「フレンチトースト」が作れると、モテる株が一気に高騰！

いつも外食するだけでなく、ときには愛する彼女に自らの手作りで美味しい料理を食べさせたい！　でも特別料理自慢じゃないし、彼女も舌が肥えてるし……さてどうする？　そんな迷えるオヤジ様の悩みを、一流のシェフが「カンタン・時短・リッチで美味しい」と三拍子揃ったスペシャルレシピで解決してくれる、この連載。

女性に手料理を振る舞うライバルたちに差を付けたいオヤジ様が助けを乞うたのは、バーベキューカルチャーを担ってきた「ウェーバー」の専属シェフ、ケン・ブックマンさん。鋳鉄製のスキレットを活用することによって熱々の状態が持続する、ライブ感あふれるスウィーツを伝授していただきました。

迷えるオヤジ（以下オヤジ）　近頃、手料理を振る舞って女性にモテようとする輩が増えて、困っています（汗）。

お助けシェフ（以下シェフ）　でしたら、ココはスウィーツで勝負してみては？　メインディッシュに比べてデザートは盲点になりがちなので、レパートリーをもっておくといざという時に一歩リードできるかと。

オヤジ　実はまさにそんなことを考えてたんですよ！

シェフ　フレンチトーストなんていかがですか？　食パン、卵、牛乳、砂糖、バター、それからバニラエッセンスがあれば香り高く仕上がります。

オヤジ　シンプルで、なおかつ女性ウケが良さそうですが、欲を言えば、相手が思わず目を輝かせるような見栄えの良さも目指したいですね。

シェフ　そう来ると思いました。スキレットを使って、最後にマシュマロをトッピングしましょう。焼き上がったのをそのまま食卓に出せば、見た目が男らしく、垢抜けた印象になります。それに、スキレットは蓄熱性が高いので、マシュマロがシュワシュワと溶ける様子も楽しめます。

オヤジ　素晴らしい。これならアウトドアスウィーツとしてもイケそうですね。まずはおウチで予習して、目下の緊急事態が好転したら、野山でもぜひ試してみたいと思います！

【1】食パンをひと口大サイズにカットし、バターを塗ったスキレットに並べたら、ボウルで合わせておいたAを流し込む。

【2】卵液がしっかり浸透して柔らかな仕上がりになるように、食パンを上から指で押しつける。

【3】レーズンをまんべんなくちらして、180～200℃で20分焼く。焦がさないように要注意。

【4】マシュマロをトッピングして軽く火を入れたらでき上がり。シナモンパウダーを振っても◎。

専用のガスカートリッジを取り付ければ、いつでもどこでも本格的なBBQが楽しめます。