2024.10.19
アナウンサー・青木源太「脱毛は毛が抜けてツルツルになっていく快感がたまらない!」
脱毛が気になる読者諸兄にとって、知りたいのはリアルな体験談では? そこで昨今のブームに先駆けていち早く全身脱毛を終えた、自称“脱毛に取り憑かれた男”のフリーアナウンサー・青木源太さん(41歳)にインタビュー。
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文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
年中カミソリ負けしていた僕に、妻が「脱毛5回コース」をプレゼントしてくれたんです
青木源太さん(以下、青木) 社会人になってからはずっとヒゲが濃いのが悩みだったんです。20代の頃、番組内でスイーツをレポートするコーナーを担当していたんですけれど、朝剃っても夕方のロケに行く頃には、もう青々とヒゲが生えているんですよね。
── 肌荒れしそうですね。
青木 そうなんです。年中カミソリ負けで肌荒れに悩んでいる僕を間近で見ていた妻から、「誕生日のプレゼントにしてあげるから、もう脱毛しちゃえば?」とゴリラクリニックの脱毛5回コースを贈られたんです。
それが2015年だったので、まだ男性の脱毛自体も珍しくて、僕自身も「男が脱毛できるクリニックがあるのか」と思っていたほど。そのヒゲ脱毛がきっかけで、脱毛に取り憑かれちゃったんですよ。
── 取り憑かれたって(笑)。具体的には?
脱毛は奥が深くて、個人差が大きいので何回でツルツルになるかはわからないんですよね。5回でヒゲ脱毛が終了する人はあまりいないんじゃないかなと思いますが、僕の場合は5回の施術が終わったあとに、脱毛し放題のコースに切り替えて、ヒゲ脱毛を継続しながら脇毛、スネ毛、VIOと深みにハマっていきました。
指毛や手の甲の毛など、細かい所まで脱毛しています。名刺交換などビジネスシーンでも注目されやすいので、手の脱毛もオススメですよ。
毎朝5分のヒゲ剃りがなくなって人生が2カ月浮いた計算! 費用対効果は十分です
青木 ヒゲ剃りってヒゲだけじゃなく肌の表皮も一緒に削ってしまうので、1日に3回も剃っているとカミソリ負けで血は出るし、吹き出物ができたり、肌がつっぱるような感覚があったり、とにかく肌トラブルが多かったんです。
一度数えてみたんですけれど、1回の施術で100ショットくらいレーザー照射するので、顔だけで計3000ショットに耐えているんですよ。これはもう勲章だと思っています。
青木 全身脱毛したけれど、やっぱりヒゲが一番痛い。特に唇の上の窪み「人中」がかなり痛かったですね。でも、麻酔が使えますから。歯科治療でも使われる笑気麻酔と麻酔クリームから選べたのですが、クリームは麻酔が効き始めるのに時間がかかるので、僕は基本的に笑気麻酔でした。回数を重ねて毛の量が減ってくると、痛みも軽くなるので、途中麻酔を使わない回もありましたよ。
── ヒゲだけで30回ということは、以前ゴリラクリニックを取材した時に脱毛頻度は2カ月前後と聞いたので、5年はかかったんですね。
青木 そうですね。医療脱毛の場合、自分が納得した時点で終わりなんですよね。僕の場合はもう生えてくるのが産毛だけになったので、これでいいかなと区切りをつけました。
5回目終了あたりで、かなりヒゲ剃りが楽になったので、やる価値はあると思います。何よりも時間を生み出してくれたのが大きいですね。それまでは毎朝5分くらいヒゲを剃っていたので、20〜70歳の50年で計算すると、2カ月になるんです。人生のうちの2カ月が浮いたと思えば、安いものですよ。
青木 正確には覚えていないのですが、全身脱毛したので数十万円はかかっていますね。でも一番の財産と言われる時間をもらったから、費用対効果は十分にあります。
── 脱毛期間中に大変だったことは?
