秋の夜長にバーホッピング♡ 「カクテルセブンデイズ」が今年も開催！

こんにちは、酒の一滴は血の一滴、LEONの自称酒担当赤松です。今年もやってまいりました「カクテルセブンデイズ」の季節が！（拍手）

なんやそれというオヤジさん方のために改めてご紹介させていただきます。

「カクテルセブンデイズ」に参加しているバーではこのイベントだけに創作されたスペシャルカクテルを１杯1300円で味わうことが可能。参加店舗は95店舗あり、10月17日（木）〜27日（日）までの期間中は何度行ってもOKで、しかもパスポートには１杯無料のクーポンまで付いてくる、というカクテル好きにはたまらない企画なのです。

見どころはバーホッピングだけではなく。10月19日（土）、20日（日）には竹芝にて全10のお酒ブランドによるポップアップバーが出現。各バーが提供するカクテルを、ひとり1日５杯までを無料で体験できるのです（2日間とも入場可能）。いやぁ最高！

参加店舗がまとめられている冊子は眺めているだけでもガイドブックのように楽しくて、期間後も保存用に取っておきたくなるはず（中身はぜひイベント参加を決めてご覧になってくださいまし）。

さて、鼻息荒くご紹介いたしました本企画、まだ開催前ではありますが前のめりで参加店舗にお邪魔してきましたのでそちらもチラリとシェアさせてください。

まずお邪魔したのが神楽坂にある「Mizunara: In Tokyo」。駅から歩いて10分程度、神楽坂といえば、な石畳を通って行った先にやわらかな光が出迎えてくれるお店です。

香港に1店舗目があり、2店舗目として神楽坂のこのお店が夏にオープン。オーナー、遠藤さんは香港で約10年間働かれた経験を活かし、海外目線で感じた日本の焼酎の良さを、カクテルで提案をできれば、と自社の焼酎を使ったカクテルコンペ、なんかも企画されているとのこと。海外にいるからこそ気づいた日本のバーのお話、めちゃくちゃ面白いのでお店に行かれた際は聞いてみてくださいね。

イベント前ではあるものの、カクテルセブンデイズにて提供されるカクテル４杯のうちいくつかが飲めるということでしたので、特別に作っていただきました。

まずはこちらから。カクテル名は「Smooth」。「パトロン シルバー」、デコポンシロップ、アールグレイ、ライムジュースなどが使われた、優しくしたマルガリータを感じるお味。グラス縁の粒はヒマラヤの塩で、カクテルと同時に口に含むとしょっぱさの中に旨みも感じられます。暑い日だったのでごくごく飲めちゃいました。

続いては「ポルコ＝ロッソ（さくらんぼの実る頃）」。「ホィッスルピッグ 10年」、梅酒、イタリア産アマーロ、レモンジュース、チェリーシロップなどなどが使われた見た目も可愛いカクテル。ホイッスルピッグの特徴的なクセは柔らかくなり、ジューシーで贅沢な果実味を感じられます。

で……カクテル名を見て気づいた方もいるかもしれませんが、カクテル名はすべて音楽にまつわるもの。「カクテルセブンデイズ」の今年のテーマが『w/ MUSIC』ということで、店舗ごとの音楽にまつわる個性豊かな一杯が楽しめます。お酒に詳しくなくてもこれ、飲んでみたい！と思える音楽とお酒というジャンルを横断したテーマはとっても面白い……！

せっかくなので、店舗のオリジナルカクテルもオーダー。夏の終わりを感じられるカクテルが飲みたくて……とご相談したところ「宇治」というものをリコメンドいただきました。

それがこちら。

あずき、ミルク、「シーバスリーガル ミズナラ」が使われたフローズンなお酒の周りに、抹茶を使った“シーバス 抹茶”が注がれたカクテル。まさにかき氷「宇治抹茶」のような見た目でありながら、味は大人で……と夏の終わりの空気にぴったりでした。10月にもまだオーダーできるそうなので、皆さまもぜひ。

この辺りで私たちは2軒目に移動。冊子片手にイベント参加店舗へ向かいます。

到着したのは「Mizunara: In Tokyo」から歩いて5分のところにある「神楽坂レトロなBARとホテル」。名前の通りホテル併設のモダンレトロな内装のお店。個人的にはちょっぴり入りずらい！（小声）ので、こういった機会に乗っかって扉を開けられるの、嬉しいです（笑）。

イベント限定のカクテルは「Red Chot Chili Peppers」、「Orange Range da mon」など、ちょい癖ありの興味をそそられるものでしたがイベント開催前ゆえ当然まだありつけず。

せっかくなのでオリジナルのカクテルをオーダーします。

まずは見た目も麗しい「雨降×ホワイトネグローニ」。名前にも入っている通り、伊勢原の日本酒の「雨降」、カルダモンジン、ホワイトポートワイン、紫蘇ビターズ、を使った和なホワイトネグローニ。使う雨降はお客様や季節によって使い分けるそうなのですが、私がトライした味わいはかなりドライなテイストでした。その辛さのなかで紫蘇の風味、ワインの甘みが引き立っています。

お次にいただいたのは「雨降×エスプレッソマティーニ」。

「雨降 12年」、酒粕ウォッカ、コーヒーリキュール、などが使われたお馴染みのあのカクテルのツイスト。驚きだったのが酒粕ウォッカ。単体でも試させていただきましたが、乳酸っぽいミルキーさとチーズのようなコクのある風味が加わり、さらにウォッカのアルコール感を消して……という面白い味わい。カクテル自体もコーヒーの香ばしさの中にふわりと日本酒、酒粕の味わいを感じられて、美味しかったなぁ……（この辺で酔っ払ってきています）。

ラストにいただいたのは「雨降×ナイトロサーバー」。「雨降」、リモンチェッロ、エルダーフラワー、ジャスミンティーが使われた飲みやすいカクテル。ほろ酔いの私にはちょうどよく、甘いマスカットのような香りがデザートカクテル的にも感じられてあっという間にご馳走様。

いただいたカクテル３杯はとっても繊細だったゆえ、イベント時のクセのある名前のカクテルが対照的で気になる……。スタートしたらまた来ようっと！

初めて行くバーの扉はちょっぴり重くも感じますが、この企画は気持ち軽やかに開拓できる理由にもなるはずとも思い、皆さまにもオススメする次第。

私のバー好きもこの企画によって育てられました。お酒・バーのお勉強に終わりはありませんが、知識もなにもなかった5年前の私にも楽しい世界を教えてくれた感謝を込めて、大声でこのイベントに乾杯！ さ、カクテルパスポートは以下よりご購入を〜！

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