【傑作】ザ・ノース・フェイスのバックパック。その魅力を分析！

パソコンや重要書類など、転倒や人混みに潰されては困るものが、ビジネスマンのバッグには入っています。そこで、完全防護を確保するならハードケース一択。亀の甲羅みたいな、アレです。しかし、いかにもな背負い姿は、さすがにビジネススーツには不相応。その点、ザ・ノース・フェイスのアクセスパック O2は、荷物をちゃんと保護しつつも、あからさまなプロテクト感を払拭。ミニマルなデザインに仕上げることで、ビジネススーツにもカジュアルコーデにも馴染んでくれるんです。

ブラックナイロンとヘザーエンボスしたナイロン×ポリエステルのコンビ生地で、ブリーフケースさながらの配色と質感をもつこちら。バックパックではありますが、スポーティさを抑制し洗練された印象を与えます。スーツも千鳥格子でクラシカルな見た目ながら、撥水・通気・ストレッチと高機能なものをどうぞ。ビジネスではあざといスポーティ演出をしないところがいいんです。

バックパックは、意外とカジュアルコーデの方が鬼門。いかにもアウトドアなデザインやカラーリングは、ともすれば子どもっぽく見えてしまうからです。モノトーンのアクセスパックO2なら、あくまで大人な印象に。フレーム構造ならではのかっちり感が、端然さを後押しします。ならば、ニットと白スニで抜け感を出しつつも、コーデもモノトーンでシックに。

ハードケース並みのプロテクト性能を誇りながら、あくまでシティライフに馴染むデザインを両立。ワンプッシュロック付きのメインコンパートメントや、セルフスタンディング可能なバランスデザイン、効率的に配されるオーガナイザーポケットなど、ビジネスバッグとして求められる機能を満載しています。

メタル製のバックル型ロック機構。ワンプッシュで開けると、フレームを内臓した開口部ががま口のように大きく開きます。開いた状態でセルフスタンディングするので、荷物の出し入れが実にスムーズです。

背面側には、クッション入りのPCスリーブが。背中側の内側に見える細いハンドルを引くと、内部の底が連動してPCを持ち上げてくれます。よく考えられた機能が満載されながら、前モデルより大幅に軽量化されているというから驚きです。