2020.01.10
ボルサリーノの名品5選。大人の帽子といえば、やっぱりコレ!
紳士たるもの、上等なハットを所有することはもはや義務! とまでは言いませんが、ハットが様になってこそ大人の男という印象は確かにあります。それはつまり、ボルサリーノが似合ってこそってことです。
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写真/島本一男(BAARL) スタイリング/笠島康平 文/安岡将文

威厳がありつつ色気と優しさもあるのがいいんです
14歳から帽子工場で働いてきたジュゼッペ・ボルサリーノが、自身のアトリエを構えたのが1857年で23歳の時。フランスで学んだ技術を生かした帽子は評判を呼び、1861年には自身の名を冠した会社を設立します。1900年に開催されたパリ万博でグランプリを獲得してからは、英国王室を顧客に抱えるなど、高級帽子ブランドとしての地位を確立。その地位は、今もなお揺るぐことはありません。
高級帽子ブランドはヨーロッパにもアメリカにもあります。その中でもボルサリーノがここ日本で圧倒的支持を集めているのは、70年代に日本で公開され人気を博した映画『ボルサリーノ』の影響はもちろんですが、その柔らかな仕立ても大きな要因です。代表的なラビットファーフェルト素材を使ったソフトハットは、糊でかっちりと固めておらず、手に取るだけで柔らかさがわかります。柔らかい仕立てといえば、イタリアンスーツも同様。その柔らかさが、ハット慣れしていない日本人にも、馴染み良いってわけです。
ジェンツでありエレガンスでもある。そのバランス感は、女性からの評判も上々です。
わずか10代で身につけた、帽子作りの基礎技術

今も健在する初期ボルサリーノのファクトリー

◆QSミディアムブリム
ボルサリーノの最高峰ぶりを知るならコレです

◆QSスモールブリム
クラシックスーツからジャケパンまでバランス良し

◆QS50g
旅コーデでハットを楽しめれば上級者です


◆マレンゴ
ビギナーは比較的お値段手頃なこれを

◆カシミア・フェルトハット
最高峰の中の最高峰、贅沢なカシミアハット

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ボルサリーノ ジャパン 03-5413-3954