スネ毛の処理、アナタは残す派？ つるつる派？

脱毛を謳うCMや広告、ジムやサウナで若い男性のつるつるの膝下などを目の当たりにすると、なんだか猫も杓子も“脱毛している感”に囚われてしまいますが、焦る必要はないとLEONは考えます。だって、仕事に遊びに忙しいオヤジさんのこと、サロンやクリニックに通える人は限られているでしょうし、そもそも体毛を処理すべきかどうかも、個人の自由なんですから。

とはいえ、気になる男の脱毛事情。そこで夏に露出機会が増えるスネ毛を例にして、ウェットシェービング市場で国内トップのシェアを誇るシック・ジャパンと、光美容器などのビューティ家電を牽引するパナソニックにお話をうかがいながら、我々オヤジはどう体毛ケアと向き合えばいいのか、あれこれ探ってみました。

男のスキンケアが常識になったいま、メンズ美容業界で最も関心を集めているのが体毛のケア。男性のボディグルーミング市場の売り上げは、5年前と比べてなんと約4倍に、2023年には約20億円に達しているのだそう。

「10代、20代男性の約７割が、スネ毛を含む体毛の処理をしているというデータも出ています。若年層の間で体毛の処理が当たり前になり、上の世代も追随しているようです。15〜34歳に体毛処理の頻度を聞いたアンケートでも、月に1回以上と答えた方は52.5%に上る結果に。男性の体毛ケアに対する意識が高くなっていると言えます」（シック・ジャパン）

「20〜69歳の脚の毛を処理したことのある男性にその方法を聞いたところ（2024年5月パナソニック調べ）、カミソリ35.9％、電動ボディシェーバー22.5％、除毛クリーム19.7％、医療脱毛8.5％、光美容器7％、サロン脱毛5.6％という結果に。年齢が高い方ほどカミソリやシェーバー、光美容器といったセルフケア率が上がり、医療脱毛やサロン脱毛の利用率が下がる傾向です」（パナソニック）

そもそも体毛の処理方法は、皮膚の表面に出ている毛を除く「除毛」と、毛根から毛を抜き去る「脱毛」の大きく分けて2つ。

スネ毛の代表的な除毛方法は「カミソリ」や「電動シェーバー」、毛の長さや毛量を調節して自然な見た目を演出する「トリマー」。ドラッグストアで手軽に購入できることから若年層を中心に人気なのは、体毛内のタンパク質に作用して毛を溶かす「除毛クリーム」です。除毛のデメリットとしては、効果が持続する期間が短いので、コマメな手入れが必須なことが挙げられます。

一方の脱毛方法は、体毛に光を照射して毛根にダメージを与えて毛を生えにくくする「家庭用光脱毛器」と、肌に塗布したワックスに専用のシートを置きベリッと剥がして毛を抜く「脱毛ワックス」。どちらも毛根に作用するので効果は比較的長持ちしますが、脱毛ワックスはやや痛みを伴うのが難点です。

便利なムダ毛ケアアイテムも続々と登場するなか、ここからはシック・ジャパンの小林さん、パナソニックの五嶋さんと高橋さんにうかがった、おすすめのアイテムをご紹介！

「初挑戦でスネ毛をつるつるにしたい方には、スキカミソリとシェーバーのセット使いを推奨しています。スキカミソリで毛量を減らし、長い毛をある程度カットしてからシェーバーを使うと、毛詰まりが起こりにくくスムーズ。保湿効果の高いソープでカミソリを囲った『モイスチャーソープシェーバー』なら、さっと濡らすだけでソープが溶けて、するっとなめらかに剃れますよ」（小林 彩さん）

「モイスチャーソープシェーバー」は、独自のセーフティワイヤーで刃の横滑りや、刃が肌に食い込むのをブロック。カミソリを囲むソープには、アロエと茶葉のうるおい成分を配合。敏感肌もやさしくケアできます。

「スネ毛を残しながら、長さをカットしたり、ボリュームダウンしたい方にはトリマーがおすすめです。毛の長さや毛量を調整すると、見た目の印象が変わるだけでなく、汗をかいた際のムレも軽減できて快適に。0.3、2、４、6mmの4段階で整えられる電動トリマーと5枚刃シェーバーが1本になったコチラで、スネ毛のデザインは完璧。ウォータープルーフなのでバスタイムに使えて、丸ごと洗えるのでお手入れも楽チンです」（小林 彩さん）

シェーバーのヘッドには、水に触れると溶け出すヒアルロン酸配合のモイスチャージェルをセット。肌荒れを防ぐためにはシェービング剤の併用がマストですが、この濃密なジェルが肌を守り、カミソリとの摩擦を40%軽減。逆サイドの電動トリマーは、刃が肌に直接触れない設計になっています。

「最初は何mmにカットすれば自然に見えるのかわからない方も多いはず。この『ボディトリマー ER-GK82』は、最長12、最短0.1mmの12段階で細かく設定できるので、少しずつ調整しながら自分の理想のスタイルに近づけられます。また35mmのワイドな刃が、一度に多くのスネ毛を捉えてスピーディに処理するので、忙しいLEON世代にもぴったりです」（五嶋善晃さん）

スネ毛はもちろん、脇や腕、VIOなど、体の凹凸のある部分でも全身をなで剃りできるボディトリマー。日本製の刃は、刃先に丸みのあるガード刃を採用。また、カット刃は直接肌に触れない構造で、切れ味と安全性を両立。先端にはV字ヘッドを採用し、スネ毛はもちろんデリケートな部位も剃りやすい形に。

「『光エステ スムースエピ ES-WG0A』は購入者の6割が男性（2023年パナソニック調べ）で、LEON世代に特におすすめです。照射した際の肌温度を下げて刺激を抑える、スキンプロテクト冷却機能を搭載し、安全性が高く、痛みや刺激の少ないケアができると好評をいただいています。

家庭用光美容器はパートナーや家族とシェアして使えるので、サロンやクリニックに通うよりもコストパフォーマンスが高く、スネ毛から始めてヒゲや腕も……と使用範囲を広げられる点も魅力です。刺激の感じ方に合わせてレベルも選択できるので、ご自分のペースで処理できますよ」（高橋瑠菜さん）

パナソニック史上最高パワーで、スネ毛はもちろんヒゲやVIOなど、男性の濃く太い毛にも対応。専用アプリ（iPhoneのみ対応※）「ヒゲscan」も登場し、ヒゲを撮影すれば鼻の下のヒゲ本数をカウントしてくれるというから、ケアのモチベUPも期待できます。

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