2017.10.21
お忍びデートにぴったり! な和食店「恵比寿 米ル」。狙い目はオープンしたての、今です
「中目黒いぐち」が恵比寿にオープンさせた新店は、まさかの土鍋白ごはんが売りのお米和食店。これがお忍びデートにぴったりなのですよ。

非日常空間でいただく、繊細な和食メニューの主役は「お米」
日常から非日常へ。まずはこの鮮やかな転換がデートの成功をしっかりと予感させてくれるではありませんか。白木無垢の一枚カウンターはゆったりとして、高級感が漂います。周りはすべて黒漆喰。あらゆる飾りを排したシンプルで上質な空間はシンガポールのJET SETTER が手がけたもの。モダンジャパニーズというのか、とにかく見事な引き算の美学に貫かれています。

お米は月替わりで5種類を用意。この日は、新米が、茨城の一番星、佐賀の七夕コシヒカリの2種。他に秋田の粟雪こまち、岐阜の龍の瞳、新潟の北魚沼コシヒカリというラインナップ。もちろん、それぞれに詳しく説明していただけます。
お米を選び終わると和食のコースがスタートです。前菜、八寸やお造り、茶碗蒸し、和サラダ、汁椀と、いずれもポーションは少なめですが、ひとつひとつに工夫が施され、見た目も味わいも印象的な“会話の弾む”料理が供されます。
例えば八寸はブドウとホタテのおろし和え、大根と鶏の旨煮、タコの柔らか煮、れんこんチップスとヒスイ銀杏のトリュフ塩。それぞれに食感の違う4品が見た目も麗しく味と風情を競います。
カウンターでの“横並びご飯“がふたりの距離を一気に縮めます

目の前でよそって頂くごはんは心持ち固めで、しっかりとした粒立ちが印象的です。この日選んだ「龍の瞳」は米粒が普通の品種の1.5倍の大きさがあり、甘さ、香り、粘りなどが際立ち、まさに食事の主役と呼ぶにふさわしい存在感です。
さらに追加で「焼きしゃぶ」「豚しょうが焼き」「トンカツ」「煮込み」など一品おかずの追加も可能。腹一杯食べたい人にはいくらでも楽しみが用意されています。
ちなみにお酒も種類は多くないものの、選び抜かれたセンスの光る品揃えです。
さて、こちら、個室もあるのですが、デート使いなら是非ともカウンターをオススメします。人は向かい合うより、隣同士で座った方が心理的距離を縮めやすいというのは恋愛心理学の常識。特にこんな非日常空間での“横並びご飯”なら、期待以上の成果が得られること間違いなしです。彼女と顔を見合わせながら、最高の白ご飯をお楽しみくださいませ~。
じきに予約の取れない店になること必至の、こちら「恵比寿 米ル」、行くなら今のうちですよ。
◆ 恵比寿 米ル(エビス・コメル)
住所/東京都渋谷区恵比寿西 1-16-7 HAGIWARA BLDG. B1F
営業時間/17:00~24:00
定休日/なし
お問い合わせ/☎03-6416-9637
●料理はおまかせコースが5980円(税抜)