2021.03.20
男らしいストロングスタイルの「ポテトサラダ」
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
そこで本連載では“週末鮨屋”として注目されている料理研究家、野本やすゆきさんに、初心者でも作れて、自分で食べておいしいのはもちろん、一緒に食卓を囲むお連れさまにも「すごい!」と言ってもらえるレシピをご指南いただきます。料理はいまどき男子必携のモテツールであるものの、万遍なく何でも作れる必要はありません。数品のキラー料理を作れるよう、腕を磨いておきましょう。

酒場で、さまざまな酒肴が短冊に書かれてぶら下がっていますが、その中で「ポテトサラダ」「ポテサラ」「マカロニサラダ」「パスタサラダ」……この類はつい注文してしまうのですよね。恐るべし、マヨネーズの引力。
家庭で作るお惣菜の定番でもありますが、今回はちょっと男らしく、ストロングスタイルのポテサラを野本さんに教えていただきました。ポイントは3つ。じゃがいもにインカのめざめを使用し、蒸すことと、ハムではなくカリカリに炒めたベーコンを使用すること。ねっとりと甘く、濃厚なポテサラをめざします。
「ポテトサラダ」を作ってみよう

ポテトサラダ(2人分)
じゃがいも(インカのめざめ) 500g
ブロックベーコン 80g
バター 10g
きゅうり 1/2本 輪切
タマネギ 1/4個 薄切り
オリーブオイル 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
塩、こしょう 適量
砂糖 少々
「もちろんほかのじゃがいもでもいいんです。たとえば男爵いもはホクホクした食感で、比較的早く煮くずれるのでポテトサラダ向きのじゃがいもです。でもインカのめざめはより濃厚で甘味が強い品種。色も黄色いし、なんかリッチなポテサラになるんですよね」
なるほど。たしかに黄色味が強いほうがごちそう感がありますね。



さらに、この日はあらかじめ薄く切ってあるベーコンではなく、ブロックのベーコンを使用しました。理由は……もうおわかりですね、この方が男らしいから(笑)。











ベーコンゴロゴロでごちそう感たっぷり、ストロングスタイルの「ポテトサラダ」です。

● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。