2021.02.28
春の恋に効く「いちごゼリー」と、その展開
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
そこで本連載では“週末鮨屋”として注目されている料理研究家、野本やすゆきさんに、初心者でも作れて、自分で食べておいしいのはもちろん、一緒に食卓を囲むお連れさまにも「すごい!」と言ってもらえるレシピをご指南いただきます。料理はいまどき男子必携のモテツールであるものの、万遍なく何でも作れる必要はありません。数品のキラー料理を作れるよう、腕を磨いておきましょう。
毎年、クリスマスくらいからスーパーマーケットに並ぶいちごですが、その旬はもちろん春! さまざまなカフェやホテルで「いちごフェア」が始まっており、どれも魅力的ではあるものの、自分で作れたらなお楽しいではありませんか。
なかでも、今回野本さんが教えてくれるのは「いちごゼリー」。以前、本連載で「いちご大福」の作り方をご紹介しておりますが、今回はゼリー。この昭和感あふれるノスタルジックな佇まいが、逆にいま新鮮かな、と。
「いちごゼリー」を作ってみよう
いちごゼリー(作りやすい8個分)
いちご(あまおう) 約270g (1パック分)
砂糖 90g
レモン汁 大さじ1
水 100ml
スパークリングワイン 200ml (今回はCAVAのロゼ)
粉ゼラチン 10g
シナモンスティック 1/2本
そこで、どのくらい果肉を残すのか、また砂糖を加えて甘くするのかが腕の見せどころというわけ。今回はスパークリングワインを加えるので甘すぎず、アダルトな「いちごゼリー」です。その一部を活用した、洒落た展開もご用意しているので、最後までご覧くださいね。
水で濡らしたゼリーカップにゼリー液を入れ、冷蔵庫で2、3時間冷やせば出来上がりです。
この透明感のあるルビー色、そして甘い香りにどんな不機嫌な人も笑顔になることでしょう。
また今回は、残ったゼリーや、型からうまく抜けなかったゼリーを活用する展開法をひとつご紹介。
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。