2018.11.16
【解説】ゴアテックスのことちゃんと分かってる?
今季より新たなブランドをスタートさせ、大きな話題を集めているゴアテックス。アウトドアだけでなく、アーバンでも欠かせない存在となったゴアテックスの認識を、アップデイトしておこう。
- CREDIT :
写真/島本一男(BAARL) スタイリング/髙塩崇宏 文/安岡将文
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いまさら? いえいえ、今こそ知るべきです!
元々ゴア社は、電子機器を扱う会社。それが、1969年に息子のボブ・ゴアによって発明されたePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)によって、航空宇宙や自動車、楽器といったさまざまな分野に進出します。そして、その可能性をさまざまに追求した結果、防水性と透湿性を両立するゴアテックスを生み出したのです。
仕組みを説明すると、PTFEを大きく薄く延伸することで、1平方センチ辺り14億個という微細な孔が生まれます。その顕微鏡レベルの極小の穴が、水滴は通さず水蒸気だけを通してくれるのです。そのシートのことをゴアテックス メンブレンと呼び、求める性能に応じて様々な表生地と組み合わせたものが、ゴアテックス ファブリクスと呼ばれているのです。
さらに、ゴアテックス メンブレンにドット加工することで耐久性を上げ、より薄く軽い生地との2レイヤーを実現させたゴアテックス パックライトや、高い防風性を備えるメンブレンを組み合わせたゴアテックス ウインドストッパー、透湿性を高めたゴアテックス アクティブなど、さまざまなスペックのゴアテックスが展開されています。
今回は、新ブランドとなるゴアテックス インフィニウムをはじめ、代表的な3種類のゴアテックスを紹介したいと思います。
◆ ホワイトマウンテニアリング
快適性がさらに向上した、伸びるゴアテックス
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それら性能を最大限に生かすために、ホワイトマウンテニアリングは表生地もハニカム状に収縮し、より高い伸縮性を持たせた構造に。さらに、立体的で追従性の高いカッティングを多用。止水ジップやフィット感の高いハイストレッチ素材を後ろ裾に配するなど、細部における作り込みも抜かりありません。
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◆ ノンネイティブ
プロ登山家も納得のハイスペックお洒落シェル
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専門性が高く街では明らかにオーバースペックなので、一般的にアパレルブランドでの登用はほぼ見受けられませんが、ノンネイティブはやってくれました。ナイロンリップストップ生地との3レイヤーを採用した、アルピニスト フーデッド ジャケットは、登山にも耐えられるスペックを搭載。とはいえ、やはりファッショナブルに見える辺り、さすがノンネイティブです。
◆ ストーンアイランド
その着心地に興味津々な、話題の新ゴアテックス
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ストーンアイランドの一着では、ゴアテックス インフィニウム ソフトラインド・シェルを採用。レザーのような質感ですが、永久的に防水性が確保されると同時に、透湿性やストレッチ性を備えるのが見どころです。スウェットシャツと銘打つとおり、重厚なルックスとは裏腹なソフトな着心地になっています。
■ お問い合わせ
ストーンアイランド 03-6271-4654
ベンダー 03-6452-3072
ホワイトマウンテニアリング 03-6416-5381
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