2017.08.04
夏の大阪で日本酒を堪能するなら、この4軒
老舗から新店まで、飲み屋ひしめく大阪の街。そのなかから日本酒が旨い!と評判の4軒をピックアップ。
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取材・文・撮影/トライアウト
というわけで、気持ち良く酔える大阪の日本酒酒場をご紹介。小難しいウンチクはさて置き、料理とのペアリングの妙をカジュアルに楽しむのがゴキゲンロードへの近道なのです。
◆ 味酒(うまざけ) かむなび
日本酒に魅せられた夫妻による完全予約制の隠れ家
今やその名を全国に轟かせる名酒販店「山中酒の店」出身の伊戸川さんご夫婦が切り盛りするこちらは、大阪における日本酒居酒屋の先駆けです。
おふたりが全国より選び抜いた名酒とともに、丁寧な仕事が行き渡る絶品割烹が日替わりで楽しめるのも魅力。
「日本酒は数ある醸造酒のなかで最も味の幅が広いので、いろいろなタイプを飲んでもらいたい」と伊戸川浩一さん。
その日の料理やお客一人ひとりの好みに合わせた、とびっきりの日本酒を勧めてくれますよ。

カウンターで肩を並べ、しっぽりと夏酒を楽しむ、そんなオトナの夜が楽しめる一軒であります。
完全予約制ゆえ、気になった方は早めにお席の確保を!
6480円のコースから先付けの「熊本·新銀杏の寒天寄せ」、本日の酒肴「納豆とゴーヤのチャンプルー」、メインの「能勢のトマトと天然すっぽんの玉子蒸し」。
軽やかな口当たりなので最初の一杯に最高。ラベルにも夏を感じる「宮城·阿部勘 米吟醸 金魚」550円(100ml)。
燗でいただきたい5年熟成のヴィンテージ、「山廃純米吟醸生原酒 るみ子の酒」750円。
夏バテ予防にアミノ酸をたっぷり摂取できる甘酒は、実は夏の季語。「岩手·民宿とおののどぶろく」800円(100ml)。
ご夫妻との心地いい距離感で酒と肴を堪能できるカウンター13席の店内。
6480円のコースから先付けの「熊本·新銀杏の寒天寄せ」、本日の酒肴「納豆とゴーヤのチャンプルー」、メインの「能勢のトマトと天然すっぽんの玉子蒸し」。
軽やかな口当たりなので最初の一杯に最高。ラベルにも夏を感じる「宮城·阿部勘 米吟醸 金魚」550円(100ml)。
燗でいただきたい5年熟成のヴィンテージ、「山廃純米吟醸生原酒 るみ子の酒」750円。
夏バテ予防にアミノ酸をたっぷり摂取できる甘酒は、実は夏の季語。「岩手·民宿とおののどぶろく」800円(100ml)。
ご夫妻との心地いい距離感で酒と肴を堪能できるカウンター13席の店内。

◆ 味酒(うまざけ) かむなび
住所/大阪府大阪市内久宝寺町2-7-12
営業時間/18:00~23:30(最終入店21:00)
定休日/月曜·月2回の連休
予約・問い合わせ/☎06-6765-0930(※完全予約制)
◆ ぽんしゅや 三徳六味
気品すら漂う日本酒立ち呑みでグラスを交わす

実は彼、かつてほぼ毎日のようにこちらに通いつめていた元常連客! というわけで、このお店に対する愛情はただならぬものがあります。代を受け継いでからは元々人気の銘柄を継続しつつ、30種ほどの日本酒を新たにセレクトしたそう。
母体が日本料理店だけあって、立ち呑みのレベルを遙かに超えた一品が楽しめるのもこちらの魅力。
じっくり腰を据えて飲む時間はないけれど、旨い夏酒と肴を気軽につまみたい。そんなふたりに全力でオススメしたい一軒なのであります。
ショーケースのような日本酒セラーには、全国津々浦々からセレクトした日本酒が整然と並んでいます。
季節酒として酒蔵が出している日本酒は、和食に限らずどんな料理にも合うのが魅力。福岡の「寒北斗
辛口純米酒」90ml 637円。夏酒として作られ、後味がからっと抜けるような口当たりは福井の「常山 超辛」90ml 637円。
新潟の「たかちよ」90ml 637円。しっかりめの果実感もさることながら、メロンをイメージしたボトルも女性ウケに期待!?
つい迷い箸しそうになる手の込んだ酒肴ばかり。「いちじくクリームチーズ」380円、「白肝炙り」580円、「蛸がり」480円。
常連客から“ポン兄”と呼ばれる豊永さんが日替わりで選ぶ、その名も“本日のポンセレ”もオンメニュー。
ショーケースのような日本酒セラーには、全国津々浦々からセレクトした日本酒が整然と並んでいます。
季節酒として酒蔵が出している日本酒は、和食に限らずどんな料理にも合うのが魅力。福岡の「寒北斗
辛口純米酒」90ml 637円。夏酒として作られ、後味がからっと抜けるような口当たりは福井の「常山 超辛」90ml 637円。
新潟の「たかちよ」90ml 637円。しっかりめの果実感もさることながら、メロンをイメージしたボトルも女性ウケに期待!?
つい迷い箸しそうになる手の込んだ酒肴ばかり。「いちじくクリームチーズ」380円、「白肝炙り」580円、「蛸がり」480円。
常連客から“ポン兄”と呼ばれる豊永さんが日替わりで選ぶ、その名も“本日のポンセレ”もオンメニュー。
◆ ぽんしゅや 三徳六味(さんとくろくみ)
住所/大阪府大阪市福島区福島1-6-11
営業時間/18:00~翌2:00(日祝16:00~23:00 L.O.各30分前)
定休日/不定休
お問い合わせ/☎06-6136-8236(予約不可)
◆ 日本酒のめるとこ肥後橋店
日本酒ビギナーでも絶対に楽しめるビジネス街の和バル

