2021.08.14
体にいい「ビールのおつまみ」はこの4品!
ビールの美味しい季節ですが、どうせ飲むなら健康にも気を付けるのが大人ってもの。今話題の「アダムスキー式腸活法」より、腸を元気にしてくれる簡単おつまみを4品、教えてもらいました。
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文/森 敦子(翻訳家)
日テレ系列「世界一受けたい授業」(5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも7万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「ビールに合う腸活おつまみ」について解説する。

「ビールのおつまみ」でも「腸活」ができる!
今、テレビや雑誌などで注目を集めている「アダムスキー式腸活法」は、食べ物を「腸を通過するのが速い食品(ファスト)」と「遅い食品(スロー)」に分け、スピードの違う2種類の食品を同時に摂取しないことで、「腸の詰まりを防ぐ」腸活法です。
今回は、腸を元気にしてくれる「腸にいい最高のおつまみ」の中から簡単4品を紹介します。
「アダムスキー式腸活法」に従うと、ビールは「スローの食品」でも「ファストの食品」でもない「ニュートラルの食品」という3つ目のカテゴリーになります。
「ニュートラル」というのは、「ファスト」とも「スロー」とも組み合わせることができる食品です。
つまり、ビール自体は何とでも組み合わせることができるので、ビールを飲むときに「腸活をしよう」と思ったら、おつまみの中で「ファストの食品」と「スローの食品」が混ざらないようにすればいいのです。
それでは、「おすすめの腸活おつまみ」の具体的な例を見ていきましょう。
「ビール×枝豆」は健康面でも最高の組み合わせ
【1】「枝豆」(スローの食品)

アダムスキー博士は、枝豆は「腸にも嬉しい効果のある食材」なのだと話しています。「アダムスキー式腸活メソッド」では、大豆が「腸活スーパーフード10」のひとつに挙げられていますが、枝豆は「大豆が熟する前の未熟果」。
枝豆には「食物繊維」がたっぷり含まれているので、腸をきれいにし、大腸がんなどの生活習慣病に効果があるといわれています。また、大豆を定期的に摂取すると、「悪玉コレステロール」の値を下げる効果もあるのだそうです。
枝豆に含まれるアミノ酸「メチオニン」は、アルコールの分解を促し、肝臓への負担を和らげてくれるので、「ビール✕枝豆」の組み合わせは、味の面でも健康面でも最高なのだそうです。
また、同じくスーパーフードの大豆で作られた「納豆」も、腸活におすすめです。納豆に含まれる「納豆菌」は熱や胃酸に強く、「生きたまま腸に届く」といわれています。
腸に届くと、自ら善玉菌として働くとともに、他の善玉菌を増やしてくれる効果もあるので、納豆は、腸にとって「いいことづくめ」の食材なのです。
2つめの「おすすめ腸活おつまみ」は「無限キャベツ」です。
「キャベツ」は優れた抗がん作用が期待できる腸活野菜
【2】「無限キャベツ」(スローの食品)

「今が旬!『腸にいいキャベツ』最高の食べ方4秘訣」でもお話したとおり、キャベツは「食物繊維」が豊富で、野菜の中でもとりわけ優れた抗がん作用が期待できるため、アダムスキー博士も腸活野菜として絶賛しています。
また、「アダムスキー式腸活法」では、「野菜はかさが多いほどいい」と考えられています。かさの多い野菜は、消化管の中で「煙突掃除人」の役割を果たしてくれると、「アダムスキー式腸活法」で考えるからです。
さっとゆでたり、塩もみして水気を絞ったりしただけの「無限キャベツ」は、調理法から見てもアダムスキー式腸活法にかなった食べ方なのです。
「無限キャベツ」は、ごま油を主役に鶏がらスープなどで味付けして作りますが、このとき仕上げによくかける「ごま」も、カルシウムやマグネシウム、食物繊維が豊富で、腸にいいといわれています。
「キャベツ」も「ごま」も「スローの食品」なので、腸を詰まらせる組み合わせにもなりません。
ただし、腸活のためには「唐辛子」を入れずに作りましょう。「唐辛子」は「ファストの食品」なので、「キャベツ(スローの食品)×唐辛子(ファストの食品)」は、「アダムスキー式腸活法」ではNGの組み合わせとされています。
3つめは、居酒屋の定番メニューのひとつ「ほっけの干物」です。
脂ののった魚は「オメガ3系脂肪酸」が豊富
【3】「ほっけ」の干物(スローの食品)

