2024.12.01

男性美容家が選ぶ「LEONオヤジのコスメ大賞」BEST4

メンズ美容の研究家・藤村 岳さん(51歳)が、同世代にオススメを紹介する連載。今回は、女性メディアでは恒例の「コスメ大賞」のLEONオヤジ版です。今年も数多くのコスメを試した岳さんが最終的に選んだのはこちら!

CREDIT :

文/藤村 岳 イラスト/ミツミマリ 編集/菊地奈緒(Web LEON)

男性美容研究家の個人的ベスコス2024。オヤジに刺さるのはこのコスメ!

オヤジの皆さま、ごきげんよう。男性美容研究家の藤村 岳です。いやあ、もうすっかり年末。女性メディアでは恒例の、今年のベストコスメを発表する時期となりました。ということで、個人的に「オヤジに刺さるコスメ大賞」を選出してみました。

実際にワタクシが使って、本当によかったものだけ。いっさい忖度なんてありません。保湿、ヘアケア、ブースターに毛穴ケアと、ジャンルもさまざまな2024的逸品、ここに発表いたします!
「LEONオヤジのコスメ大賞2024」発表!

● 藤村 岳(ふじむら・がく)

男性美容研究家・エッセイスト。1973年生まれ。雑誌・書籍の編集者として、生活情報に携わる中、男性が読む美容記事を、美容ライターという毎日ヒゲを剃らない女性が書くことに違和感を覚え、独立。テレビやラジオ番組のほか、講演・イベントにも出演。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』『男の身だしなみ100の基本』。
HP/男性美容研究所
Instagram/@gakugaku8

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【1】 夜専用クリームで寝ている間も積極美容。翌朝のピカッと輝く肌にビックリ!

男性用のクリームというと、とかくオールインワンを思い浮かべがちですが、最近のトレンドは、朝と夜でコスメを分けます。日中は紫外線や大気汚染物質などからしっかりプロテクトし、夜は睡眠とともに分泌される成長ホルモンによる細胞の修復を考慮したコスメを使うべきということからなんです。

で、実際にワタクシも分けてみたら、やはり肌がすこぶる調子がいい。少々の深酒やかなりの睡眠不足が続いてもピカッと輝く肌でいられるのは、朝夜分離がキモかな、と。そんな中で、2024年の夜コスメの大ヒットというと、ラ・メールの「ザ・モイスチャライジング ナイト クリーム」をおいて他にはありません。
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うるおい、ハリ、ふっくら感、引き締まった肌、キメ、なめらかさ、輝き、やわらかさの8つの美肌要素にひと晩でアプローチしてくれるというこちら。パワフルな働きと肌へのやさしさを両立する新・海洋美容複合成分「マリン レチノ」を配合しておるんですな。また、創始者のマックス・ヒューバー博士が実験で負った肌のダメージに端を発するおなじみの保湿成分「ミラクル ブロス」ももちろん入っています。

肌に似た構造で溶け込むように浸透する「バイオ ミメティック ストラクチャー」を採用し、寝ている間も有効成分を肌へしっかり届けてくれるから、これを使うようになってこの方、トラブル知らずなうえ、ツヤ肌度がアップするばかりなのです。

【2】 使い心地はやさしく、でも仕上がりはパワフル! そんなシャンプー見つけました

コロナ禍を経て消費が高級志向になったと言われる分野が、シャンプーなどのヘアケア。成分を吟味し、仕上がりに満足ができるものを求める人が多くなりました。それはオヤジも同じこと。特に加齢で頭周りは寂しさを感じる我々、オヤジ世代といたしましては、使い心地はやさしいけれど、髪の立ち上がりはパワフル! そんなシャンプーを探しているワケですよね。
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で、見つけました。シスレーの「ヘア リチュアル フォーティファイング シャンプー 」。こちらはハリ・コシが気になる方に向けたジェンダレスな製品で、彼女とシェアもできちゃう♡優秀なもの。最先端の科学に基づいていて、自然の植物から抽出した成分でやさしく頭皮と毛髪をケアしてくれます。洗浄力が強すぎてしまうサルフェートを入れていないという処方がやはり、デリケートな毛髪のオヤジ世代にはうれしい限り。健やかな髪は、健康な頭皮環境からを実感できるはず。

