2017.06.12
冷たい雨の夜は、暖炉のあるレストランへ出かけよう
案外梅雨の夜は冷えるものです。そんなときは暖炉のあるレストランでディナーなんていかがでしょう。梅雨の暖炉なんて意外な組み合わせで身体だけでなく、彼女の気持ちも温めてくれますよ。
- CREDIT :
取材・文/河合かおる 撮影/田川友彦
揺らめく炎がふたりの距離を近づける♡
しかし、そんな時をチャンスに変えるのがオトコの流儀です。不機嫌なカノジョを一瞬にして笑顔にしてしまう、“炎の魔力”を味方につけようではありませんか。
そこでご紹介するのが、“暖炉のあるレストラン”。季節はずれにも思える暖炉ですが、女性は“意外性”という名の刺激にトコトン弱いイキモノなのです。梅雨寒の夜にこそ、“暖炉”ですヨ!
飾りじゃないのよ暖炉は。絶品暖炉料理を味わえる名店
照明を落としたディナータイムに、ゆらゆらと燃える炎を眺めているだけでもロマンチックな気分に浸れるわけですが、こちらの店では暖炉を活用した料理も提供しているところがまた女心をくすぐるポイント。
仔牛や仔羊、鴨などのローストは食べる直前に暖炉でさっと焼き上げられます。余分な脂が落とされ、蒔で使われているナラの木の芳香をかすかにまとったお肉は、なんとも香ばしくジューシーな味わいがたまりません。
余談ですが、シェフのアンドレ・パッション氏は1970年に来日し、もともと半年でフランスに帰国する予定が、今の奥様と知り合って日本にとどまり、このレストランをオープンさせたのだとか。店内に飾られた絵や料理を盛り付ける皿の絵はパッション氏によって描かれたもの。ロマンチックな雰囲気に満たされた空間は、シェフのお人柄によるものだったのですね♡
■ レストラン パッション
住所/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスB棟1号
営業時間/ランチ:11:30~L.O.13:30
ディナー:18:00〜L.O.21:00(不定休)
URL/www.pachon.co.jp
お問い合わせ/☎03-3476-5025
●ランチコース 5000円〜(平日のみ3,800円〜)、
ディナーコース 1万800円〜
※別途サービス料10%かかります。
炎が揺らめく洗練空間で、至福のマリアージュを堪能
なかでもさりげなく存在感を放つのが、ダイニング中ほどに配されたモダンな暖炉。
メニューは、12皿のコース料理のみ。あとは、料理に合わせて10種のグラスワインが楽しめるワインペアリングをオーダーすればOK。デートでスマートにオーダーしたいときにこのシンプルなシステム、助かりますよね。
料理は、ひと皿ひと皿が実に独創的でフォトジェニックなのが特徴。五感を刺激する、アーティスティックなひとときをご堪能あれ。
■ AZUR et MASA UEKI(アズール エ マサウエキ)
住所/東京都港区西麻布2-24-7 西麻布MAビルディング 1F
営業時間/17:00~L.O.22:00(日曜定休)
お問い合わせ/☎03-6805-1147
●季節のシェフスペシャルコース 1万5000円、ワインペアリング 6,900円〜
※別途税・サービス料10%かかります。
お洒落に気を使う女性ほど、梅雨寒でも夏を意識した装いを崩さないもの。そんな健気な大切な人を暖炉でさりげなく温めてあげましょ。