５歳若返る!? オトコの「シミ取り」最前線

今回は、シミ治療のプロフェッショナルである松倉クリニックの松倉院長に、シミ治療の最前線を教えていただきました。 「シミには種類があり、種類ごとに適した治療法が異なります。もっとも多いシミは、紫外線によってできる老人性色素斑。そのほか女性に多い肝斑などがあります」

老人性色素斑の治療は主に3種類。自宅でクリームを塗るだけの「松倉クリニックオリジナルレチノイン酸プログラム」、１度の照射でシミが除去できる「レーザー」、顔全体のトーンが明るくなる「IPL」があるのだそう。「治療法を選ぶ際は、シミの濃さや範囲に加えて、治療期間や治療中の見た目など、患者さんの希望を聞きながら選びます」

「さらに肌質がとても重要で、色素沈着を起こしやすい人はシミ治療が少し難しいため、組み合わせて行うこともあります。ほかには、遺伝によるソバカス、いぼ状に盛り上がった脂漏性角化症、ニキビや傷など炎症が色素沈着してできるシミがあります。これらは老人性色素斑とは治療法が異なるものもありますので、シミが気になったら、まずは一度医師の診断を受けるのがオススメですよ」 

医師と相談しながら正しく治療することが、シミを短期間で完璧に除去するコツ。気になっている方、今年こそはシミ取りしてみませんか？

皮膚や粘膜の代謝を促して正常化するビタミンAの一種、レチノールのさらに強い効果をもつ成分。メラニンを排出し、シミやくすみの改善、治療後のシミの発生を抑制する働きがあり、主にシミの外用薬治療に使われます。

レチノイン酸治療のパイオニアである松倉クリニックが日本人の肌質に合わせて開発した、ニューレチノイン酸のスターターキット。美白剤であるハイドロキノンのクリームと混ぜて、１日１回洗顔後に塗るだけでOK。自宅でできる気軽さが魅力ですが、医師の処方が必須で、治療期間は3カ月ほど。使いはじめは赤みの発生や、皮膚がポロポロとむける副作用が出る場合もあります。初心者にオススメ。レチノイン酸、ハイドロキノン、専用の洗顔ジェル、トナー、保湿剤のセット。

一度の照射でシミをきれいに消せる効率的な治療法。 照射後はかさぶたができ、２週間ほどテープでの保護が必要になるので見た目にわかりやすいのが難点。

松倉クリニックでは、シミや黒いアザの改善に効果のあるQスイッチルビーレーザーを使用。数や濃さにもよりますが、治療自体は数分で終了するので、多忙なオヤジさん向きですが、術後2週間はテープで保護し、その後肌の再生を促すため、ニューレチノイン酸で1〜2カ月アフターケアが必要。

広範囲に光を照射するIPLは、複数回施術を受けることで徐々にシミが薄くなります。テープを貼ることもないので、治療に気づかれたくない方にオススメです。

レーザーより広範囲に照射できますが、一度でというより徐々にシミが薄くなっていくため複数回の施術が必要。痛みやダウンタイムはほとんどないのがメリット。くすみ、ハリ、キメなどのあらゆる肌悩みにも効果があり、定期的なメンテに最適。顔色のくすみに悩むオヤジさんにもオススメです。