2017.09.05
いま、30代40代の男が飲むべきサプリはこの3つ!
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文/武藤 徉子
万能ホルモン「DHEA」で身も心も若返る!?
「体力が衰えるのは消化機能、腎臓、肝臓機能の低下や、重金属が体内に蓄積されるなど、複数の理由が考えられます。ですが、何より男性は35歳を過ぎると、急激にDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンの量が減少します。DHEAは、『マザーホルモン』とも呼ばれており、テストステロン(男性ホルモン)やエストロゲン(女性ホルモン)などあらゆる性ホルモンの素です。このホルモンがなければ、体力も気力も減退するのです」とのこと。
DHEAは副腎で作られるホルモンの一種ですが、その分泌は20代でピークを迎え、その後は急激に分泌量が減少。40代で約半分になってしまいます。これを補うのがDHEAのサプリというわけです。
若返りホルモンとも言われるDHEAはヤムイモという山芋の一種に多く含まれていますが、実は、陸上金メダリスト、ウサイン・ボルトの強さの秘密も、彼がよく食べるヤムイモにあると言われています。残念ながら我々がヤムイモをそのまま食べても、対応できる腸内細菌をもっていないため、効果は得らませんが、サプリなら、効果的にDHEAを補うことができるのです。またDHEAは、慢性的疲労の原因ともいわれている、話題の副腎疲労症候群にも効果があると言われています。
「日本では医薬品扱いのDHEAですが、アメリカでは普通にサプリメントとして販売されています。健康意識の高いビジネスエリートは、今、このホルモンを積極的に摂取しています。このサプリを4カ月、まずは1日1回飲み続けてください。体力だけではなく、性格も前向きにストレスに強くなるはずです」(上符先生、以下同)
腸内フローラを整えてくれる「Probiotics(5種善玉腸内細菌)」
「人の腸にはおよそ60兆もの細菌が住み着いています。腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分けられます。善玉菌の勢力が弱まると、日和見菌も悪玉寄りに傾きます。その結果、下痢や便秘など消化不良を起こします。しかも腸は、栄養を消化吸収するだけではなく、ストレスを和らげる神経伝達物質セロトニンの原料や、仕事のやる気に欠かせない神経伝達物質ドーパミンの原料をつくり出している器官でもあるのです。腸の健康なくして、全身の健康なし。慢性的に下痢に悩んでいる方などは、腸を整えることで気分まで明るくなれますよ」
そんな腸内環境を整えるのは、ご存じ乳酸菌。
「乳酸菌にも、ガセリ菌、乳酸菌シロタ株、LG21乳酸菌など種類があります。けれども日本の場合、特許の都合上、ひと商品に1〜2種類の乳酸菌しか入っていません。けれどもアメリカ製のサプリは違います。体に良いとされる乳酸菌の上位5種類をひとつのカプセルで摂取できるのです」
物忘れを防止し、集中力が持続する「Memory Plus」
「『Memory Plus』というサプリメントに含まれるアセチルコリンという物質が、神経伝達物質の結びつきを強くします。結果、集中力が持続、体も疲れにくくなります。朝晩飲めば、一週間くらいでその効果を実感できるはずです」
最近、もの忘れが多い、集中力が持続しない、という人には大変うれしいサプリ。
上符先生によれば、他にも睡眠薬より自然に寝付きをよくするサプリ「Deep Sleep」や、一度に数種類ものビタミンを摂れる「マルチビタミン」などがオススメとのこと。
前述のように、この種のサプリは、アメリカではドラッグストアで普通に販売されています。けれども海外旅行に行ったついでに買ってくるのは推奨できないそう。
「サプリの製造会社によって品質にバラツキがあるからです。原材料をちゃんと管理しているのか。良質な成分を使っている会社なのかを見極めないといけません」
そこでオススメなのが信頼できるクリニックでドクターズサプリとしてこれらを処方してもらうこと。銀座上符メディカルクリニックでは、血液検査で受診者の体内ホルモンの年数を測定のうえ、その人に足りない成分をカスタマイズしてくれます。まずは自分の体を知ったうえで、自分に合ったサプリを調合してもらう。そうすればきっとサプリの効き目にも違いが出てくるはずです。
● 上符正志先生 / 銀座上符メディカルクリニック
産業医科大学医学部卒業。横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センターなどを経て、米ニューヨークのザ・サレーノ・センターで行われている最先端治療プログラムを習得し日本に導入。『若くて疲れ知らずの人は副腎が元気!』など著書多数。
http://www.uwabu.com