2021.06.10
鮨屋が教えるホムパメニュー「アサリのバスク風ごはん」
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
つまみや酒肴はテイクアウトや持ち寄りもしやすいものですが、〆の一皿はなにか温かいものが食べたい、となると、ここはホストの腕の見せ所。野本さん、ドンと見栄えがして、お腹にたまる〆のお料理、なにかないですか?
「カンタンなのは炊き込みご飯系。スープで炊く洋風のごはんなら、ワインにも合うし、鍋ごとテーブルに出せば『映え』もします」
スペインはバスク地方の伝統料理「Arroz con Almejas(アロス・コン・アルメハス)」をベースにしたこのごはんは、貝の旨味がごはんにしみ込み、お酒を飲んだあとにもシミジミと美味しい一皿です。
「あさりのバスク風ごはん」を作ってみよう
材料(作りやすい2~3人分)
アサリ(砂抜きしたもの) 300g
米 2合
ブラウンマッシュルーム 4個
タマネギみじん切り 1/4個
ニンニクみじん切り 1かけ分
塩 小さじ1/4
☆出汁(煮干し、昆布) 適量
白ワイン 大さじ3
オリーブオイル 大さじ1
パセリのみじん切り 適量
レモンのくし切り 適量
☆水1リットルに煮干し15g、昆布5gを入れて冷蔵庫で一晩以上おく。作っておけば冷蔵庫で4〜5日持つ。
ごはんと一緒に炊き込むべく、先へ進めます。
そこでアサリから出た汁に、あらかじめ取っておいた出汁(材料欄を参照)を足し、分量の塩を加えた480mlのスープを用意しておきましょう。これで下ごしらえは完了。
これにはやっぱり冷えた白ワイン、いや、冷酒も合うでしょう。結局、飲みなおしになっちゃうから、ホムパは全然終わらないかもしれません(笑)。
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。