2018.02.19
デートの〆はお茶漬けサラサラ【上】
飲んだ後にお茶漬けサラサラで心もお腹もほっこり。新橋で60年の歴史を誇る老舗「鹿火矢」と歌舞伎町のニューウエイブ「ZUZU」の2軒をご紹介。
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写真/野頭 尚子 文/中島 由貴
「夫婦はお茶漬けの味なんだよ」 「そうね、知らなかった、今まで」というやりとりが日本の夫婦像を如実にあらわしているわけですが、素朴なお茶漬けはまさしく日本のソウルフードでもあります。
飲んだ後によし、小腹がすいたときによし、シンプルでありながら素材のおいしさがひきたつお茶漬けは食べれば「ほっこり」すること間違いなし。まだ寒い初春のデートの〆としても使えます。意外に知られていないお茶漬け専門店を、老舗からオリジナリティあふれる新店までバリエーション豊かにラインナップしました。
ヘルシーだし、おいしそう。そして時間もそれほどかからない。“それくらいなら”とデートの延長戦を快諾した彼女と、アッツアツのお出汁がかかった一杯を、湯気ごと一気にズズズ〜ッ。熱気を帯びた吐息が口からこぼれて、ああ幸せ〜♡ ココロも胃袋もホクホクになったら、ふたりの関係が自然と近づくのは言うまでもありませんね。
といわけで、デートの最後を飾るにふさわしいお茶漬け専門店4軒を、上・下の2回に分けてご紹介していきます。どちらも自宅ではなかなか作れない贅沢な一杯をいただける選りすぐり。まずは、60年変わらぬ味の実力店と、ヨコシマBAR風の隠れ家店という真逆をいく2軒です。
メニューは常時30種以上!
◆ 60年愛される老舗 「茶漬 鹿火矢」
出汁に三つ葉、海苔、あられを乗せたものが茶漬けのベース。出汁は、昆布に鰹、塩と薄口しょうゆを使って丁寧にその日の分だけを作るそう。鯛茶漬けの人気の理由であるゴマだれも、胡麻をペーストになるまですり、醤油で伸ばして手間暇惜しまず手作りされているんです。
◆ 茶漬 「鹿火矢(かびや)」
住所/東京都港区新橋2-9-13
お問い合わせ/03-3591-8042
営業時間/月〜金11:30〜14:00、17:15〜22:30、土17:15〜閉店時間不定
定休日/日曜・祝日・不定
口説けるムードの茶漬け屋さん
◆ お茶漬けBAR・離れ個室 ZUZU
肝心なお茶漬けはというと、人気の「真鯛の柚子〆 茶漬け」から、鰻やマグロなど新鮮な魚介を使用したメニューを14種類もラインナップ。酔った体にあったかいお出汁がしみて…、最高! 彼女が喜ぶ顔が目に浮かびます。
◆ お茶漬けBAR・離れ個室 ZUZU(ズズ)
住所/東京都新宿区歌舞伎町1-21-2 伊藤ビル 3F
お問い合わせ/03-5292-3703
営業時間/日~木・祝 17:00〜24:00(L.O. 23:00)、金・土・祝前日17:00〜5:00(L.O. 4:00)
定休日/無休