2018.10.08
投資する!? 未来系カメラ3選。クラウドファンディングで話題の製品たち
360度カメラに3DスキャンやAI搭載モデルも!? 日々、新たなテクノロジーが生まれているクラウドファンディングから、未来系カメラをピックアップしてご紹介いたします!
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文/平井敦貴
クラウドファンディングを見れば未来のカメラがわかる!
改めて説明すると「クラウドファンディング」とは、おもに個人やベンチャー企業が画期的な製品アイデアを実現するために、一般大衆(クラウド)から出資(ファンディング)を募る仕組みのこと。海外サイトでは「Kickstarter」や「IndieGoGo」、国内だと「Makuake」や「CAMPFIRE」などが有名ですね。
そんな「クラウドファンディング」では日々、画期的なカメラが登場し、出資者を募っています。これらのカメラは資金集めに成功すれば後に製品化されるため、逆に言えば「未来のカメラ」の見本市でもあるのです。
ということでここでは、そんなクラウドファンディングで見つけた“未来系”カメラをご紹介。数年後には世間一般に普及し、世の中を変えるカメラになっているかも知れませんので、ぜひご注目を!
●Wunder360「S1」
世界初! 周囲を3Dスキャンできる360度AIカメラ
この機能を駆使すれば、自分が歩いた道や自分の部屋を、3Dプリンタで模型として再現することも可能です。(動画を見る限りその精度はまだ期待できませんが、3Dへの解析にAIを使用しているので、今後改善される可能性はあると思われます)
ちなみに、ここで使われている3Dスキャニング機能は複数のレンズを持つカメラだとその精度が格段に上がります。ので、近い将来、複眼レンズのカメラと共に「3Dスキャン」の技術はポピュラーになっていくことが予想されます。
旅の思い出を「写真」や「映像」だけでなく「3Dデータ」として保存する未来が、もうすぐそこまで来ているのかも知れません。
出資(購入)はまだ受け付けておりますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。
●Kandao「QooCam」
後からピント合わせも可能! 3レンズによる3D&4K360度カメラ!
そして最大の特徴は、360度カメラにプラスして2つのレンズによる「3D写真」が撮れるという点。2つのレンズによって写真を立体的に撮影するため、これにより「後から」フォーカスが可能となります。
例えば、遊園地を背景に人物を撮影した時に、後から遊園地にピントを合わせたり、人物にピントを合わせたり…ということができるようになるんですね。(この機能は撮影後、Windows版のアプリから編集が可能となります)
ちなみに、このQooCamはプロダクトとしてもよくできていて、3Dで撮影するときはレンズ部分を捻って「I字」から「L字」にするだけ。また、ケースはスタンドとしても使える設計なので、固定位置で撮影するのもお手のもの。
3Dカメラも360度カメラも市販のものが増えてきましたが、このようにデュアルとなったカメラは世界初ですので、一歩進んだ未来系カメラが欲しい方はぜひチェックください。
●Foxshot
どこにでもくっつく小型防水カメラ
最大の特徴は、壁でも木でも、人の体でも「どこにでもくっつく」こと。カメラの電子的な性能を高めるのではなく、物理的に機能向上したというのが画期的な点です。また、防水機能を備えているのでプールや海などで気兼ねなく使えるのはうれしいポイントですね。
表面のステッカーもさまざまなバリエーションがあるので、アクセサリー感覚で持ち歩くのもOK。初期には6種類のステッカーが付属します。
大きさは44mm四方、重量も37gしかないので、体にくっつけてもそこまで重さを感じず、アプリと連動すれば、撮った写真をそのままSNSにアップすることもできます。
自分の体に常時カメラをくっつけ、今その場で体験したことをすぐにSNSで共有する。このように、まさしく人間版ドライブレコーダーのようなものが近い未来、一般的になっているかも知れませんね。
「Foxshot」は、大手の家電量販店やネット通販サイトなどでも現在市販されていますので、気になる方はぜひチェックください。