2017.08.18
新・極厚ステーキのおいしい焼き方、教えます。
指3本分のぶ厚いステーキをどう焼くのか? カリスマシェフがIH調理器で指南!
- CREDIT :
文/秋山 都 写真・動画/松井 康一郎
(1) 肉を常温に戻し
(2) 側面から焼き
(3) バターで仕上げ
(4) しばし休ませる
というステップでした。
この焼き方もいいけれど、もっと時間がないときはどうする? 時短でおいしい極厚ステーキの焼き方を、熟成肉で著名な「カルネヤサノマンズ」(東京・西麻布)のオーナーシェフ、高山いさ己さんに教えてもらいましょう。
高山シェフの教えを整理しますと
(1) 肉は冷蔵庫から出したすぐでOK
(2) おいしい厚みは指3本分
(3) 塩は肉の分量の1%程度
(4) 脂は引かずに脂身の部分をすりつけるだけ
(5) お皿にのせたとき上に来る盤面から焼き始める。火力は中弱火。
(6) 前面・裏面2分ほどずつ焼き、2~3回ひっくりかえす
(7) 焼いている間に出てくる脂はキッチンペーパーなどでこまめに拭く
(8) 肉が焼けているかは音でチェック。「ジャ~ッ」が「パチパチ」になったら表面の水分がなくなったサイン
(9) きれいに焼き色がついたら仕上げへ。この時はまだレアで大丈夫。
(10) バターとハーブでアロゼ(フライパンの中のバターや肉汁をスプーンで肉にかける)しながら好みの焼き具合に仕上げてください。
と、以上10のポイントが挙げられます。IH調理器で、しかもテフロン加工のフライパンでプロの仕上がりが期待できるステーキ、ぜひご家庭でお試しください。
● Isami Takayama
浅草の人気焼肉店の次男として、誕生。幼少期に週6日焼肉を食べて成長。18歳から料理の道を志す。2002年に渡伊後、都内数店でシェフを務めた後、2007年「カルネヤ」(東京・神楽坂)オープン。2015年「カルネヤサノマンズ」(東京・西麻布)オープン。熟成肉の魔術師として「キッチンが走る!」(NHK)などにも出演。豪胆な競馬予想でも知られ、競馬専門誌に連載も持つ。
高山シェフの極厚ステーキを味わうならお店へGO!
◆ カルネヤ サノマンズ
住所/東京都港区西麻布3-17-25
予約・問い合せ/03-6447-4829
営業時間/火~土11:30~14:00(L.O.)、月~金18:00~21:30(L.O.)、土17:30〜21:00(L.O.)
定休日/日曜、月曜のランチライム