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2021.11.04

覆面料理研究家が教える⁉ 自宅で作れる「ステーキタコス」

“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! という連載なのですが、今回はとつぜん、覆面料理研究家が登場⁉

CREDIT :

文/秋山 都 レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太

今回は巷で流行中のグルメタコスを野本やすゆきさんに教えていただこう ……と思っていましたが、突然マスクマン登場!  誰、これ? タコスがメキシコ料理だから、来ちゃったのかな。正体は記事終盤にてご紹介します。
▲ いま流行中のグルメタコス。簡単に自宅で作れます。
(気をとりなおして)さて、今回のお題は「タコス」。いま、巷ではグルメタコスとして、上質なフィリング(中身)を使ったり、トルティーヤ(皮)を手作りするなど、さまざまなこだわりを見せるタコスが人気です。が、実はこれ、意外に簡単におうちで作れちゃう。
今回、トルティーヤは市販品を使いましたが、フィリングさえ作っておけば、あとは卓上で自由に乗せたり、巻いたり。まるで手巻き寿司のように楽しめるからホムパやおもてなしのメニューとしても最高! もちろん、ビールやテキーラとの相性も最高! ぜひ、作ってみてください。
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「ステーキタコス」を作ってみよう

材料はとっても多く見えますね。とはいえ、サルサやワカモレは、市販品でも代用可能です。コストコに行けば安く売ってますし、最近では一般的なスーパーにも置いてありますのでご安心を。

材料(ふたり分)

トルティーヤ           6~8枚

☆オレンジメキシカンステーキ
牛ステーキ肉          300g
Aパプリカパウダー      小さじ1
Aチリパウダー        小さじ1
Aクミンパウダー       小さじ1/2
A100%オレンジジュース     80ml
A醤油            小さじ1
ニンニクのすりおろし     1かけ分
塩             小さじ1/2
胡椒            少々

☆ワカモレ
アボカド           1個
玉ねぎみじん切り       大さじ2
レモン汁          小さじ2
塩             少々
胡椒            少々
オリーブオイル         大さじ1

☆サルサ
フルーツトマト         3個(200g)
ニンニクすりおろし       少々
紫たまねぎみじん切り      大さじ3
パクチーみじん切り       1株
塩             少々
胡椒            少々
レモン汁           大さじ1
オリーブオイル         大さじ1

☆トッピング
ライムのくし切り                           適量
パクチー             適量
フェタチーズ            適量
ハラペーニョの酢漬け      適量(小口切り)

タコスといえば、一般的なフィリングはひき肉や、豚肉のカルニータス(バラ肉のオレンジ煮)なのですが、今回は「グルメタコスを作りたい」と思っていたので、頂上作戦としてステーキを採択。しかもオレンジジュースでマリネし、そのソースごと焼くことでメキシカン風味の「メキシカンステーキ」です。Go,Go!
ステーキ肉。この日は気張ってサーロインを用意しましたが、赤身でもOKです。オレンジジュースでマリネするし、後には薄切りにするので、固いお肉でも気にならないはず、です。
マリネする、といっても簡単。まずは、牛肉ににんにくのすりおろし、塩、胡椒をすり込み、ポリ袋に入れます。
▲ 冷蔵庫に入れる前にマリネ液が片寄らないようにモミモミしておきましょう。
あとは材料のAを入れて、軽くモミモミし、冷蔵庫で3時間以上置くだけ。ここまで前日にやっておくとラクチンですね。
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▲ こちら3時間ほど置いた牛肉です。
ではマリネした牛肉を焼きましょう。
▲ マリネ液に醤油やスパイスが入っているので、表面が焦げつきやすいですが、このくらいなら大丈夫。
フライパンにオリーブオイル(分量外、小さじ2)を熱し、軽く汁気を切った牛肉を両面に焼き色がつくまで、さっと焼きます。ここであんまり焼きすぎないのが大切です。あくまで、さっと。
ポリ袋に残ったマリネ液を投入し、ソース代わりにします。
マリネ液を入れたら、フタをして4~5分加熱。ソースをクツクツ煮詰めるイメージで。
いい感じに焼けました。タコスとして食べやすいサイズ(やや小ぶりなひと口大)にカットしておきましょう。
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次にワカモレやサルサなど、タコスの調味料を作ります。玉ねぎと紫玉ねぎをみじん切りにしておきましょう。2種使うのが面倒くさければ、どちらもフツーの玉ねぎでOKです。
まずはワカモレを作ります。
アボカドの皮をむいて、種をとり、フォークでつぶします。
そこへみじん切りにした玉ねぎや、レモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒を入れて混ぜたら、ワカモレのできあがり!
意外に簡単なんですね。これを「ドリトス」などのトルティーヤ・チップスと一緒に食べると、もうやめられない、止まらないんですよね~。お店で頼むといつも足りないけど、自宅で作れば思う存分ディップできます。
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最後にサルサです。ここも面倒くさければ、市販品を使っていただいてもいいのですが、自家製はやっぱりひと味違う。時間があれば挑戦してみてください。
上の要領で湯むきしたトマトのタネをとり、
1センチ角にカットして、ボウルにトマト、ニンニク、紫玉ねぎ、パクチー、レモン汁、塩、胡椒、オリーブオイルをすべて順不同で入れて、混ぜるだけ。
このフレッシュさは市販品では味わえないもの。やっぱり自家製はおいしいですよ。
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さあ、あとはトッピングをお好みで用意したら完成です。
ライムはレモンで、ハラペーニョの酢漬けはタバスコなどのチリソースで、フェタチーズはシュレッドチーズでも代用可能ですが、もうここまで来たらあとはやる気と時間次第で。
見た目も華やかな「ステーキタコス」ができあがりました。
あ、また出てきた、マスクマン。ってか、野本さんでしょ? もうバレバレですよ(笑)。
▲ このマスクは特注だそうです。額にはFC(フードコーディネーター)とありますね(笑)。
実は野本さん、プロレス好きが高じて、今から10年以上前に「マスクドフードコーディネーター」としてYouTubeデビューを果たしていたのだとか。今回の「ステーキタコス」を作るうちに、忘れていたメキシカン魂に火がついたらしく、この日限りの復活とあいなりました。次にこのマスクマンが登場するのは、いつでしょう? メキシコ料理、また作るかな……。

● マスクドフードコーディネーターこと野本やすゆき (料理研究家)

東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。マスクドフードコーディネーターについても語っています。

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