2017.12.22

最高峰！エルメスのウォレットは究極の美しき実用品だ

財布やカードケースなどの革小物は、いわばその人のセンスを言外に表す名詞代わりと言えるもの。世界のセレブやドレッサーが支持するハイブランドの逸品から選べば、一目置かれること間違いありません。

CREDIT :: 写真／蜂谷哲実（hachiya studio）　スタイリング／稲田一生　文／長谷川剛（04）　編集／長谷川茂雄

美しく長く愛用できる実用を極めた革小物

創業者であるティエリ･エルメスが1837年にパリにて馬具工房としてスタートさせたのがエルメスのオリジン。馬車の時代に鞍やハーネスなどの製造で培った匠の技は、メゾンの伝統として後の革小物作りにも生かされているのです。そんなメゾンがリリースする革小物は、華美なデザイン性というよりも機能性や使い勝手を突き詰めた、いわゆる“用の美”の極致。

鞍作りなどで用いられる、サドルステッチという耐久性を追求した技法を、財布やカードケースにも採用しているのです。また、エルメスの厳しい目で選び抜いたレザーのみを使用しており、その強靱さとしなやかさは、実際に触れて使用することで実感が増していくもの。

確かに少々値は張りますが、長年変わらず美しく使いやすさが持続する革小物は極めて希少。まさに確実かつ納得の買い物と言えるのです。

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バイカラーが小粋なクリップ式の二つ折り

2011年のリリース以降、愛用者が増えて定番となった「ポーカー」。ポケット式の札入れではなくマネークリップ式にすることで、厚みを抑えたフォルムが特徴。写真のモデルは表にネイビー、内側にはボルドーの「ヴォー・エプソン」と呼ばれる型押しレザーを使用。14万1000円／エルメス（エルメスジャポン）

「ポーカー」の素材違いモデル。上掲の「ヴォー・エプソン」がカチッとしたクールなタッチであるのに対し、こちらのモデルは、優しくソフトな感触が楽しめる「ヴォー・エヴァーカラー」と呼ばれる革材を使用しています。 14万8000円／エルメス（エルメスジャポン）

開くと6枚のカードポケットと、その中央にメタルのクリップを配したレイアウト。表はシックなダークグリーンでありながら、内側は鮮やかなライトグリーン。バイカラーが生みだす華やかさもこのお財布のポイントです。

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小型ウォレットとしても使える極薄カードケース

カードケースである「シティ」は、キャッシュレス時代への過渡期である今こそ活用したい機能的な革小物。4つのポケットを備えたマチなしのケースは、クレジットカードや紙幣に名刺などをスマートに携帯できるのがポイントです。例えば手ぶらが望ましいパーティなどへは、重たい財布ではなくこんな小型ケースを胸ポケットに入れて出掛けたい。6万6000円（ヴォー・エプソン）／エルメス（エルメスジャポン）

こちらはソフトレザーである「ヴォー・エヴァーカラー」を使用した「シティ」。鮮やかなカラーを取り入れたバイカラーデザインは、女性に贈っても喜ばれるもの。7万円／エルメス（エルメスジャポン）

カードケース「シティ」の反対側は縦方向からカードが出し入れできるデザイン。取りだしやすいように入れ口をカットしているのも、実用性を重んじるエルメスならでは。

■お問い合わせ

エルメスジャポン／☎03-3569-3300

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