2019.02.24
【解説】グッチの名作ホースビット ローファーの普遍の魅力とは?
馬具に端を発する意匠を落とし込んで一躍注目を集めたホースビット ローファーは、1953年から続くグッチ発の名品。アレッサンドロ・ミケーレによるアップデートがなされ、コンテンポラリーに進化し続けています。
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写真/島本一男(BAARL) スタイリング/髙塩崇宏 文/瀧川修平
グッチ謹製が有名ですが、ホースビット ローファー自体を生み出したのがグッチであることは知る人ぞ知る事実。つまり、ここにご紹介する5足を選ぶことすなわち、その元祖を手にする、もとい足にするということに他なりません。ホースビットと呼ばれるハードウェアが模しているのは、馬の口にかませるくつわ。他にもグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプは鞍の腹帯からヒントを得るなど、グッチと馬具は切っても切り離せない関係性にあります。
そんなグッチのアイコンたるホースビット ローファーが60余年の年月を経た今、目まぐるしい進化を遂げているのをご存知でしょうか。立役者はご存知、2015年1月にクリエイティブ・ディレクターに就任、華やかにしてエキゾチックなテイストで脚光を集めているアレッサンドロ・ミケーレ氏。
最も分かりやすいところでいうと、楽チンさを求める近年の潮流を踏まえ、かかとを踏んでスリッパのように履けるステップダウン式や、そもそもかかとを排除しファーをあしらったスリッパタイプなどをリリース。ローファーにもオリジナリティ溢れるエッセンスを加えるという、ミケーレ流のアップデートを図りました。これならヌケ感を求める近年のラグスポなスタイリングにも相性良く馴染むのは間違いナシ。流行り廃りの無い永世定番ではありますが、今こそ買いな理由もちゃんとあるのです。
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