青木 お金と時間をそれなりに作らないといけないのが大変でしたが、生活への支障はあまりありませんでした。でも細かいことを言うと、医療レーザーは照射してすぐに毛が抜けるわけじゃない。
人にもよるけれど2週間後くらいに抜けるパターンが多いそうで、それまでに抜けようとした毛が浮き上がってきているのか、一瞬濃く見える時期があるんですよ。「脱毛してるのに、逆に濃くなってるんじゃないの?」と周りの人にいじられたり、はありましたね。
── 濃く見える時期があるなんて初耳です。ヒゲ脱毛後、メイク時間は短くなりましたか?
青木 めちゃくちゃ短くなりました。ヒゲ剃りがなくなっただけでかなりの時間短縮だし、吹き出物が減って肌の調子もよくなったので、肌のアラを隠さないで済むんです。それと、毛がないだけで化粧水や乳液の浸透も全然違うんですよね。
青木 ヒゲが好きな人は残せばいいし、ツルツルにしたい人は全身脱毛すればいいし、部分的に残したいならそうすればいい。結局正解はないから、それぞれがカスタマイズしていけばいいと思うんです。
毛の生え方にも本当に個人差があって、僕はヒゲやスネ毛は濃かったけれど、胸毛はまったくなくて。医療レーザーを同じ回数当てたとしても、どれだけ減るかはその人次第、やってみないとわからないんですよね。
だからこそ脱毛が気になっているなら、まずは一度カウンセリングに行ってみること、自分自身でゴールを定めることですね。ゴールを決めると、何年後に完成するかという期間もわかるので、それに向かって脱毛していくのみ。僕の場合はヒゲだけだと思っていたのに、ゴールがどんどん延びて、当初は考えもしなかった、全身ツルツルまでいってますけどね(笑)。
清潔感は客観的視点でしかないので、常に努力を惜しまないことが大切です
青木 まずはもう掃除ですね。床に落ちている毛が減って、掃除がめちゃくちゃ楽になりました。それと、VIOに関しては、トイレがすごく楽になるのでQOLが確実に上がります。ファッション的にはスネ毛がある時も気にせずショートパンツをはいていたので、変わらないかな。
妻からも「清潔感が増したね」と言われますね。僕はフリーアナウンサーなので、自動車や化粧品メーカーの営業成績優秀者の表彰式の司会の仕事も多くて。そこで表彰される方々は、みんな清潔感があるんですよ。毛だけの問題ではないけれど、毛がなくなることで清潔感はアップすると思います。もちろんこれは僕の個人的な感想ですが。
── 清潔感は女性ウケも絶大ですからね。
青木 ファッションでも髪型でも清潔感が大事と言われますが、勘違いしちゃいけないのは、清潔感があるかないかを決めるのは自分ではなく、周りの人なんです。清潔感は客観的視点でしかないので、自分は大丈夫という思い込みは捨てて、常に清潔感を上げる努力を惜しまないことが大切なんです。そのアプローチの1つが脱毛だと思っています。
── そのタイミングで脱毛できたのは、奥さまのおかげですね。
── 青木さんが美容に熱心になったのは、いつ頃ですか?
青木 30代になってからですね。20代の頃はヒゲ剃りのダメージはあってもまだ肌のターンオーバーは正常だったけれど、30代になると肌荒れやシワが気になり始めて。そこから基本的な保湿やUVケアに取り組みました。仕事柄、メイクさんとお話する機会も多いので、化粧水と乳液を塗る順番から教えてもらって少しずつ覚えていきました。
── 仕事用のメイクは自分でするんですか?
青木 僕の場合は、メイクは自分でやって、髪のセットだけメイクさんにお願いしています。男性アナウンサーは自分でメイクする人が多いんじゃないかな。
青木 いや、日本は特殊ですね。アナウンサーはこうあるべきという不思議な同調圧力があって、ヒゲを生やしたままニュースを読むと、視聴者からクレームが来ちゃうんですよ。
ヒゲに限らずですが、世間が考えるアナウンサーのイメージからはみ出すと、いろいろと言われてしまう。僕の記憶だと、ヒゲを生やしたままニュースを読んだのは『ニュースステーション※』の久米宏さんだけだと思います。確固たる地位を築かなければ、アナウンサーがヒゲを生やしてテレビに出るのは難しいんです。
青木 ゴリラクリニックの「ゴリラコスメティクス」が一番肌に合うので、 洗顔料、化粧水、乳液、日焼け止めをずっと愛用しています。
最近は、塗り足したほうが効果が高いことに気づいて、低SPFの負担の少ないものを繰り返し塗るようにしています。僕はスキンケアにも凝ってしまうので(笑)、細かく気にしています。
── 脱毛以外に、美容クリニックでの施術は受けていますか?
