お料理も美味しい❤︎お洒落バーは、女子ウケ必至のサプライズもあり！

デートのお店選び、みなさんはいつもどうしていますか？　ガイドブックや雑誌はもちろん、さまざまなグルメサイトまであって、今やニッポンはレストランの検索天国ですよね。とはいえ、「デートを成功させるためのお店」をきちんと探し出せる人ってきっと少ないはず。だって、複雑な女性の好みや心理状態を理解できないと恋を成就させるってムズカシイもの。

そこで、本誌LEONでYULI*YULIとして14年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南いたしましょう。

2017年最後にご紹介するのは、勝負デートで使いたいジョーカー的存在のバー。デートコンシェルジュとしてより良いお店を探しに夜の町を“パトロール”していたときに偶然見つけた「K-Julep（ケージュレップ）」です。
 
コチラ、この連載でもご好評の“薄暗いバー”ながら、インテリアもモダンで素敵なの！　それだけではなく、お料理メニューがレストランに匹敵するくらい豊富で、しかもどれも美味しい！　とくれば、もうデート用のバーリストに加えるほかありませんよね。

場所は六本木交差点からほど近い外苑東通りの裏手。どちらかと言えば雑然としたこの界隈で、「K-Julep」の大きな四角いオレンジの看板が異彩を放っています。店内のインテリアもオレンジ色と四角をコンセプトに構成されていて、とってもモードな雰囲気なの。
 
カウンターの両サイドには鏡が配置されているので、オレンジ色の光の映り込みと相まってロマンティックなムードを盛り上げてくれます。手前のソファー席もゆったりしているので、ゆっくり食事をしたいときはコチラでね。

メニューを見ると食べてみたいものが色々とあって迷うほど。そんな中でチョイスしたのがコチラ。まずは、名物の“こだわり厚切りカツサンド”。見るからにボリューム満点ですが、肉厚はなんと3.５cmもあるの！　

単に分厚いだけでなく、国産豚の肩ロースを低温でゆっくり火を入れたロゼ状態。とっても柔らかくてジューシーな食感は、もうレストランレベルです。シェフはオーナーの吉岡氏であることにも、二度びっくり！

お次は“昔ながらのナポリタン”。鉄鍋でケチャップをしっかりと絡め、こっくりしたお味は病み付きになりそう。コチラも人気メニューです。さらに、バーのお食事メニューには珍しい“京風だし巻き玉子”などのほっこりメニューもあるの。
 
バーでこんなにバラエテイ豊かにお料理を美味しくいただけるなんて！　オーナーソムリエ兼シェフ吉岡氏の心意気が表れています。飲みにくるだけではもったいない。ぜひ、お腹をすかせて行ってね。

そしてドリンクメニューも豊富なのだけど、フルーツカクテルをぜひお試し下さい。それもカウンターでね。実は、このブビンガの一枚板のカウンター。よく見ると中央辺りに穴があり、中にライトが仕込まれているの。カクテルをそこに置くと写真のように光を放つ！のです。コレ、デートで使えるプチ・サプライズよ。
 
キウィカクテルは果肉がゴロゴロ入っていて、口中に充満する果実感がグッド。苺はシャンパーニュカクテルです。ハート型の氷器に入って登場し、しかもライトアップされちゃうから、女子ウケ間違いなし！ 氷も恋も溶けて消えてしまわないうちにいただいてね❤
 
 
今回、お店探しはネット検索でなく、足と勘にもっと頼るべきと改めて感じさせてくれた「K-Julep」!　2018年も噂に左右されず独自に素敵なお店を発掘していきます。
 
酔い、良いお年をお迎え下さいませ。

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2017年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が10周年を迎えた。