第29回：キノコの“ティー”パスタ!?

本誌1月号の料理連載で取り上げた“キノコのティー”、もうチェックしていただけたでしょうか？　コレは、世界的な三ツ星シェフであるジャン・ジョルジュ氏のレストラン「ジャン・ジョルジュ東京」のとっておきレシピを簡略化したもの。茶葉ならぬキノコを煮出して作る、シンプルにして滋味深い逸品なのですが、本ウェブでは同店のシェフ・ド・キュイジーヌである米澤文雄シェフにご指南いただき、そのアレンジレシピとしてパスタ料理をご紹介いたします。

「うちでお茶しない？」と彼女を誘う→お茶はお茶でも“キノコのティー”でサプライズ→盛り上がって距離が縮まる→翌日、ブランチメニューとしてこのパスタを振る舞って、前夜の余韻に浸る……なんて流れでお役立ていただければと♥

恵比寿のイタリアンレストランで修業後、2002年に単身渡米。毎年、三ツ星を獲り続けるニューヨークの高級フレンチ「Jean-Georges」で日本人初のスーシェフに登りつめ、帰国。同店が東京に進出するのを機に、その東京店のシェフ･ド･キュイジーヌに抜擢。感性豊かな腕利きです。

・シイタケ　すべて1/2パック　

すべてのキノコを傘と軸に分けたら、まずは軸を適当に刻みます。旨みをよりよく抽出するためにシイタケのみ半量程度の傘を薄くスライスし、軸と合わせて使いましょう。

鍋にたっぷりの湯を沸かして塩をひとつまみ入れたら、パスタを袋の表示より1分短い時間、茹でます。茹で上がったらザルに取りましょう。

01の「キノコのティー」を弱火にかけ、ショートパスタと手早く絡めます。

03のパスタとスープを皿に盛り、温泉卵、チーズをトッピング。最後にオリーブオイルをひと回しすれば出来上がり！