都会に突如現れた、お洒落な山小屋バー!?

本誌LEONでYULI*YULIとして16年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します！

季節を問わず、多くの人で賑わう目黒川周辺。ですが、中目黒駅から川沿いを歩いて駒沢通りを越えると人もまばらになり、雰囲気の良いお店がひっそりと数軒並んでいるのをご存知ですか？

その中でもひと際暖かな空気を放っているのが、今回ご紹介するバー「CABIN Nakameguro」。キャビン＝山小屋をイメージした居心地良さそうなインテリアが大きな窓からも覗けて、思わずドアを開けてみたくなります。

店内は、小さなカウンターとテーブル席が３卓だけ。暖炉を模した、炎のようにゆらゆらと揺れる光が心地良さを助長します。壁にかかっているのは、廃材を利用して作られた動物のはく製を思わせるアート作品。さながら都会に現れたお洒落な山小屋といった趣です。

バーテンダーは、毎朝柔術が日課というブラジル生まれのスリヴァンさん。接客が大好きという彼の人柄に惹かれて、小さな山小屋は毎晩大賑わい。外国人のお客さんが多いのも特徴です。その理由のひとつが、いま、海外でも大人気のジャパニーズ・ウィスキーが充実していること。棚には「響」「山崎」「白州」など人気ブランドのボトルがずらり!

今回は、研究熱心なスリヴァンさんが和のテイストを入れたオリジナルカクテルを作ってくれました。

まずコチラは、シングルモルトの宮城峡をベースに和三盆、ビターズを効かせたその名も「サムライ オールド ファッション」。苦味を楽しむ男性向けのカクテルは、オレンジピールと一緒に浮かんでいる金平糖がアクセントです。

色がキレイなカクテルは、ぜひお連れの女性にオススメしていただきたい一品。パイナップルジュースで割ったウォッカに、ラズベリーリキュールを加えているので、酸味がありながらちょっぴり甘めなの。仕上げにラズベリーソースをかけて、まるでデザートみたい。

最後にご紹介するのも、大人のカクテル。テキーラ“レポサド”をベースに、ホームメイドのジンジャーシロップ、竹炭、ドライレモンを加えたロングカクテルは、暖かな暖炉の前でゆっくりと楽しんで。

最後にご紹介するのも、大人のカクテル。テキーラ“レポサド”をベースに、ホームメイドのジンジャーシロップ、竹炭、ドライレモンを加えたロングカクテルは、暖かな暖炉の前でゆっくりと楽しんで。
 
実はコチラのいちばん人気は……日本ウィスキーの飲み比べ! 入手困難な「白州 18年」「山崎 21年」「響 17年」などのヴィンテージウィスキー３種を、じっくりと楽しむことができます。これを試せば、流行りの日本ウィスキーを語れるはず! ちなみに、木製トレイはお店のオリジナルよ。
 
個人的に「CABIN Nakameguro」のインテリアが大好き! 代官山のイタリアン「シドロス」（LEON本誌で取材）と同じオーナーが経営しています。どちらのお店も廃材を利用したインテリアが素敵で、私も参考にしてみたい!