青木 シミ取りですね。ただ自分なりのルールがあって、レーザー照射はアリだけどメスを入れるのと注射など注入する施術はやらないと決めているんです。そうやって自分で線引きしておかないと、切りがなくなっちゃうんですよね。
僕は「サラリーマン美容」というものを提唱しているんですが、芸能人はともかく、一般の人にとってはボトックス注射もハードルが高いじゃないですか。だからもっとシンプルに、とにかく9割は保湿、そしてUVケア。それを頑張ろうと呼びかけています。
── 美容は毎日コツコツが一番ですよね。
積み立て投資とスキンケアは似ている。75歳の自分に褒めてもらおうとやっています
スキンケアをしても、明日すぐに肌がきれいになるわけじゃないですよね。だから美容も投資も、75歳になった時の自分に褒めてもらおうと思ってコツコツやっています。
── 素晴らしい!
青木 そんなに物欲がないので、投資してお金が増えても、これを買いたいとかがないんですよ。でも目標は決めたほうがいいので、年齢を目安にしています。目標を定めて毎日続けることが自分の性分に合っているので、特に苦労もないんです。ストレスを溜めないために嫌なことはやらないし、無理もしません。
── ボディメイクで実践していることは?
青木 3日に1回ジムで1時間半ほど、トレーニングしています。ムキムキになるためではなく筋肉量を増やして基礎代謝を上げるためなので、胸と背中と太ももの大きな筋肉を鍛えています。だから腹筋は割れていないし、割ろうとも思っていないんです。
── そんなふうに自分磨きを頑張れるモチベーションはなんですか?
青木 テレビに映った時に、健康的で清潔な印象に見せたいというのはありますね。それと人生100年時代を生きるポイントは、健康寿命を延ばして長く働くことです。
そのために適度に運動をして健康でいることが1つ。もう1つは、できるだけ早くから資産形成を始める。この2つのレールの上に自分の人生を走らせることが重要だと思っています。
── おっしゃる通りで耳が痛いです。睡眠時間はどれくらいですか?
青木 毎日7時間半寝るようにしています。武井壮さんから勧められて、3カ月睡眠日記をつけてみたんです。睡眠時間、部屋の温度・湿度、パジャマが長袖か半袖か・素材は何か。枕も3種類くらい試して、どんな夢を見たか、寝起きの体の調子はどうかを検証していく。
── 7時間半の睡眠時間の捻出は大変では?
青木 そうですね。7時間半を確保するために飲み会の2次会には行きません。いわゆる飲みニケーションが大事なのはすごくわかるので、1次会には全力で臨みます。2次会で何を話していたかなんてみんな覚えていないし、正直言って惰性です(笑)。その代わり、1次会はめちゃくちゃ盛り上げますよ。
── お話を聞いていると青木さんは凝り性だと思いますが、奥さまは協力的なんですか?
青木 いやいや、パートナーに迷惑をかけちゃダメです(笑)。例えば先ほど朝昼食は食事制限と言いましたけれど、それは僕が勝手にやっていることなので、妻に同じメニューを強いたり、出してくれと頼むことはもちろんない。家族の負担にならないのが大事です。時々一緒にジムに行くくらいです。
青木 オリエンタルラジオの藤森さんは同じ時期に脱毛をしていて、VIOに関して先輩だったんです。僕はヒゲ、脇、腕、スネとやってきて、VIOはやる意味がないかなと思っていたんですよね。
でも藤森さんから「絶対やったほうが楽だよ」と言われて、決意しました。結果やって本当によかったです。周りにアスリートの方も多いので、健康法について情報交換したり、お話を聞くのは好きですね。結構影響を受けています。
── 最後に、こんなふうに歳を重ねたいという理想像を教えてください。
青木 反町隆史さんです。年齢とともに表情に渋みや貫禄が滲み出ていますよね。体もしっかり鍛えられているからシンプルな服がよく似合う。無理していない感じが本当にカッコいいと思います。