「ダビドフ」の世界に酔いしれる一夜

創業者であるジノ ダビドフが作り上げた、最高級シガーブランド「ダビドフ」。高品質なそのシガーは、吉田茂ら各界の偉人たちをも魅了してきました。過日、そんな同ブランドが、「ザ・ディファレンス」キャンペーンのイベントを開催したので、その模様をお届けいたします。

「ザ・ディファレンス」キャンペーンとは、ダビドフが誇る『ホワイト・バンド・コレクション』の体験を促進する目的で不定期に開催されるイベントのこと。今回は六本木の「R2 SUPPERCLUB」を貸し切っての開催でした。

その内容は、ホワイト・バンド・コレクション4種類（シグネチャー、グランクリュ、アニベルサリオ、ミレニアム）とそれぞれの銘柄に合わせて特別に作られたカクテルとのペアリングを提案するもの。

ひとつめはその名のとおりダビドフを代表するシガー『シグネチャー』。クリームや大麦、杉の木を感じるそれに合わせられたのが、「シグネチャー マティーニ」です。ウォッカをベースにコールドブリュー、すみれ、黒胡椒で仕立てられたそのカクテルは、甘美で奥ゆかしい味わい。まさにシガーとお酒との王道の組み合わせでありました。

続いては、甘草やオークの木、生のスパイスのような香りが持ち味の『グランクリュ』。こちらには、ヘネシー VSOPやグラハムポートにクレーム ド カカオやレモンを加えた「グランクリュ サイドカー」を。ねっとりとした味わいのカクテルが、ウッディなシガーにマッチします。

そして3つめは、シリーズのなかでも最大級であり、最高級のひとつ『アニベルサリオ』。炒ったナッツや杉の木、生のスパイスのアロマが楽しめるシガーですが、これには「アニベルサリオ パッション」を提案。コニャック パーク XOやシャンボールに、パッションフルーツやキャラメル、シャンパンを合わせたさっぱり系のカクテルで、この組み合わせはなかなかに意外なものでしたが、芳醇なシガーを引き立てつつ、ひと口ごとに新鮮な口内を演出してくれるベストパートナーといった印象。

最後は成熟度が高く、発酵プロセスによる複雑ながら洗練された味わいが特徴の『ミレニアム』。ダークチョコレートや杉の木、甘草の香りが鼻腔を刺激する本作とペアリングされたのは、「ミレニアム ファッションド」です。

ジェントルマン ジャックにポップコーンやアプリコット、チョコレートビターにオレンジの皮など、複数の味わいが見事に調和したそのカクテルは、同じく複雑なアロマのミレニアムと合わないはずがないのです。

今回のイベントではこのほかにも軽食やドリンクが用意され、シガーにまつわるクイズでも来場者を楽しませてくれました。次回の開催は未定ゆえ、下記リンクをチェック、または店舗へお問合せくださいませ。