2024.05.18
ブルガリ ホテルにも採用。日本に初上陸のスキンケア「アウグスティヌス・バーダー」のコンセプトとは?
謎の有閑マダム、カトリーヌ10世さんが、日本の迷える男性諸氏を洗練へと導く連載。今回のテーマは……。
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文/カトリーヌ10世 イラスト/ユリコフ・カワヒロ
■ 「幹細胞よ目覚めなさい」
「俺たちフィギュアスケーター」の「俺たち」がNGになるのであれば、本連載タイトルの「男たちよ」も却下ということになりますね。というわけで今回はクドカンに敬意を表し、ジェンダーを問わず、人間か動物かも問わないレベルまでコンプラに配慮した(?)テーマです。「幹細胞よ、目覚めなさい」
このブランドは幹細胞と再生医療の分野での第一人者、アウグスティヌス・バーダー教授の知見に基づくスキンケアですが、教授は研究の結果、ひとつのシンプルな真理にいきつきました。それは、「カラダがもっともよく知っている」。つまり、人間の幹細胞は自身を修復させる力をもっている。ただし、眠れる幹細胞を覚醒させるため、ここに正しいシグナルを送る必要がある、と。「幹細胞よ、目覚めなさい」というシグナルこそ、教授が特許を獲得したトリガー・ファクター・コンプレックス8(TFC8)です。
利益第一の資本主義が行きすぎた世界にもクドカンに突っ込みを入れてほしいところですが、おかげで幹細胞覚醒コスメに出合えたと思うとやや複雑。コンプラも資本主義も、その二面性とどう付き合うかにセンスが問われていきますね。
● カトリーヌ10世
グローバル化が進む社交界事情にも通じる。密かな趣味は人間観察とコスプレ。好きな飲み物はモンラッシェ。日本ではほとんど知られていない、ある小国の女王とのウワサも!?