQステーキ」は、神戸牛のサーロインを紀州備長炭の炭火で焼き上げ、フォンドボーやポン酢などのソースとマスタードでいただきます。つけ合わせにはホワイトアスパラが。
▲ 富士山の純氷を削った氷の器に桜の塩漬けとともに盛りつけられた「桜 素麺 氷器にて」。 素麵は世界で一番細いと言われる「白髪素麺」。
▲ 素麵をひんやりと味わった後には、メインディッシュ。「神戸牛サーロイン BBQステーキ」は、神戸牛のサーロインを紀州備長炭の炭火で焼き上げ、フォンドボーやポン酢などのソースとマスタードでいただきます。つけ合わせにはホワイトアスパラが。
▲ 食事のペアリングドリンクは以下の3種が用意されました。・ドメーヌ・ジョバール・モレ ムルソー 2021、ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス シャルム・シャンベルタン 2014、・シャトー・レオヴィル・ポワフェレ 2014。写真はシャトー・レオヴィル・ポワフェレ 2014。
▲ 食後のバータイムには、バーテンダーの小林紀氏による、料理の原点である焔を抱く素材、和歌山県産の紀州備長炭とメスカル、アマーロと生姜を使ったカクテル「Night Veil」と、カシスの自家製シロップとジンジャービアを使ったモクテル「Berry Very Berry」が用意されていました。
▲ 食事のペアリングドリンクは以下の3種が用意されました。・ドメーヌ・ジョバール・モレ ムルソー 2021、ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス シャルム・シャンベルタン 2014、・シャトー・レオヴィル・ポワフェレ 2014。写真はシャトー・レオヴィル・ポワフェレ 2014。
▲ 食後のバータイムには、バーテンダーの小林紀氏による、料理の原点である焔を抱く素材、和歌山県産の紀州備長炭とメスカル、アマーロと生姜を使ったカクテル「Night Veil」と、カシスの自家製シロップとジンジャービアを使ったモクテル「Berry Very Berry」が用意されていました。
▲ ディナータイムを至福な時間として彩るのは、「SOUND CoUTURE」による生演奏。南紀白浜で採取した海や風、水の音や鳥のさえずりなどの自然の環境音と生演奏のベースギターの音色で一皿一皿の料理に合わせたサウンドペアリングを演出してくれます。南紀白浜を肌で感じながら五感で料理を味わい、身体も心も潤うような時間に浸ることができます。
▲ 和歌山市のフラワーショップ「bois de gui」が手掛けたバラを基調とした装飾は、田中シェフの食に対する愛を表現し、陽の移ろいが美しい空間に、文字通り華を添えます。
▲ ディナータイムを至福な時間として彩るのは、「SOUND CoUTURE」による生演奏。南紀白浜で採取した海や風、水の音や鳥のさえずりなどの自然の環境音と生演奏のベースギターの音色で一皿一皿の料理に合わせたサウンドペアリングを演出してくれます。南紀白浜を肌で感じながら五感で料理を味わい、身体も心も潤うような時間に浸ることができます。
▲ 和歌山市のフラワーショップ「bois de gui」が手掛けたバラを基調とした装飾は、田中シェフの食に対する愛を表現し、陽の移ろいが美しい空間に、文字通り華を添えます。
● 田中 覚(たなか・さとる)
祖父は牛飼いの馬喰、父は精肉店を営む家の長男として生まれ、なんと10歳から包丁を握り、肉を扱っていたという田中シェフ。幼い頃からレストランへの夢を抱き、25歳で焼肉店を開業。独自の世界観で開発されるメニューや店舗デザインが国内外で高く評価されている。東京・名古屋・岐阜・滋賀で焼肉店をはじめ、和牛をメインとするレストラン20店舗を運営。2018年から「The Tabelog Award」を連続受賞し、2019年には「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」にも掲載された。
HP/SATORU TANAKA OFFICIAL WEBSITE
来年の春、オトナのワンダーランドには誰と行きますか?
さて、冒頭でもお話ししたように、次回の「The Echo Table」は来春に開催予定です。この感動をオヤジひとりで味わうのはあまりにももったいない。ぜひ彼女をお誘いのうえ、至福のひと時をご堪能くださいませ。
■ SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
■ The Echo Table(ジ・エコー・テーブル)2024開催概要
開催/2024年4月19日(金)、20日(土)
※2日間でランチ1回・ディナー2回を開催
会場/SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE 敷地内特設テントエリア&KON BAR
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町 1821
料金/1名 5万円(税別)※宿泊は別途
人数/各回40名限定
■Instagram/https://www.instagram.com/theechotable/
■イベントお問い合わせ/theechotable@gmail.com