夏の暑さが和らぎ、耳を澄ませば秋の足音が聞こえてきました。皆さま、体調は万全ですか? なにやら体が怠い……という方がいらっしゃいましたら、疲労回復や血行不良に効くとされているタマネギを使ったクーリをお試しください! ところでクーリというのはフレンチではお馴染みのどろっとしたソースのこと。ステーキのソースにしたり、サラダのドレッシングにしたり、ヒジョ~に使い勝手のいい逸品です。作り置きしておくのもアリですね。ちなみに、9月24日発売のLEON11月号では“お洒落でヘルシーな最高のおモテなし飯”と銘打ち、このクーリと一緒に味わう“クーリシャス”というレシピもご紹介しています。ブラックライスを使った、見た目にもスタイリッシュなひと品ゆえ、諸兄の大切な方の身も心も癒す一手としてお役立てくださいまし!
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オリヴィエ ロドリゲス
今年7月、“裏青山”にネオビストロ「& éclé」をオープンさせたばかり。出身は仏・トゥールーズ。「ドン・カミーヨ」「ル・シャンテクレール」「レ・ジャルダン・ドゥ・オペラ」「エノテカ・ピンキオーリ」などを経て来日し、’05年より、オヤジさんにはお馴染みのラグジュなホテル、マンダリンオリエンタル東京のファインダイニング「シグネチャー」でメインシェフを務め、退任まで7年間、星を維持した腕利きです。味、香り、食感、色彩を一皿で調和させる彼の感性は学び甲斐、十二分かと!

今回使うのはこの食材(2人前×3回分)
今回使うのはこの食材(2人前×3回分)
ごはん:50g
鶏ガラスープ:500cc
生クリーム:50cc
塩:適量
オリーブオイル:適量
Step 01 タマネギを炒める

熱したフライパンに適量のオリーブオイルを引いて、薄くスライスしたタマネギを投入。
Step 02 塩をひとつまみ

弱火でタマネギを炒めます。このとき、塩をひとつまみ入れましょう。こうすることでタマネギから水分が出て、甘みが凝縮されます。
Step 03 炒める!炒める!!

20分程度、タマネギが飴色になるまでよく炒めます。ちょっと手が疲れるかもしれませんが辛抱我慢! ココでの頑張りが、甘くておいしい出来上がりに繋がるのですから。
Step 04 スープ投入

チキンブイヨンを500ccの熱湯で溶かしたものをフライパンへ。
Step 05 ごはん投入

こうすることでクーリにとろみが増すのです。前日の余りごはんが使えますよ。
Step 06 生クリーム投入

生クリームを入れ、弱火で3分ぐらいボイルします。
Step 07 ミキサーへ

06をミキサーに移し、よく回します。
Step 08 容器へ

漏斗などを用いてミキサーの中身をディスペンサーへ移します。
万能ソース「クーリ」の完成です!

余裕があれば、使う前の日に作って冷蔵庫に入れておきましょう。ひと晩寝かせたカレーがおいしいのと同じ原理で、よりコクが出てまろやかな仕上がりになります。ちなみに冷蔵庫に入れておけば、3日ぐらい保存が利きますよ。
写真/長谷川 潤 文/甘利美緒

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& éclé
住所/東京都港区南青山5-5-4 LUCE南青山2F
営業/11:30~14:30L.O.、18:00~22:00L.O. 不定休