靴下だけでセンスよく見える!? 正解は黒でも紺でもなく…

上のスナップの御仁ですが、ネイビーのストライプスーツにブラックのローファーを合わせ、ネイビーのハンチングとチェックのマフラーでクラシックな味付けをしています。こんなお洒落な冬のコーディネートの足元に取り入れられているのが白のソックスです。

そもそもメンズファッションのセオリーとしては、ソックスとはパンツや靴の色味に合わせるべきものとされてきました。靴やパンツと同系色のソックスを履くことで、足元が繋がって見え、脚長効果も期待できるなんて言われていました。

しかしながら、革靴に白いソックスを合わせるというコーディネートの是非に関して、結論から申し上げますと、アリだと断言します。ただし、ビジネスシーンではなく、あくまでカジュアル的な着こなしやハズしの際に限ります。あえてのハズしには、黒の革靴（中でもスリッポン）に白ソックスは有効ではないでしょうか。

それは、このスナップをご覧いただければ一目瞭然。もしもこちらの御仁の靴下が定番のダークトーンのものだったとしたら、とっても重い感じになってしまいますからね。

あえてシックな革靴に合わせることで冬のコーディネートを軽やかに仕上げてくれる、というのが白ソックスのもつ最大の効能。ゆえ、やや上級テクにはなるかもしれませんが、必然的に革靴＆白ソックスという組み合わせは、アリということになるのですよ。

1937年、英国中部に位置するレスターにて誕生した高級ソックスメーカーの作。つま先をハンドリンキング仕上げにすることで、履いた際のストレスを軽減。ふわふわのタッチは、一度履いたらヤミツキなること必至です。

オールデンの日本総代理店を務めるラコタハウスが、グレン クライド社に別注を依頼したソックスがこちら。こちらのソックスもハンドリンキングによって一目一目職人が手作業でつま先を仕上げています。オールデンとの相性の良さは言わずもがな、どんな靴やスニーカーとも相性抜群のクオリティです。

60年代のアメリカズカップを観戦するジョン・F・ケネディ（JFK）の写真から着想をえて開発されたというソックスには、最高級のスーピマコットンが使用されています。ほどよく肉厚でクッション性が高く、肌触りも滑らか。まさにいいこと尽くめな白ソックスです。

「オンブレ ニーニョ」とはスペイン語で“大人”と“子供”を意味するブランドが手掛けたソックス。つま先とかかと、そしてふくらはぎの一部にあしらったパープルが洒脱な雰囲気を演出。脚を組んだ際などにチラッと見えるロゴが可愛いです。