彼女とコタツでまったり。超リッチな大人の遊びとは？

数年前の外出自粛の流れから、自宅でできる遊びに注目が集まり、動画配信サービスやテレビゲームなどのデジタルコンテンツを楽しむ方が急増。その勢いは、自粛が落ち着いた昨今においても衰えることはありません。

その一方でエレガントな大人たちから支持を得ているのが、アナログなテーブルゲーム。それも単なる遊びのためではなく、インテリアとしてもサマになるラグジュアリーな逸品、つまりビッグメゾンが手がけるアナログゲームです。

メゾンのホームコレクションものは、継続で展開される名品も数多くありますが、今回は今シーズン注目の新作を中心にピックアップいたしました。

自宅に彼女を招待した際、よりふたりの時間を濃密なものにしてくれるはず。さらにそれが、メゾンのそれとなれば女性ウケも抜群かと。デジタルデトックスにもちょうどいいですから、今冬のお休みはコタツに入って彼女とテーブルゲームに興じてみてはいかがでしょう。

歴史を辿ると紀元前にまで遡るバックギャモン。エルメスが45×44cmの大盤に施した配色とデザインは、トスカーナ州シエナの伝統的な競馬レース「パーリオ」にインスパイアされたもの。メープル素材のしなやかな質感や随所に配したレザーなど、エルメスらしい柔和な上品さが魅力的。

メープル素材の駒は、レザーで色分けを施しています。さらに裏面にはエルメスのロゴが鎮座し、細部までこだわったデザインに。

1950年代に発表されたメゾン初の麻雀セットから着想を得て、再解釈された新作が登場！ 外装はルイ・ヴィトンの伝統的なトランクデザインで、ライニングは麻雀らしいグリーンカラーを採用。外見だけではそれとはわからないだけに、ホームパーティーで盛り上がるのは間違いありません。

今年リリースしたこちらは、麻雀牌をはじめとする道具のデザインを一新。コーリアン（人工大理石）と木を使用し、ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げられています。

メタルとガンメタルで色分けされた駒がモダンな印象のチェス盤。ボードに使用した素材は、プラダのアイコニックなファブリックたる「サフィアーノ」レザー。重厚感ある佇まいにレザーと駒の光沢が艶っぽさを演出します。

こちらが駒を収納した状態。ケースも「サフィアーノ」を使用しており、メタルの駒の裏には、ボード同様に白と黒のレザーで色分けが施されています。

気品溢れるカルティエのこちらはチェッカーゲーム。日本では西洋碁と呼ばれ、市松模様の盤上で互いの駒を取り合うゲームです。ラッカーウッド製のボードにアイコニックなパンテールモチーフをあしらい、実にラグジュアリー。

通常は白黒の盤面を用いるのですが、カルティエはゴールド仕上げ。その上使用する駒も大理石とあって、高級感をさらに後押しします。

サッカーボールやダイスゲームなどの小物を、ブランドを象徴するヴェネチアレザーでデザインし魅了してきたベルルッティ。こちらの囲碁もそのひとつ。同レザーとブラシ仕上げしたステンレススチールのボードを組み合わせ、男らしさ香る重厚な佇まいに。ガラス製の碁石とのコントラストが、男心をくすぐります。

完成すると、鮮やかに彩られたディオールのパリのモンテーニュ通り30番地にあるブティックが浮かび上がる、1000ピースのパズル。完成後もアートとして自宅に華やぎを与えます。没頭できるパズルゆえに熱中のしすぎには要注意。彼女との会話を楽しむのもお忘れなく。

モチーフは、アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリが、初めて手がけたクルーズコレクションのショーに着想を得たもの。中央の太陽には手書きのロゴが鎮座。