2018.05.09
初めてでも作れる、弁当男子入門レシピ
お弁当は作ってみたいけど料理ができない。そんなアナタのために、毎日愛妻のために弁当を作っている料理家、本田よう一さんが不器用な初心者でも作れる簡単弁当レシピをお教えします。
- CREDIT :
文/秋山 都 写真/菅野 祐二
ここでは、まったく料理経験のないアナタでも作れそうなお弁当を3種。お弁当は意外に詰めるのが難しいので、ごはんやおかずを詰める順にプロセスとレシピをご紹介します。まずは、ハードルの低い“のっけ弁当”から挑戦してみてはいかがでしょう。
【牛丼弁当の作り方】
【牛丼弁当のレシピ】
牛切り落とし肉 (50g)
玉ねぎ 1/4個(50g)
A(水 大さじ3 しょうゆ、みりん 各小さじ2 砂糖 小さじ1と1/2)
紅しょうが お好みで
ごはん 1膳分
<作り方>
1. 牛肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎはくし形に切る。
2. 小さなフライパンに玉ねぎとAを入れて、中火で2〜3分ほど煮る。牛肉を加えて、1分ほど汁けがなくなるまで煮る。
3. ご飯を盛り付けて、2を乗せる。お好みで紅しょうがを添える。
※弁当男子のコツ!
汁が漏れないように煮汁がなくなるくらいまで煮るのがポイント!
【三色丼の作り方】
【三色丼のレシピ】
● 炒り卵
卵 1個
A(酢、砂糖 各小さじ1/2 塩 少々)
<作り方>
1. 小さいフライパンに卵を割りいれて、Aを混ぜ合わせて、菜箸4本で混ぜながら、弱めの中火で3〜4分ほど混ぜ合わせながら炒めて、ポロポロになってきたら、取り出しておく。
● 鶏のしょうがそぼろ
鶏ももひき肉 100g
A(しょうゆ 大さじ1/2 みりん 大さじ1 砂糖 小さじ1)
しょうがのすりおろし 1/2片分
<作り方>
1. 小さなフライパンに材料を全て、入れて、菜箸4本で混ぜながら、汁けがなくなるまで中火で2〜3分煮る。
※弁当男子のコツ!
そぼろは、調味液を生の状態の肉に混ぜ合わせてから加熱することで、パラパラと細かい仕上がりに。保存容器に入れて、冷蔵庫で3〜4日程度保存できるので、作り置きにも。
● キャベツと青じその即席漬け
キャベツ 50g
青じその葉 2枚
塩 小さじ1/5
<作り方>
1. キャベツと青じその葉は粗いみじん切りにする。ビニール袋に野菜を入れて、塩を振ってビニール袋の上からもむ。水気が出たら、しぼっておく。
【鮭のり弁の作り方】
2段式の弁当箱のひとつにごはんを。もうひとつに、ちくわとごぼうの塩のりきんぴらを詰めます。
ほうれん草のゆかりごま和えを。ごはんには鰹節を乗せ、上から醤油をタラリ。
焼いた鮭(この日は梅味噌焼きにしていますが、塩鮭を焼いただけでOK)と、ごはんにのりを乗せてできあがり。のりは小さく切ったほうが食べやすい。
2段式の弁当箱のひとつにごはんを。もうひとつに、ちくわとごぼうの塩のりきんぴらを詰めます。
ほうれん草のゆかりごま和えを。ごはんには鰹節を乗せ、上から醤油をタラリ。
焼いた鮭(この日は梅味噌焼きにしていますが、塩鮭を焼いただけでOK)と、ごはんにのりを乗せてできあがり。のりは小さく切ったほうが食べやすい。
【鮭のり弁のレシピ】
● ちくわとごぼうの塩のりきんぴら
ちくわ 1本
ごぼう 1/3本(50g)
サラダ油 小さじ1
A(みりん小さじ1 塩少々 青のり お好み量)
<作り方>
1. ちくわは縦半分に切り、斜め細切りにする。ごぼうはささがきにして、さっと水にさらして、水けをきる。
2. 温めたフライパンにサラダ油を入れて、1を入れる。中火で2分ほど炒めて、Aで味付けをする。
● ほうれん草のゆかりごま和え
ほうれん草 1株(50g)
A(赤しそのふりかけ 小さじ1/、白すりごま 小さじ1)
<作り方>
1. ほうれん草は根元を切り、3cm幅に切る。水でさっと洗う。
2. 耐熱皿に1を全体に広げて、ラップをふわりとして、600Wの電子レンジで1分加熱する(もしくは茹でる)。
3. 2のほうれん草を水にさらして、しっかりと水けを切ってから、Aを混ぜ合わせる。
※弁当男子のコツ!
ゆかり(赤しそふりかけ)で味付けをして、すりごまを混ぜることで汁けが出ないようにしています。
●鮭の梅みそ焼き
生鮭 1切れ
梅干し 1個
A(みそ 小さじ1、砂糖 小さじ1/2)
〈作り方〉
1. 鮭に塩少々をふり、5分ほどおく。水けが出てきたら、キッチンペーパーでふく。
2. アルミホイルを鮭の一回り大きなサイズで切り、くしゃくしゃにする。
もう一度広げて、鮭を乗せる。オーブントースターかグリルに入れて、中火で5分ほど焼く。
3. 梅干しの種を取り除き、包丁で叩く。Aと混ぜ合わせて2の鮭に塗り、表面に焼き目がつくまで焼く。
※弁当男子のコツ!
鮭はホイルに乗せて焼くことで、洗い物を減らします。
ホイルはくしゃくしゃにすることで余分な脂を落としつつ、後で取り外しやすくなります。
● 本田よう一 / 料理家
1983年福島県生まれ。栄養士の免許を取得後、独学で料理写真を学び、フリーカメラマンに。 2006年からは料理家として仕事を開始。野菜をたっぷり使い、素材の味を活かしたレシピを得意とし、 家族みんなで楽しめる味付けに定評がある。あったかふくしま観光交流大使としても活動中。