モテるバッグの最旬は色気が薫る「くったりレザー」

LEONが考える、モテるためにいま必要なことは、“ゆったりとした余裕のある佇まいからにじみ出る、さり気ない色気”。で、そんな色気を醸してくれるのが、「くったりレザー」なバッグなんです！

CREDIT :: 写真／人物・黒沼諭（aosora）、静物・渡辺修身　スタイリング／四方章敬、久修一郎　ヘア／Eiji Sato（SIGNO）　メイク／CHACHA（beauty direction）　文／竹石安宏（シティライツ）　編集／星野真琴（LEON）

「くったりレザー」なバッグが色っぽいワケ

モテるために色気が必要なのは、どんな時代でも変わらぬ事実。が、ここで気をつけたいのは、オヤジが求められる色気は時代とともに確実に変わるということ。では、いま必要なのは、どんな色気か。それは“ゆったりとリラックスした余裕のある佇まいからそこはかとなくにじみ出る、さり気ない色気である”とLEONは考えます。

そう、ひと昔前のギラギラしたセクシーさとは明らかに変わっているのです。で、そんなさり気ない色気を醸してくれるのが、「くったりレザー」なバッグなんですね。それは持つだけでいまどきな色香が薫る、頼れる相棒です。

男性●バッグ［W50×H35×D16㎝］104万5000円、ブルゾン50万6000円／ともにグッチ（グッチクライアントサービス）

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さ〜て、まずはなぜにくったりレザーが色っぽいのかを解説しちゃいましょう。詳細はここに挙げたふたつの理由のとおりですが、持った際に発揮される質感的な効能に加え、さらにキモとなるのがバッグ単体で置いておくだけでも色気が漂う点。その色っぽい置き姿が持ち主と重なって、艶なオヤジを想像させる算段です。それは持ち主から離れるバッグ特有の効能なのですよ。

バッグ［W37×H33×D17.5㎝］249万7000円／エルメス（エルメスジャポン）

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【色っぽい理由1】肌感

柔らかいだけでなく、しなやかさ、つまり弾力を兼備するのが、くったりレザーのキモ。そのしなやかさが生むドレープ（ヒダ）の曲線がレザーの艶と相まって、まるで女性の身体のラインやなまめかしい肌を想起させるんですね。さらに、その肉感、肌感がまるで、男性のしなやかな筋肉のようにも感じさせ、女性はさらにセクシーさを感じるってわけ。柔いだけのぐにゃ革では決して得られない効能ゆえ、選びのキモとしてもご参考あれ。

【色っぽい理由2】陰影

しなやかさが生むドレープは、レザーの表面に陰影を描き出します。この光と影のコントラストが、レザーをよりなまめかしく見せるんです。また陰影によってドレープの曲線的フォルムが際立ち、革の肉感や肌感がさらに強調されるってわけ。かっちり革やぐにゃ革ではまず現れない、美しい陰影こそが、くったりレザーのさり気ない色気、その陰の立役者ともいえるのですよ。

2024年10月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です