ルイ・ヴィトンに象徴されるモノグラムが、いま注目される理由とは？

モノグラムと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、ルイ・ヴィトンのモノグラム・キャンバスでしょう。同ブランドが「モノグラム」を採用したのは1896年。以来、ブランドを象徴するデザインとなり、それによってモノグラム＝ラグジュアリーという印象が一般に広まったといっても過言じゃありません。
 
モノグラムがデザインされたアイテムを身に付けるのは、クラス感演出におけるいわば王道。しかし、昨今は格式ばかりを主張するのではなく、ストリートなエッセンスを注入したモノグラムが人気です。
 
カモフラ柄とのミックス、スニーカーへの登用などなど、ラグジュアリーを象徴するモノグラムを遊び心たっぷりに表現したデザインは、まさしく昨今人気のラグジュアリー×ストリートを体現。そして、そのリッチ感と遊び心の両立は、王道なだけじゃ退屈な、やんちゃな大人にうってつけなんです。

休日バッグに丁度良い大きさのソフトトランク。レザーでトリミングされる本体には、ナイロン製の生地を採用します。そこには「モノグラム」と「カモフラ」をミックスしたプリントが。加えて、ここお馴染みのチェーンがストリートな印象をさらに楽しませます。

クラシカルなGGスプリーム キャンバスにプリントされるのは、ウェブ ストライプとFAKEのテキスト。実はこれ、もう一方の面にはNOTと記されています。2つ折り財布なので、見えるのは一方のみ。実にシャレの効いた、グッチらしいデザインです。

遊び心たっぷりな外装に対して、内装はブラウンレザーで統一しシックな印象に。カードは4枚、札入れ1、コインポケット1を配しています。

60年代に登場した「ディオール オブリーク」。本来ならクラシカルな印象の強い柄ですが、こんなクリアなメッシュアッパーとのレイヤードなら、一転してストリートな顔つきに。サイドソールの切り替えやボックスロゴも、大人ストリートを楽しませてくれます。

今年ブランド初のパターンキャンバスを誕生させたベルルッティ。クレストをモチーフにしたクラシカルで威厳のある雰囲気を、こんなワンショルダーでスポーティに楽しむのが今の気分。ブラックレザーやパティーヌレザーとのコンビ使いも、こんなバッグでは遊び心に。