2020.07.02
グルメバーガー、食べたいなら自分で作ってみよう!
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
そこで本連載では“週末鮨屋”として注目されている料理研究家、野本やすゆきさんに、初心者でも作れ、自分で食べておいしいのはもちろん、一緒に食卓を囲むお連れさまにも「すごい!」と言ってもらえるレシピをご指南いただきます。料理はいまどき男子必携のモテツールであるものの、万遍なく何でも作れる必要はありません。数品のキラー料理を作れるよう、腕を磨いておきましょう。
日本におけるハンバーガーの歴史はまだ浅く、50年ほど。1971年に「マクドナルド」が銀座に日本1号店をオープン以来、さまざまなファストフードチェーンが生まれ、また日本へ上陸してきたのはみなさんご存知のことでしょう。「モスバーガー」や「バーガーキング」、いやいや俺は「ドムドム」だ……とお好みも分かれるところだと思います。
* ちなみに「ドムドムハンバーガー」は日本初のハンバーガーチェーンであり、一号店を1970年にオープンさせています。また、それより早く、1960年代の米国統治下にあった沖縄には「A&W」があったようです。
たとえば、東京・本郷の「ファイヤーハウス」や三軒茶屋の「ベーカーバウンス」など、ひとつ1,000円を超えるような高級バーガーが誕生し、ユニークなバンズやフィリングを開発することで、各店の個性が際立つグルメバーガーがトレンド入りしました。
「ハンバーガー」も「グルメバーガ—」も、つまりはハンバーグをバンズではさむだけと基本構造はシンプル。休日にじっくりひとりで研究するもよし、ホムパでゲストと一緒に作っても盛り上がりそうです。
では、野本さん流の「グルメバーガー」、作ってみましょう!
「グルメなハンバーガー」を作ってみよう!
【材料】 2人分
バンズ 2個
牛ステーキ肉 約250gくらい
塩 2.5g(肉の1%)
胡椒 適量
ナツメグ 適量
オリーブオイル 適量
チーズ(チェダー) 適量
トマト(1㎝の輪切り) 2枚
グリーンリーフ 適量
アボカド 1/2個
ケチャップ 適量
Aマヨネーズ 大さじ2
A辛子 小さじ1
【作り方】
手作りのパン 峰屋
住所/東京都新宿区新宿6-19-9
電話/03-3350-4305
営業時間/10:00~19:00
定休/日曜・祝日
*バンズは売り切れの可能性もあるため、事前予約をおすすめします。
あれ? ハンバーグって普通はひき肉で作りますよね? これはステーキ肉では?
なんと贅沢な! 赤身のフィレにするか、サシの入ったサーロインにするか、そのチョイスによって、ハンバーグの味わいも変わってきそうです。
フライパンにオリーブオイルを熱し、ハンバーグを入れ、片面に焼き色がついたら、返してチーズを乗せます。
トースターだとバンズの頭が焦げてしまいがちですが、ハンバーガーの場合にはバンズの中がほどよく温まっていることが重要であるため、この方法が理にかなっています。
まずはバンズにAのマヨネーズと辛子を混ぜたもの、ケチャップを塗り、
「あ、実はボク、ハンバーガー屋で働いてたことがあるんですよ」
なんと! 「谷中 松寿司」3代目大将にして、ハンバーガー屋での修業経験もあるとは、野本さん、おそるべし。
次回は彼のどんな引き出しが開くんだろう。楽しみです。
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。