あまり大きな声では言いませんが、髪のためにはトリートメントもしたほうがいいんです。けど、これなら成分がよすぎて、シャンプー1本でも洗い上がりがサラサラのツヤツヤになるんですよ。だから深酒やら疲れやらで、今日は念入りにケアしたくないなんてオヤジさんにもぴったりかと。
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【3】 たまに浮気しても結局これに戻る。ワタクシにとっての本妻ブースターです

2009年に初代が発売されて以来、ずっと愛用している導入美容液。オヤジの皆さまには「導入って?」と、なじみが薄いでしょうか。洗顔後すぐに塗るものでして、その後に使う化粧水などをブースト(=増幅)してくれるというシロモノです。なので、ブースターとも呼ばれるんですね。

今ではさまざまなブランドから発売され、女性の間ではとっくに常識になっていますが、やはり歴史があるのはランコムのこれ。数回に渡ってリニューアルしてまして、今年はなんと「βグルカン」を配合し、アルティメットな進化を遂げました。
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ちなみにこの、βグルカンは創傷治癒科学の分野で、ものすごい注目を集めている話題の成分。回復因子タンパク質の「NrF2」を活性化し、肌の回復を促進するという新知見まであるそうなんです。

で、こちらの美容液1滴にはβグルカンが90兆個も含まれているというからすごい! 加えて7種のプレ&プロバイオティクス由来成分で肌の美肌菌にアプローチし、リコリス由来成分が穏やかに整肌してくれます。確かに使うと、肌が底上げされたように調子がいい。たまに浮気して違うブースターを使ってみても結局、戻ってしまう。ワタクシにとっては言うなれば本妻なんでしょう。「肌も心も整って、落ち着く」のひと言でございます。

【4】 オヤジの難敵! にっくき「毛穴」対策の最終回答がここにあります

男を長年やっていますと気になるのが、毛穴ですよね。皮脂がドバドバと出てくる思春期はとっくに過ぎたのに、いまだに毛穴が詰まって、黒ずんだりして。しかも、開いた毛穴って、加齢でたるんで下にも伸びるんです。ああ、なんて恐ろしい。ぱっくり開いた毛穴で不潔の烙印を押されたくない方は、ぜひ、「ONE BY KOSE クリアピール セラム」をお試しあれ。
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いわゆる拭き取り美容液なので、コットンに適量をとってササッと肌を撫でます。すると角栓や古い角質を一掃してクリアな肌へと導いてくれるというワケ。マイルドにピーリングしてくれるので、朝の洗顔をこれに変えてもOK。個人的には、1週間ほど連続使用したらザラつきやくすみが晴れ、肌がクリアになってきて驚きました。

こちらのすごいところは、毛穴の詰まりは従来の古い角質と皮脂の混合物だけでなく、脂腺細胞のオートファジー(=細胞が自らを分解する仕組み)が働かなくなることを解明したところ。実は、皮膚科学の最先端を行くコスメなんです。顔のついでに首周りも拭いたら、シャツの襟汚れが軽減されたのもうれしい限り。
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オヤジ的ベスコスでケアして、2025年もツヤ肌でモテてまいりましょう

2024年のオヤジ的使えるコスメ4選、いかがでしたか? 来る2025年も枯れ感は雰囲気だけにして、その実、肌はツヤっぽいというギャップあるオヤジを目指しましょう!
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

コーセー https://www.kose.co.jp/onebykose
シスレージャパン https://www.sisley-paris.com
ラ・メール https://www.delamer.jp
ランコム https://www.lancome.jp

オヤジ美容が気になるならコチラも

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