また、「腸内の潤滑油」として便の通りをよくする効果も期待できるといわれています。
「脂ののった魚」には、この「オメガ3系脂肪酸」が豊富に含まれていますが、「ほっけ」にもたっぷりと含まれているのだそうです。脂ののった「ほっけの干物」はビールとの相性もバッチリだから、嬉しいですね。
ほっけには、「レモン」や「すだち」を絞ってかけるのが定番ですが、「アダムスキー式腸活法」では、これらの果物は「ファストの食品」。「ほっけ(スロー)」×「レモン・すだち(ファスト)」の組み合わせはNGです。
また、「オメガ3系脂肪酸」は脂ののった魚に豊富ですので、「トロ」や「サーモン」もしくは「イワシ」などの青魚もおすすめです。
旬の魚は脂がのって「オメガ3系脂肪酸」の含まれる量も増えますので、夏には「イワシ」、秋には「サンマ」、冬には「ブリ」と、旬の魚を味わうことも腸活につながります。
アダムスキー博士に言わせれば、揚げものは、「揚げ方の悪いものだけが体に悪い」のだそうです。体にいい揚げ方をするコツは油の「温度」だと、アダムスキー博士は話しています。
【4】揚げものは油の質と温度に気をつければ問題なし

「超えてはいけない温度」について、博士が基準となる温度を示してくれているので、ここでご紹介しておきます。
★とうもろこし油、くるみ油、ごま油、大豆油、ひまわり油……140~160℃
★オリーブオイル……210℃
★ピーナッツ油……220℃
(日本で揚げ油によく使われるキャノーラ油は200℃程度)
また、唐揚げには「レモン」をかけるのが一般的ですが、「鶏肉(スロー)」×「レモン(ファスト)」でNGの組み合わせなので避けましょう。
また、「フライドポテト」の「じゃがいも」は「スロー」ですが、ケチャップに含まれる「トマト」は「ファスト」。「フライドポテト(スロー)」×「ケチャップ(ファスト)」も腸のためにはNGの組み合わせです。
腸の疲れは「夏バテ」「免疫力低下」の原因に
また、『腸がすべて』の監修をつとめた澤田肝臓・消化器内科クリニック院長である澤田幸男医師は、「腸は人体最大の免疫システム」だと話しています。「間違った食べ物の組み合わせ」を続けることで腸が詰まり、その働きが落ちれば、免疫力の低下にもつながりかねません。
暑い夏はまだまだ続きますが、みなさんも「アダムスキー式腸活法」を学び、普段の食事から腸をケアすることで、元気に夏を乗り切りましょう。
『腸がすべて:世界中で話題! アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』
【世界中が絶賛!「汚れた腸」がよみがえる! 「世界一シンプルな食事法」、いよいよ日本初公開!】
【世界のセレブを中心に実践者続出!SNSなどで大注目!】
【Googleの「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出!!(本書の原著発売年、食事法ダイエット部門)】
★「アダムスキー式腸活法」は、ここがスゴい!
体の不調がみるみる消える!どんどんやせて若返る!免疫力まで上がる!
★「アダムスキー式」メソッドは、ここが画期的!
食べ物の「組み合わせ」を変えるだけ!
「つらい食事制限」も「キツい運動」も不要!
①食べ物を3つに分ける→「ファスト」「スロー」「ニュートラル」の3つ
②それぞれを分けて食べる→「ファスト」と「スロー」を一緒に食べるから、腸がよごれる!
たった、これだけ!
フランク・ラポルト=アダムスキー(著) 澤田 幸男(監修) 森 敦子(翻訳) 東洋経済新報社 1650円
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