その味わいは世界最強!? 伝説のワイン、クロ・デュ・ヴァルを味わいつくす至高のディナーへ

「パリスの審判」または「パリ・テイスティング」というフレーズをお聞きになったことはあるでしょうか？　「ある」とおっしゃる方、きっとアナタはワインがお好きなのでしょう。この「パリスの審判」とは、1976年、アメリカの独立200周年を記念して、カリフォルニアワインとフランスワインを赤白各20本厳選し、ワインの権威たちがブラインドでテイスティングし採点したという、ワイン史に残る出来事のこと。

当時まだ無名だったカリフォルニアワインはワイン業界で軽視されており、誰もがフランスワインの圧勝だと思い込んでいたのですが、フタを開ければなんと勝利はカリフォルニアワインに！　その時、8位で好成績を収め、その10年後のリターンマッチでかの有名な五大シャトーを抑えて優勝したのがクロ・デュ・ヴァル。世界にカリフォルニアワインの実力を知らしめたこの事件により、クロ・デュ・ヴァルは世界最高峰のワインとして知られることになりました。

カリフォルニア最高の銘醸地であるナパ・ヴァレーの中でもとくに素晴らしい土壌と気候条件を兼ね備えた「スタッグス・リープ」地区で1972年に創業されたワイナリーです。

そのクロ・デュ・ヴァルを、料理とペアリングで楽しもうというのが今回のコラボレーションディナー。一夜限り、しかも12名限定で行われるというエクスクルーシブな試みですが、料理をプロデュースするのがカリフォルニアワインにも造詣が深い、あの渡邉明シェフだというから、期待も高まるというもの。

一般に、果実味が濃厚に感じられるカリフォルニアワインは肉類との相性がよいといわれているものの、クロ・デュ・ヴァルのワインはその洗練されたバランスの良さから、シーフードとの相性も最高だといわれています。

そこで渡邉明シェフが数ある自社店舗から選んだのは「海栗とワイン TSUKIHI」。北海道から九州まで旬をおいかけ、その時々で最高のクオリティのウニを供することで知られるこの和モダンイタリアンで、さあクロ・デュ・ヴァルはどんな表情を見せてくれるでしょう!?

当日はクロ・デュ・ヴァルのメインアイテムを中心に、1988年（つまり30年熟成！）ヴィンテージの蔵出しアイテムも登場するというから、ワイン初心者の方はもちろん、レアなアイテムが飲みたい愛好家でも存分に楽しめるラインナップ。秋の夜長を最高のワインと最高の料理で、ゆっくりとお楽しみください。