浅い眠りも一発解消!? カラダが整う快眠部屋はどう作る？

大人世代の皆さん、毎晩しっかり眠れていますか？ 睡眠時間の不足や質の低下は、慢性疲労はもちろん、集中力の低下、うつ、肥満、生活習慣病の誘発など、カラダと心の不調を招きます。多忙で睡眠時間がなかなか取れない、就寝前の飲酒習慣などで眠りが浅くなりがち、という人こそ、睡眠の質を上げることが大切なのです！

そこで重視すべきなのが、睡眠環境。ポイントは、寝室を“トータル”で整えること。マットレスなどの寝具の良し悪しだけでなく、インテリア、肌に触れるもの、光、香りなど、五感で心地良さを感じられるかどうかが、睡眠の質に大きく関わってくるためです。

見習うべきは、真のリラクゼーションを追求すべく、客室の環境づくりをこだわり抜いたラグジュアリーホテル。例えば、グランド ハイアット 東京のこだわりをいくつかご紹介すると、まずベッドには、カラダを凹凸に合わせて繊細に支えてくれるシモンズのマットレスが使用されています。特注品のシモンズ製ピロートップを重ね、姿勢の維持だけでなく、柔らかな寝心地も重視。ピローは、羽毛の重さを変えた2種のほか、そば殻、抗アレルギー、安眠枕なども揃える充実ぶりです。
 
さらに、肌に触れるリネン類は、ヨーロッパ王室や世界の高級ホテルで愛用されているイタリアの高級リネンブランド「フレッテ」を使用。縦糸、横糸合わせて300本以上を贅沢に使って織り上げた滑らかで濃密なリネンは、まるでシルクのような肌触り！

さらに光のコントロールも万全で、照明はメインライトから、ベッドサイドでほのかな光を灯すディム式ライト、光源が目に入らないフットライト、読書時のチューブライトまで4タイプを設置しているのだとか。もちろん、光をシャットアウトする遮光ブラインドも完備します。

こうしたグランド ハイアット 東京のこだわりをお手本に、ここでは高級ホテルで愛用されているうえ、実際に購入もできるラグジュアリーな快眠アイテムをご紹介! デザインも上質ゆえ、彼女を招いた際にも自信をもって寝室でくつろいでもらえるはず！

グランド ハイアット 東京をはじめ、ウェスティンホテル東京、ザ・ペニンシュラ東京など、名だたるラグジュアリーホテルが採用しているのが「シモンズ」のマットレス。ポケットコイルマットレス（不織布性の袋に入ったコイルを使用）を初めて一般向きに販売開始したパイオニアで、睡眠科学、感性工学に基づいた最先端技術とともに進化を続ける寝具ブランドです。
 
なかでも大人世代の皆さんには、創業150周年を記念して作られた『ヴィストラ 150』がオススメ。たっぷりと厚みのある本体に隙間なく並ぶ強くしなやかなポケットコイルが、カラダのラインに細やかにフィット。体圧分散や通気性、耐久性にも優れた、リッチなマットレスです。
 
ポケットコイルの上には、ウレタン製のピロートップ付きで寝心地もふかふか。木目の表情を生かした重厚なフレームと合わせて使用すれば、ホテルのスイートルームのようなリッチさを演出できちゃいますよ。

最上級リネンブランドとして「フレッテ」と肩を並べるのが、ドバイの7ツ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」をはじめとした、世界の高級ホテルで愛される「シグノリア」。世界三大綿の最高級エジプト長超綿を、イタリアの高度な伝統技法で織り上げる至高のリネンアイテムです。
 
高級Yシャツに使われるきめ細やかな120番手の糸で、600スレッドカウントの高密度に織り上げた生地を寝具に使うという贅沢ぶり。艶やかでしっとりとした肌触りは、皮膚のC触覚線維を刺激して脳を強力にリラクゼーションへと導いてくれますよ。

マットレスと並んで、睡眠の質を大きく左右するのがピロー。高すぎても低すぎても、姿勢に無理が生じて呼吸を妨げ、カラダに負荷がかかって睡眠の質を下げる原因に。ゆえに多くのラグジュアリーホテルでは、体型や好みによって高さや柔らかさを調整できるよう、厚みや羽毛の質の異なる2タイプを重ねて用意しています。

なかでも「雲の上の寝心地」と評されるヘブンリーベッドなど、寝具へのこだわりで知られるウェスティンホテルが自ら開発したピローは白眉。ダウンとフェザーを50％ずつブレンドしたふんわりと柔らかな逸品は、頭の重みを自然に受け止めて包み込むため、アゴの上がりすぎや下がりすぎを防ぎ、姿勢をまっすぐに保ちます。気持ちが良いだけでなく、いびきやカラダへの負担をも軽減する究極のピローです。

ホテルといえば、ラグジュアリーで洗練されたインテリアで気分をほぐしてくれるのも魅力。お気に入りのアイテムで寝室を癒しの空間にすることも、安眠への近道というわけ。で、自宅でホテルライクを目指すなら、まずはベッドサイドの照明からこだわるのが正解です。

リッチさを求めるなら、世界じゅうのセレブリティが愛用するインテリアブランド「アルマーニ / カーザ」の照明を。充電式の真鍮製ワイヤレスランタン『NELLY』は、LEDライトをトップ部に隠して装着してあり、光源が目に入ることがなくベッドサイドに最適です。
 
調光もでき、光を通すブロンズカラーメタクリル樹脂がLEDの光を柔らかに変換してくれます。コードレスかつハンドル付きで、屋外への持ち運びも可能。スイッチはGAのロゴ入りです。真鍮の光沢感が、枕元をホテルライクなモダン空間に仕上げてくれますよ。

携帯のブルーライトなどの青白い光は、脳の覚醒を招いて睡眠を妨げる原因になりますが、キャンドルのようなほのかで暖かな光は脳をリラックスさせて安眠に導く効果が。金属の塊から削り出して作られた充電式ランプの『ターン』は、モダンなデザインに加え、キャンドルのようなほのかな最小光から、食事を楽しむ光、テーブルの上を照らす光、部屋に明るさを足す光まで、4段階に調整できるスグレモノです。防水機能も備え、バルコニーやバスルームでも使える万能感は費用対効果もお高め！

キャンドルの光が安眠にいいというお話をしましたが、これは炎のゆらぎが自然の中に存在する癒しのリズム“1/ｆ”と同じだから。加えて、アロマキャンドルなら香りによるリラックス効果も期待できるので、睡眠導入に最適なんです。

たとえば、ライフスタイルを香りで彩るためのコレクション「メゾン クリスチャン ディオール」のキャンドル。なかでも、イチジクの木陰で過ごすリラックスしたひと時を表現した『フィグ メディテラネ』がオススメです。ラグジュアリーな癒しの世界へトリップさせてくれますよ。

また、香り自体を味方につける方法も。副交感神経を優位に導く香りのルームフレグランスを就寝前のベッド周りにひと吹きふた吹き……。たとえば、いま注目されている香りの研究所「ベレアラボ」から2021年1月18日(月)にリリースされるフレグランススプレー『リリーヴィング グリーン』は、森林浴を彷彿とさせる清々しい香りが神経の緊張をほぐし、深い眠りへと導いてくれますよ。

洗練されたボトルデザインは、ベッドサイドに置いておいても見劣りしません。ぜひ彼女と共有してくださいませ。