今やマスクは“付ける”じゃなく“装う”?

昨年の春頃までは、マスク＝医療品という認識をもっていた人は多いはず。でも、もはやどこへ出かけるにも手放せなくなった今、マスクは医療品としてだけでなく衣料品としての役割も求められるようになりました。それを受けて、お洒落なマスクが続々と登場。メゾンからのリリースも相次いでいます。

もはやマスクを考慮せずして、ファッションは成立しない。それが良いかどうかはさておき、せっかくなら飛沫を防ぎつつ楽しんじゃいましょう。ポイントは、アウターとの質感を合わせること。それにより、マスクだけが浮くことなく統一感が生まれます。逆に言えば、そこに一家言もつことで、よりお洒落が格上げされるってコト。コロナ禍で生まれた、まさに名脇役ですね。

アノラックタイプのシェルに、イージースラックスを。足元にスニーカーを合わせつつも、アーバンなスタイリッシュさを求めた大人のスポーツスタイルです。ならば、マスクだってスポーティなデザインを。アーバン エア マスクと名付けたこんなマスクは、まさにうってつけ。

花粉やホコリ、さらにPM2.5もしっかり遮断する5層の高性能オプティマルフィルターを採用した、アーバン エア マスク2.0。人間工学に基づいた立体構造に加え、2つの換気バルブがハイテクな印象に。特にこんなオキシブラックなら、スポーツにもモードにもマッチします。

リラックス感のある大人の休日スタイルに、ニットカーデはマストアイテム。タートルネックのニットと白シャツをレイヤードし、さらにチノパンとで品良いカラーリングにまとめたとあらば、マスクだって色、生地感ともに合わせなければもったいないってものです。

やわらかく落ち着いた印象を楽しませる、エディフィス別注のコットンニットマスク。新潟県の老舗ニットファクトリーが手がけたもので、通常は高級ハイゲージニットに使用されている糸で編まれています。そもそものニットの伸縮性に加えて、立体的な編み立てにより優しい着け心地です。

キャンプ人気の今、気になるのはやっぱりアウトドアコーデ用のマスク。こちらは、ビビッドなシェルにブラックのナイロン製ギャザーパンツを合わせた、やや都会的なアウトドアスタイル。その好発色なアウターに対しては、マスクだって大胆な色使いを楽しみたいところです。

アーティスティックなプリント柄は、グレイトフル・デッドのフロントマンでありアーティストとしても名高いジェリー・ガルシアの作品をフィーチャーしたもの。持続可能な栽培法を目指したベター・コットン・イニシアティブ素材を100%使用した、地球に優しいマスクです。

突出した個性が好まれないスーツスタイル。一般的な不織布マスクや無地の黒マスクでも良いですが、ドレスらしいこだわりをにじませるのもアリ。それが、シャツ地マスク。シャツと色柄をリンクさせれば、クラシックなコートスタイルになじみつつ、新鮮なシャレ感を楽しめます。

シャツブランドが作るマスクらしく、生地には実際にシャツに使われる生地が採用されています。さらに、縫製もシャツ専業ファクトリーが手がけるというこだわりぶり。内側には2重のガーゼ、そしてノーズワイヤー付きと、ちゃんとマスクとしての性能を備えているのも見どころです。