常時70種ほどの日本酒をストックしていて、それらを列記したメニューは果実系、淡麗系、濃醇系、穀物系の4つに色分けされ、さらにひと言コメントも付いています。
さらに料理メニューにも相性のいいお酒の色が記されているので、日本酒の知識がなくともペアリングに頭を悩ませなくてもいい、とっても親切なシステムが特徴。


ちなみにこちら、2階にはテーブル席があるので、しっぽりと楽しむもよし、カウンターで常連さんに混じって夏酒をグビグビするもよし!と、気分にあわせて楽しめます。
吟醸大国として知られる山形の全量純米大吟醸「楯野川 主流」S 550円。華やかな香りと旨みとがバランス良く口に広がります。
長野生まれの幻の酒米“金紋錦”を使用した、大阪ではたった2軒でしか扱っていないレア銘柄「十九」S 700円。
昨年の伊勢志摩サミットの乾杯酒として注目を集めた「作 雅乃智 中取り」S 600円。さっぱりした飲み口ながらも、味に奥行きがある。
「牛モモタタキ」480円、「スパイス鶏キーマ」380円。しっかり濃い目の味付けが、香りが高くフルーティな日本酒に合うんです。
日替わりでネタが変わるお造り盛り合わせ880円(2人前)。やっぱり日本酒には新鮮な魚が一番!
吟醸大国として知られる山形の全量純米大吟醸「楯野川 主流」S 550円。華やかな香りと旨みとがバランス良く口に広がります。
長野生まれの幻の酒米“金紋錦”を使用した、大阪ではたった2軒でしか扱っていないレア銘柄「十九」S 700円。
昨年の伊勢志摩サミットの乾杯酒として注目を集めた「作 雅乃智 中取り」S 600円。さっぱりした飲み口ながらも、味に奥行きがある。
「牛モモタタキ」480円、「スパイス鶏キーマ」380円。しっかり濃い目の味付けが、香りが高くフルーティな日本酒に合うんです。
日替わりでネタが変わるお造り盛り合わせ880円(2人前)。やっぱり日本酒には新鮮な魚が一番!
◆ 日本酒のめるとこ肥後橋店
住所/大阪府大阪市西区京町堀1-12-6
営業時間/17:00~23:00(L.O. 30分前)
定休日/日、祝日の月曜
予約・問い合わせ/☎06-6136-7305
◆ 日本酒と私
ここの立ち呑みカウンターで日本酒に開眼した人、数知れず

特定地域の酒を推すお店が少なくないなか、こちらは全国各地の酒販店から酒蔵の知名度もお酒のタイプも問わずセレクト。
毎日違った銘柄が届いては、奥にある冷蔵庫に次々とストックされています。その冷蔵庫を自由に開けては目当ての一升瓶を取り出し、スタッフに渡すのがオープン時から変わらないスタイル。
このジャケ買いならぬ“ラベル飲み”がなかなかに面白く、こちらのお店がきっかけで日本酒の奥深き世界にハマる人が多いというのも素直に頷けます。

最初の一軒だけでは飽き足らず、いくつかの中継店を挟んだ後にゴール地点として戻ってくる人も多いそうですが……。
山口といえばここ数年「獺祭」が人気ですが、「原田」320円もオススメ。甘すぎないシャープな飲み口で、女性からも好評だそう。
長野県で唯一、花酵母を使って醸している「積善」250円。ふくよなか甘みをキレのいい酸が締める、すっきりとした味わい。
芳醇な旨みと豊かなコクに、シャープな切れ味が感じられる超辛口生原酒「春鹿 鬼斬」300円。
お客のほとんどがオーダーするという「酒の肴3種盛り」500円。3種どころか10種ほど盛り付けられたワンコインメニュー。
玉子たっぷりの「ポテサラ プレーン」300円、甘酢仕立ての「冷やしトマトの出汁酢漬け」350円など、日本酒を呼ぶ一品も豊富。
山口といえばここ数年「獺祭」が人気ですが、「原田」320円もオススメ。甘すぎないシャープな飲み口で、女性からも好評だそう。
長野県で唯一、花酵母を使って醸している「積善」250円。ふくよなか甘みをキレのいい酸が締める、すっきりとした味わい。
芳醇な旨みと豊かなコクに、シャープな切れ味が感じられる超辛口生原酒「春鹿 鬼斬」300円。
お客のほとんどがオーダーするという「酒の肴3種盛り」500円。3種どころか10種ほど盛り付けられたワンコインメニュー。
玉子たっぷりの「ポテサラ プレーン」300円、甘酢仕立ての「冷やしトマトの出汁酢漬け」350円など、日本酒を呼ぶ一品も豊富。
◆ 日本酒と私
住所/大阪府大阪市中央区千日前2-3-4 久富千日プラザ1F
営業時間/15:30~23:00
定休日/不定休
予約・問い合わせ/https://ja-jp.facebook.com/nihonshutowatashi/
どんな人でも絶対楽しめる大阪の酒場で、この夏どっぷりと日本酒の魅力に浸かってみてはいかがでしょうか?