2023.01.25
ホルモンを補充して、やる気スイッチをON!
加齢とともに減少していくホルモン。それを薬で補うというのが今回ご紹介する「総合ナチュラルホルモン補充療法」です。LEON.JP編集部の60代ベテランエディター森本がその療法の過程を実体験レポートします。
- CREDIT :
写真/箱島崇史 取材・文/遠藤加奈
今回お邪魔したのは「松倉クリニック 表参道」
加齢によって減少するホルモンを補充
ホルモンの分泌は25歳をピークに徐々に減少し、性欲の衰えや体脂肪の増加、筋力の減少など身体的な影響に加え、鬱ややる気の減退、記憶力の衰えなど精神面にも影響を及ぼします。
例えば男らしさの象徴のように思われている男性ホルモンが不足すると、やる気が出なかったり、イライラしたりします。男性にとって男性ホルモンは精神安定剤のような役割を担っているのです。甲状腺ホルモンは代謝をつかさどっており、成長ホルモンは細胞の修復を担うホルモンです。
今回ご紹介する総合ナチュラルホルモン補充療法は、加齢により減少したホルモンを、個人の状態に合わせ薬で補充していくセラピー。自分の現在のホルモンの量は血液検査で知ることができ、全体のバランスを見て一人ひとりにあった適量を補充するのが大切です。
松倉クリニックでは処方するホルモンにナチュラルホルモンを使用しており、これは一般的な治療で処方される合成ホルモンとはまったく異なります。ナチュラルホルモンは人体の作り出すホルモンと構造が同じであるため、体内に長くとどまらず、自然に代謝されるので副作用のリスクが低く、安心して治療を受けることができます。
毎日コツコツ忘れずに補充しましょう
処方される薬の種類や量は人によってことなるので一概には言えませんが、多くの人が処方されるものをご紹介すると、若返りホルモンなどと言われることもあるDHEA。これは錠剤で、テストステロンやエストロゲンの一種であるエストラジオールの材料になるホルモンです。ほか、男性ホルモンの代表としてよく知られているテストステロンは塗り薬で処方され、内ももに塗ります。
サイロイドコンパウンドは甲状腺で分泌されるホルモンで、基礎代謝を司るので減少すると、体重増加や免疫力が低下します。そのほか免疫機能や認知機能にも作用をおよぼすと言われる成長ホルモンは注射で、自分で毎日、太ももやおなかに注射します。
総合ナチュラルホルモン補充療法は、処方されたこれらの薬を毎日きちんと服用することが大切で、突然劇的に体質や体調が改善するものではありませんが、治療を初めて1カ月や2カ月たった後、少しずつ健康的で活力が湧いていることが実感できることを期待する療法です。
次回LEON編集部の最高齢エディター、森本のホルモン量をご報告
■ 松倉クリニック 表参道
住所/東京都渋谷区神宮前4-11-6 表参道千代田ビル9F
TEL/03-5414-3600
HP/https://www.matsukura-clinic.com
営業/10:00〜19:00 月休
総合ナチュラルホルモン補充療法
料金/初年度14万4650円(検査代、米国医師の処方箋料)
薬代(処方によって個人個人異なる)8580円〜