2018.05.06
vol.51「茶寮 宮坂」(六本木)
東京の和食シーンに革命をもたらす!? 空間とお料理とおもてなし
昨年末、青山の高級和食店「宮坂」の姉妹店が六本木ヒルズに誕生しました。美術品が並ぶ洗練された空間、彩りと滋養に満ちたお料理…。「茶寮 宮坂」で、五感を刺激される時間をご堪能あれ!
- CREDIT :
写真/中川 司
そこで、本誌LEONでYULI*YULIとして14年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南いたしましょう。
六本木ヒルズに、通常の和食店とは一線を画すセンス溢れるお店が誕生
エントランスに入って正面に飾られているのはアール・ヌーヴォー、アール・デコ時代に作られたフラワーベース。存在感のあるブルーが目を引きます。鉄枠も同時代の家具作家マジョレルの作品。どれも選び抜かれたものばかりで、料理人宮坂氏の空間作りへの格別な思いを感じます。
凛とした空間なのに居心地良い……
彩りと滋養に満ちたお料理の数々
九条葱と揚げ麩の赤出し、自家製の漬け物、ふき味噌、ちりめんじゃこ、そして、穴子のフライも! カラシとソースでサクッといただくと、ご飯がまた進んでしまいます。お膳は拭漆千段くつわ盆。
「美味しいのは当たり前、美しくなければ料理ではない」
東京・新宿で小料理店を営む家に産まれ育ったという宮坂氏。30歳のとき、ご縁あって修行に行った京都で10年間、懐石料理の真髄はもちろん、お茶からお道具のことまでたっぷりと学び、その後、あえての帰京。「美味しいのは当たり前、美しくなければ料理ではない」という信念をもとに、料理作りに日々、励んでいます。
「京都で過ごした時間がなければ、自分はいま、ここにはいない」と、宮坂氏。かけがえのない経験をもとに東京に新たな風を吹き込んでいる料理人が手がける、五感が研ぎ澄まされる時間を、じっくりと味わってください。
■ 茶寮 宮坂
住所/東京都港区六本木 6-12-2 六本木ヒルズ レジデンスB棟 3F
営業時間/18:00〜23:00
定休/無休
※個室あり
URL/http://www.roppongihills.com/
予約・お問い合わせ/☎︎03-6447-1160
●料金/1万2800円(おまかせコース 12品)
※税・サ別