2017.08.01
イタリアオトコのモテる定番カクテル「ネグローニ」は、ツイストで楽しむ!
日本ではなじみが薄いけど、世界的には超定番のネグローニ。どんなお酒でどんな楽しみ方があるのかを解説!
- CREDIT :
文/エミリア・イシイ 写真/鈴木 慎平
夕方ともなればバルに集い、サッカーや政治をネタに一杯楽しむオトコたちの手元にはモレッティ(イタリアのビール)、カンパリ(ご存知イタリアの代表的なリキュール)ソーダ、マティーニ(これまたイタリアのマルティニで作ります)に並んでネグローニが。
このイタリア生まれのネグローニ、日本でこそあまり知られていませんが、実は世界的にはアペロの大定番。ベルモットの深い甘さがジンの辛さやカンパリのほろ苦さを和らげる、甘くて強くてビターな男前カクテルであります。
その昔、フィレンツェのレストラン「カソーニ」の常連客だったカミーロ・ネグローニ伯爵が、食前酒としてオリジナルで嗜んでいたものでした。
このネグローニとは、ジン+ベルモット+カンパリの3強リキュールを合わせるのが100年前からの基本ですが、今年の夏はもっとツイスト、つまりアレンジして、遊び心や新鮮さを加えキャッチ―に楽しむのがおすすめ。オーソドックスなものからツイスト、さらにツイストのツイストなんてものもあります。
カクテルメニューの監修をしているのは、「リキッドワークス」代表の斉藤恵太さん。バーテンダーの世界コンテストで3位の実力を持つカクテルのトレンドセッターが、この夏おすすめの4種の最新ネグローニを紹介してくれました。
基本のネグローニはジンとベルモットでさらりと
氷がゆっくりと溶け、香りが次第に開いていくのを楽しみます。会話とともに少しずつ嗜むカクテルなので、くれぐれもグイグイ飲まないように。琥珀色の液体に遊ぶ氷、さらにドライオレンジのあしらいも、絵になるかっこよさです。
ワインとリキュールで夏らしくアレンジ
軽くステアし、こちらには皮ごとのドライグレープフルーツをオン。ベーシックよりも柑橘感がアップして、より夏らしいスタイルに仕上がっています。こちらは「TRUNK(LOUNGE)」のシグネチャーカクテルとしてオンリストしています。
女性にはフレッシュレモンジュースでカクテルを
インパクト抜群なエル・ネグローニで盛り上げて!
サーブ前にガラスのふたで覆い、メスキートの香ばしいスモークをまとわせる演出が驚きを呼び、ふたをオープンすると香りが広がって最高に盛り上がります。普段はオンメニューしていませんが、バーテンダーに声がけすれば、特別オーダーも可能です。
◆ TRUNK(LOUNGE)
住所/渋谷区神宮前5-31
営業時間/7:00〜深夜、BAR: 9:00〜23:30
●カクテル900円〜。「ハンドドリップコーヒー」「シブヤコーラ」(各500円)などノンアルコールドリンクも充実。