2024.11.06
連載:今日のオヤジ美容
【モテる香水3】聞き上手な癒し系オヤジに、メゾン マルジェラ フレグランスの森の香り
連載「今日のオヤジ美容」11月のテーマは、フレグランスアドバイザーのMAHOさんが選ぶ「オヤジ世代に捧げたい香り」。今回はメゾン マルジェラ フレグランスの新コレクションの香りをご紹介。男性へのホリデーギフトをお探しの女性もぜひご一読を。
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写真/小川 剛(KONDO STUDIO) 文/島田恵美 編集/菊地奈緒(Web LEON)
包容力ある癒し系オヤジに推したい、メゾン マルジェラ フレグランスの新コレクション
メゾン マルジェラ フレグランスから黒の世界観の「レプリカ オードパルファン」登場
── マルジェラの香りは若いファンが多くて、オヤジ世代が手を出しにくいという声をチラホラ聞いたりしますが、それとは違うタイプがお目見えしたと?
MAHO もともとは2016年に発売されていて、それが再編集されて復活した形になります。よく知られている白いラベルのものはオードトワレですが、こちらはボトルが黒のグラデーションデザインでオードパルファン。そのぶん、値段が少しお高めになっています。
── オードパルファンということは、オードトワレより香りに持続力がある?
MAHO ええ、持続力がありますし、日常の普遍的なシーンやムードを表現したオードトワレと違い、オードパルファンでは夢や空想の世界を題材にしていて、香りに深みがある印象ですね。全3種のうち、今回推したいのが「ソウル オブ ザ フォレスト」という香り。
MAHO “幻の古代樹の香り”と謳っている通り、まさにいにしえの樹木の精霊、息吹を体感できるようなウッディ系です。鬱蒼とした森の中にいきなりトリップして、あたかもずーっと深い森の中にいたような静かさや落ち着き、神秘性を感じられるかと。
── (香りを試して)まさに樹木というか、森ですね。樹木が苔むしたような感じとか、樹皮の雰囲気とか……。ナチュラルで落ち着いてはいるけど、渋すぎない感じ。
MAHO シダーウッドが要で、そこにパチョリやモスが湿った土っぽさや深みを与えています。香りとしては明らかにウッディですけど、いわゆるオジサン系ウッディとは違って、樹液の甘さみたいなものが感じられる。そんなモダンな仕上がりがマルジェラらしいなと。
── どんな男性におすすめですか?
MAHO たとえば、どんな時も話を優しく聞いてくれるような包容力のある方、そんな自己演出をしたい方におすすめしたいです。相手の話を聞いて、「俺はこうだ」じゃなく、「そうなんだ、大変だったね」という感じの。
MAHO 上司としての包容力や落ち着きを演出するのにもいいと思います。若者世代に人気のブランドなので、会話のいいネタにもなるはず。
── そこで、若い世代の流行りに理解を示しつつ、「白いラベルのほうじゃなく、黒いボトルのオードパルファンを使っているんだよね」なんて言ったら……。
MAHO さり気なく大人のマウンティングができちゃうかと(笑)。
【女性から男性へプレゼントするなら】
フレグランスアドバイザー MAHOさん
香水の魅力を伝える巧みな話術と表現力で、メディアやセミナーでの情報発信、トレーニングサポートなどに携わる。フレグランスカウンセリングの先駆者で、予約制のプライベートサロンは男女から人気。日本フレグランス協会常任講師。日本調香技術普及協会理事。